りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

カテゴリ:夫のこと > 自己愛性人格障害(NPD)

相談なしに勝手に別居を決められてからもう何年たったかな。

夫は、自由にしているつもりでも、尻尾は私が押さえている様なものだ。

女性を馬鹿にしないで。結婚をなめないで。子育てをなめないで。世間をなめないで。

だから簡単には縁を切らない。向こうは向こうで、家族をキープしているが、お互いの目的は全く違う。

こちらに泣きつく時だけ連絡してきて、自分の我儘を通したい時は、嘘をついたり、内緒で行動している。
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夫が社宅のアパートに住んでいた時は、合鍵を自宅に置いていたので、昼間にいきなり訪問するつもりだった。
それが楽しみだった。子どもに手がかかり、仕事にも追われて、延び延びになった。

さあ、今年は行くぞ、と思った時には、いつのまにか引っ越ししていて場所もわからず。


結局今は、大家さんの家の敷地内の古い家を借りているとか。大家さんちの玄関の目の前に入り口があるらしい。だから人の出入りは丸見え。

郵便物も、大家さんが受け取り、持ってきてくれるらしく、プライバシーは無さそうだ。

何でそんな所に?と聞いたら、家賃が激安だからという。


私は夫の部屋の中を見たいだけで、夫に会いに行くわけではない。ましてや、夫の嘘に合せた妻を演じさせられるのは嫌だ。


大家さんが見ているなら、私が行けば、面倒臭い事になるのは想像ができる。

以前、「そろそろそっちに行って見たい。泊まれる様な部屋だよね?」と質問して反応を見た事がある。

その時は、「今は狭いから無理だよ。もっと広い部屋を借りてから来たら」と言われた。

合鍵もないし、大家さんがいるし、今は来ないだろうと安心している事だろう。


そもそも、その話(家の事)もどこまで本当かわからない。私を来させない為の嘘かもしれない。

「安いホテルに泊まるから、帰宅する費用を私の旅費にあてて呼んで」と言うと、
「呼びたいが、お金が無いんだよ。旅費をだすと送金するお金が無くなるよ」だと。

いつもこういう風に、「そのかわり、~なってもいいのか?」とこちらに不都合な事を駆け引きに使う。このやり方は、どうやら子どもの頃から使って、周りを黙らせてきた様子。


(ほう、そうなのか。なら、なぜ年に何回も飛行機で実家に帰ったり、旅行に行っているのかね?
車を2台買ってたり、パソコンを増やしたり、お金使っているよね。

結婚して長いけど、一度も家族の車、携帯、パソコン、旅行、学費、何にもお金を出してないよなあ。

そうだ、結婚式も新婚旅行も私に全部ださせたまま、うやむやだよね。)

今は言わない。後からまとめてどかーんと落とす為にとってある。

おそらく「は?そうじゃないよ。嘘だろう。妄想はやめてよ。」と言うだろうな。それとも「もう時効だ。法的には問題ない。」と言うかな。





以前にも話題にした事があるかもしれない話だが、これもだいぶ前の出来事。ガラ携を使っていた頃だった。

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別居し始めた頃、夫から連絡もなく宅配便が何度か届いていた。


ある時、届いた箱の中に古い携帯が入っていた。

夫は、物を大事に扱わない。すぐに紛失したり、壊してしまう。買ってはすぐに飽きる。節約はできない、整理が苦手で全てがだらしない。部屋は物であふれ、不潔だ。今もきっとそうだろう。

送ってくる箱に部屋の臭いがついている。中の物はもっと臭うからわかる。

まだ使える物を家族に送る事で、浪費の後ろめたさを消そうとする。家族を助けるつもりで一石二鳥のつもりか。

感謝の言葉を要求してくる。
家族が貧乏に苦しむ事が夫にとっては、家族のお手本、あり方なのだ。
どんなひどいご主人様であろうが、尊敬して耐え、ご主人様をたてるべきである。と言う。そしてそれだけの価値が自分にあると思っている。


