りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

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実家のこと

夜、さあ寝ようかなと思っていたら、母が叫んだ。「あ。リンパ腫って書いてある」「悪性って書いてある!」え?何を見てるの?やばい!と思い、見てみると、封がしてあった病院の封筒を勝手に開けて見ていた。そんな封筒をなぜ置いている?弟は何をしているのだ。病名を書い
『病名がバレた』の画像

昨日は、PET検査と脊髄からの血液採取だった。PETの結果は、午後に担当医から聞けた。再発は見られず、手術をしたところに反応はあるものの、炎症かもしれないし、その部分は悪いところは取っているので、今すぐどうのということはないそうだ。だが、病名は変わらず、厳しい
『PET検査の結果』の画像

昨夜は少し慌てた。感染に気を付けて過ごすようにと病院に言われ、わかっていないのが母本人。体調が何ともないので、動き回る。ちょっと目を離すと?普段開けない物置をあけて、埃まみれになっている。注意しても、「すぐ終わるから」とマイペース。言わないと、手も洗わな
『夜中に救急で』の画像

その立場にならないとわからないとか、体験しないとわからないという事はいつも意識はしているつもり。介護をする立場にならないとわからないという事も、わかっていたので、友人が毎週実家に通ってお世話を頑張っていた時や、亡くなった時も、よけいな事は言わず、ただ彼女
『言葉の難しさ』の画像

「食べきれない。」と言われるほど、できるだけ栄養と消化の良さを考えて食事を作り食べてもらっている。父も、固いものは苦手なので、むしろ食べやすくなり、良く食べてくれる様になった。私がいるうちに少しでも太ってもらいたいものだ。買い物は弟に車をだしてもらい、ま
『日に日に回復している様に見えるが』の画像

駅に着くと、弟が迎えに来てくれた。車の中で、これまでの医師の説明を話してくれるが、何回も聞いたことで、私の意志も伝えている。さあどうするかと言われても、精密検査をうけてもないと何も決められない。今気にしてもどうしょうもない。そんなに心配ならもっと家の事や
『疲れる』の画像

朝早い新幹線で実家へ向かう。行ったり来たりがこれから何回続くのだろう。帰る実家がまだある事の大切さをしみじみと感じる。玄関を開けた時の、両親の顔と声。いつまで見られるのだろう。今日はまだ大丈夫。今まで通りの両親がいる。このままずっと消えないでほしいと願う
『平和な情景を守りたい』の画像

昨日、母から、「今日退院した」と連絡があった。余命少ない重病とは思えない声だが、帰宅し、さっそく荒れた台所の消毒や片づけだけで疲れたようだ。母は、弟と父に「せめて掃除機だけでもかけておいて」と頼んでいたのに、二人とも何もせず