携帯が届いたその日にメールがきた。
「携帯、壊れたから機種変更した。まだ動くと思うからそれに機種変更しなよ。」と言ってきた。
                                          

私はすでに自分で新品を契約して持っている。仕事で必要だし、なぜそんな汚れて、壊れたという携帯に機種変更しないといけないのか。意味不明。


最初から「壊れた」の嘘はわかっていた。いろんな物をそうやって送ってきたから。何回同じ嘘で騙せると思っているのか、と可笑しくなった。


もし「壊れてなかったよ。まだ使えるのになぜ買い換えたの?」と聞けば

「あれ?おかしいな。動かなかったのに。直ったのかな。じゃあそっちで使えるから助かるだろう。使えよ」と言うはずだ。全てこの論法なので、またかよ~もう相手してられないよ~と言う気分。


その後も「早くそれを使えよ。せっかく送ってやったのに。」としつこく言う。

私は携帯については「後で」と言い、放置していた。

また「どうだった?携帯使ってるか?」と聞いて来た。

「機種変更の予定もないから、まだ触ってもいない」と返事をした。

すると不機嫌になった。

「せっかく送ってやったのに」、「次の機種変更は中古で充分だろう。」「贅沢だ」とか、自分の事を棚にあげて理不尽な事を言い出す。

面倒臭くなり、その携帯を、捨てることにした。汚れてるし、臭いし。

その前にデータが残っていないか確認し、リセット後、破壊して処分することにした。

データをチェックしたら、全部消してあった。と思ったら、受信メールの一部だけが残っていた。

ダメじゃないか。消し忘れているじゃん、と思ってみると、それは私からのメールだった。

それも、選んだ内容のものだけが残されていた。

前後のやり取りを消してある為、そこだけ読むと、私が金の亡者みたいに見えるメールだけ残してあった。夫が原因であるとわかる内容や普通の無難なメールは消してあった。


夫は自分の借金返済や税金納付もしないので、毎月期限の前には、払う様にメールをしてきた。夫は私が疲れ果てて、諦めて私が立て替える様に仕向けている。諦めたら負けだと我慢して催促してきた。

送信したのは1か月に1度でも、連続して見ると「お金を送って」としつこくメールしている様に見える。
それに、私に支払い責任はないとわかる内容のメールは消してある。これは何かの意図があると言わざるを得ないだろう。

夫はこれを、他人に見せて「ほら、妻が贅沢ばかりしてお金を催促してきて大変です。借金もしているみたいです。」と大嘘を言える様にしていたのだろう。
私の怒りが伝わる部分だけを見せて、「妻はモラハラをしてきます」と言っているかもしれない。

夫はデータを消し忘れたふりをして、それを私に見せることで、嫌がらせをしたかったのだろう。

何の反応も無かったから、面白くなかったはずだ。だからしつこく「使え」と言ってきた。

私が、残されたメールを見て、不愉快になって抗議するのを待っていた。

そして、
「君のメールは大事だから、全部保存していただけ。そこだけ消し忘れていたんだな。君からのメールを大事に扱っているのに何を怒ってるの?そうやって僕を悪者に仕立て上げるんだね。こんなに大切に思っているのに被害妄想だよ。」とニヤニヤしながら言うのだ。いつも通り。

私を不愉快にさせる事が目的なのだ。そしていざという時は、こういう細工もできるぞと暗に伝えているのだ。

この頃、夫から電話がきて、会話を録音されたりした事もあった。
黙って転職し引っ越し先も教えなかったのがばれた時だ。

私が怒る声を残そうとしたのかもしれない。

この時は、夫の話し方に違和感を感じ、録音されている気がしたので気をつけて話した。

「君からの文句のメールは証拠に保存しておくからな」と言われた事もあったから用心していた。

被害妄想は、夫の方だ。だからこんな事をする。

誰かに盗聴されていると言いだしたり、陰謀論を持ち出す。
「そんなにあなたは重大な立場にいませんから大丈夫」と言いたかったが。自意識過剰だ。

物を無くすと、私が隠したと思って居たり、私が社長のスパイだとか、単に自分がだらしないだけの話を、陰謀論にすりかえる。そこまでしても自分を守る。反省する事がそんなに嫌なのかと思う。

馬鹿らしくて相手にしないことにしている。


この携帯の事も、結局は「全く動かなかったから破壊して捨てた」と伝えて終わりにした。

さぞがっかりした事だろうな。


という私もかなり鍛えられてきたなと思う。離れているからこそ耐えられる。
手強くなったと思ったのか、最近はこういう事は減ってきた。

嫌な所が似てきそうで困った。もっとお互いに向上しあう関係でいたかったのに。




夫が「車を手放すことにした」と自分から言ってきた。


「車を手放す」という言い方がひっかかる。


「手放す」と聞けば、大事な物を仕方なく売るとか、処分するみたいなイメージを持つ。
夫は私にそう思わせたいのだ。またかって感じ。

真実は、車を「買い換える」のだ。こちらに連絡がきたからばれている。
ばれたと知らずに、「手放す」と言ってくる。

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確かに「手放す」というのは嘘ではない。その後、「別の車を買う事を言わないだけ」だ。

仮に、「買い換えるなんて聞いていない、手放したと言っていたじゃない!」と私が文句を言ったとしよう。言うつもりもないが、夫は常にそこまで考えている。

私が勝手に妄想したのが悪いと言うだろう。

「手放したと言ったのは嘘じゃないだろう、誰も買い換えないとは言っていない」と言う予定なのだ。いつもその論法なので、こちらは慣れている。

ばれなければばれないで、妻は自分が節約して苦労していると思い込むから、どっちにしても便利な言い方だと夫は思っている。

こういうずるい言い方、政治家がよくやる様な?

面倒臭い。勝手に先回りして言い訳してくるレベルが低すぎる。黙って普通に義務を果たせばよいだけ。

子どもの制服代や学費まで、そう言って送金拒否したなあ。

この言い訳を先に考えて行動する癖は、どう考えても夫にとって損だろう。

夫は自分が一番怖いのではないか。

一番真実を知っているのは自分だから。

いつも自分に責められているんじゃないか。

家族への責任から逃げても、嫌な職場から逃げても、自分が全てを知っているはずだ。

いくら記憶を塗り替えても、心の奥底には真実の記憶が残っている。

自分からは逃げられない。誰も助けられない。




夫からメールが来た。

こちらからの家族の為の送金関係、夫の借金の返済の連絡は無視するが、自分の事となると命令口調で指示してくる。

「印鑑証明を送れ」「住民票を」「戸籍謄本を」などと時々頼んでくる。そういった大事な書類をこっそり取り寄せる事は面倒なのだろう。印鑑登録証もここにある。

理由を言わずに頼まれても、簡単には引き受けない。信用できない。


何をするかわからない。ただでさえ、すぐに詐欺商法に乗っかる人。

理由を聞くと、母親の相続関係に使うとか会社で必要だと言う返事が多い。

今回は、「車を手放す事になったから必要。」と自分から先に理由を言ってきた。


車を買っていた事なんてそもそも最初から知らない。いつのまにか買っていた事を知った。

しかも2台も。ばれた時、「あれ?言わなかったっけ?」ととぼける。
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結婚当時、夫はローン会社からの催促の電話に対して
「あれ?振り込んでませんでしたっけ?おかしいな。今から調べてみます。」
ととぼけていた。

私に内緒の借金だったが、目の前で電話を受けてばれた時だった。

平然と「こうやってとぼけると、相手は簡単に騙せるよ。これでいつも誤魔化せる。教えてやる」と言った。私はこんな人だったのかと落胆した。

そんな私の反応を見ても、人の気持ちを読み取れない夫は、自慢気だった。

私に自分の手の内を見られた事に気が付いていない。同じ事を私にもしてくるし、騙せると思っている。

そういうところの配線が外れている。

再び強い督促がくると

「返したつもりだったんですよ。ただの勘違いじゃないですか。そんなに人を疑うなら、今後返しませんよ。いいんですか。回収できなくて困るのはあなたでしょう。こっちは返す意志があると言っているのに!」

と逆切れしている。いや、キレている演技だ。誰にでも、いつも同じやり方なので、私から見れば、何て白々しい、と呆れる。さっさと返済すればいいことだ。自分が100%悪いのに、催促する相手が悪いから返さないと理由をつける。


話をすりかえ、相手を責めて誤魔化すのは、私との話し合いでも同じだ。


人生の体験を積み上げて人格を形成していく事ができず、最初の成功体験だけにこだわり、その時のやり方が絶対的方法と信じる。

子どもの時についた嘘で、大人に許してもらった体験があれば、それを大人になってもずっと繰り返していくのだ。

女性の実家のお金をあてにする性質も、最初の彼女がお金持ちで、相手の実家から色々してもらった事が、夫にとっては、「これが当たり前のこと」だとインプットされたのだろう。(と最近納得がいった)


この返済についての演技も、たまたま最初にそれで許してもらった事を、全てに通用すると思い込んだのだろう。

大人の世界で、子どもの言い訳なんて通用しない。そこがわからないところが致命的なのだと思う。


成功体験ではなく、最初の失敗体験も同じで、反省を知らない夫は、深く根にもち、恨み、コンプレックスとなり、関係のない人に復讐してそれを晴らそうとする。

それがモラハラ、DV、職場での失敗に繋がっている。

そのせいで、何をやっても同じ地点から動けない。どんなに逃げても言い訳しても夫は救われない。

自分が過去のこだわりにコントロールされている限り、夫は成長しないまま、関わる人達を巻き込んで、後始末もしないで人生を終わる事だろう。

いくら気が付いてほしいと訴えても、無理だった。気がつくのが怖いのだろう。夫を変えられるとしたら、義母しかいないと思う。

だがもういない。夫は義母が亡くなった時、悲しむ顔も見せず、むしろ解放されたようだった。

葬儀の時、親族に「悲しくない。なんかホッとした。」と言ったそうだ。あんなに母親の愛情を求めていたのに。求める必要が無くなったからか。いかに夫の心の中に重く存在していたか。

かと言って、何も変わっていない。


夫が他人なら、何の被害も与えられないなら、同情したと思う。それは理解した上で、これからも戦っていく。

年末の返事はせず、放置していた。

向こうからも何も言ってこず、結局帰ってこなかった。
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今朝、メールがきた。
「ハーイ!おめでとー!」
これだけだ。

この能天気さが理解できない。自分にとって思いたい様に思う癖がでている。


まあでも、これが救いになる時もあるけど。


しかし、何だろう。こういうテンションでいる神経もわからないし、家族の事は全く他人事と言うか。


こんなメールをするかと思えば、別人の様に意地悪をするのだから。慣れてしまった。もうどうでもいい。


初詣に行ってお御籤ひいたら大吉だった。めったにひかない大吉。良い事が起きるかな。


もうすぐ平成が終わる。

悪い事は年号の終わりと共に去りぬ…で、今年は皆様にとっても自分にとっても明るい未来を感じられる年になりますように。

明けましておめでとうございます
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予想通り、夫は帰宅するかどうかの連絡もなく、結局帰宅せず、私は子ども達といつも通り楽しく過ごしている。

このまま数年会わずにすむかもしれないが、突然向こうの都合で(世間体を繕う為とか何かしでかして、泣きついてくるか)会う機会もあるかもしれない。

夫のアパートの鍵を持っていた時は、こっそり行ってやろうかと思っていたが、今は引っ越してしまい、鍵も無く、それができなくなった。今はそこまでする気持ちも無くなった。

その時間と費用とエネルギーを自分の為に使いたい。旅行した方がまし。


籍だけ入っていて、実態は他人だと私は思っている。が、子ども達や肝心の夫はそうでは無さそうだ。

子ども達が、父親の存在だけでも必要としている気持ちも尊重したい。

話は変わって、初詣に行き、久し振りにおみくじで大吉を引いた。


今年は良い年になるかなあ。どうぞ家族が健康で明るく過ごせますように。




最近、右腕にしみが増えてきた。紫外線によるシミ、老化現象だと思う。

冬は長袖で隠れるので日焼けは気にしなくてすむのだが、ふと気が付くと左手で無意識に右腕をつねっている。痛くなるまではやっていないが、皮膚を指で擦ったり、ひっかいたりしている。

あ、またやっていた。と思い手を引っ込めるが、気がつくとまたやっている。

最近急に増えた右腕のシミは。紫外線のせいもあるかもしれないけど、この癖も関係あるかもしれない。


いつのまにこんな癖が。なぜ、右腕なんだろう。


私の中に心理的な何か闇があるのだろうか。考え過ぎ?


とにかく気をつけよう。見た目も悪い。夏でも長袖を着ないといけなくなる。

これが子どもの行動だったら、口には出さないけどとても心配するかもしれない。

何かストレスが溜まっているのかなあと。


自分の事だと、たいした事じゃないと思ってしまう。
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夫は未だに爪をイジイジと噛む癖がある。


「もしかして爪噛んでる?」と聞くと「爪なんか噛んでいない。指を見ていただけだ」と言い張る。
慌てるわけでもなく、恥かしがる事もなく、とぼける。

夫は、仮の話、服を脱いでても、「服は着ているよ」と言う人間だ。最悪「服が勝手に身体から離れた」とまで言う。絶対嘘だと明らかなのに、平然と言う。

幼児が悪戯をして親に叱られるのを怖がって、嘘をつく事があるが、それと全く同じ事をおじさんになってやっている。

誤魔化すという事は、”してはいけないと自分でもわかっている”という事だろう。


子どもの時から、ずっと注意されてきてて、その都度こうやって誤魔化してきたのだろう。今更私の言うことなんて聞くわけないか。でも、人前でやったらみっともないと思うが。


夫が甘えたかった義母はもういない。今頃誰も注意する人のいない部屋で、思う存分爪を噛んでいることだろう。



先日テレビの番組で、仲良さそうな60歳位のご夫婦が出ていた。たまたま街で声をかけられた風だったが、そこのご主人を見ていて思うことがあった。


15年ほど、単身赴任をされていたが、ある事がきっかけで退職し、家族の元に帰って自営業を始めたそうだ。


今、その仕事で出張中だったが、奥さんも一緒に連れて来ていて、空いた時間を一緒に遊んで過ごしているところだという。

なぜ退職されたのかと理由を聞くと、
「単身赴任で長男とはほとんど一緒に暮せなかった。ある時長男が、”うち、親父いねーし”、と人に言っているのを知った。これではいけないと思った。次男にも同じ思いをさせたくないと思い、仕事を辞め、家族と一緒に暮す事を選びました」


そうだよね。普通のお父さんならそう思うよね。

でも、この方は、恵まれた方だった。最初の仕事は、官僚。辞めて始めた仕事は税理士。


能力のある人はいいよなあ。辞めるにしても、きちんと先の生活を考えてご自分の能力を活かしていける。しかも常に責任感に基づいての行動をされている。

仕事もハードで、ストレスが溜まりまくっていたとおっしゃっていた。何をするにしても、真面目に取り組む方なのが伝わった。


それに比べ、何の手に職もなく、資格もなく、ただ地元の国立大学をでたというだけのうちの夫は、自分はエリートと勘違いして、仕事を馬鹿にして嫌な事があるとすぐ辞めて、結婚も責任が重くて嫌になって逃げて、自分は社長になるべき人間だと言って、何の信念も無いまま自営を始めて失敗する。

子どもがどんなに苦労や我慢をしようと、目を背ける。「これではいけない」なんて思わない。

私が子どもの事を考えろと訴えた事もあったが、「誰のせいだ」とか「社長のせいだ」とか訳のわからない言い訳しかしなかった。


テレビのこのお父さんは、仕事でやむなく単身赴任だったわけだが、うちの場合は、自分から出ていったのも違う。


想像した。もし、この番組を夫と一緒に観ていたら、きっと夫はこう言っただろう。

「僕と全く同じじゃないか。やっぱり自営が一番だよなあ。僕は悪い人に足を引っ張られて被害にあったけど、この人は運がいいよ。」
と上から目線で偉そうに。


「全く違うよ。天と地の差ほど。」と言ってやったらどんな反応するだろう。
また「○○のせいだ!」とどこまでも自分を守るだろうな。


同じ別居生活でも、老後こうやって家族を愛しむ人なら苦労した甲斐があるだろう。



 続き


子どもが「そんな事したら、犬が怖がるだろうッ」と夫に言った。


すると夫は、フンと馬鹿にした顔でこう言った。


「犬なんて所詮獣なんだよ。なめられたら手に負えなくなる。最初のうちに棒でたたいたり、力でおさえこまないと躾けなんかできないんだよ。こっちがお前より上なんだぞと教えてやろうとしたんだよ。」



何を言っているのだろうと、唖然とした。

このまま夫を放置していたら、小さい子犬に何をするかわからないと思った。


「それは狂犬に襲われた時の話でしょう。こんな小さくて怖がっている犬に、そんな事して言い訳ない。それで犬に好かれるはずがないでしょ。愛情をかけて初めて信頼されるものでしょう?」

と私は怒った。


すると「だって、親父がそう言ってたんだぞ。うちでは最初に親父がそうやって躾けてから飼っていたんだ。」と言うのだ。


デター!
「お袋が言ったから!」「親父が言ったから!」~ お前さん、いくつなんだい?


「動物虐待じゃないの。うちはそんな事は絶対やらない。間違っている。あなたはこの子(犬)には一生嫌われたままだわ。犬好きの人とは思えない。」

と言って、夫にはわかってもらうまで、触らせない様にした。

夫の実家で昔飼っていた犬が、大きくて躾けが悪くてすぐに噛みついたりしていたのかもしれない。

危険を感じて、舅が犬をたたいたのかもしれない。それはそういう状況だったからと思わず、そのまま父親の行動が正しいと信じ、どんな犬でもどんな状況でも、同じ事をすればよいと思い込んでいる。


夫は、自分で積み上げた考えというものが無い。いつも人の真似なのだ。


犬に好かれるとか、犬好きとか言っていたのに、現実は真逆。夫は何をしてもこんな調子。


さんざん立派な事を言い、期待させといて大きく裏切る。

またか、ああうんざり。と疲労感が半端ない。



その後、あまり帰宅しなくなったので、犬との接触は少なくて良かったのだが、犬に好かれようと一応頑張ってはいた。

犬にはどこかのお客さん位にしか思われていなかった。


犬はまるで夫の事を把握していたかの様だった。

小さい体で、「僕が家族を守るんだ」と思っているみたいで、私を助け、癒してくれ、子ども達の成長を見守ってくれた。

夫よりずっと信頼でき、癒してくれる存在だった。


その犬も天国に旅立ち、寂しくなった。


夫に亡くなった事を伝えると「いい犬だったのに、ショックだなあ。」と言っていた。

が、その後、夫から宅配便が届き「犬の餌を貰ったから食べさせて」とメールがきた。


亡くなった事をそんなに簡単に忘れるものなのか。

嫌がらせではないだろうが、何をしても人の心をイラつかせる。

夫がふらっと帰宅して、家の犬と初対面した時の事だ。


小型犬で、まだ子犬。やっと、私や子ども達に慣れてきたところで、お気に入りのハウスのベッドにちょこんと座っていた。


「犬はどこ?」ときょろきょろ探す夫。ハウスを見つけ、すぐに犬の前に行って中を覗き込んだ。


知らない人に突然覗き込まれた子犬が驚くのは当然、「ウー」と言いながら警戒していた。


するとそれが気に入らなかったのか、夫は犬を睨み付け、犬に向かって「ヴ―ッ、ガオーッ!」と叫んだのだ。


臆病で震えていた子犬。やっと我が家に慣れてきたところだったのに。


突然こんな中年男が唸って来て、不快なはずだ。


当然、犬はおびえて、ワンワン吠えた。懐くはずもない。これのどこが犬好きで、犬に慕われる人なのか?

もっとやり方があるだろう。本当に犬を飼っていたのか?また嘘か?と疑ってしまった。


子ども達も、夫の行動に唖然としていた。


その時、夫が驚く事を言った。    続く



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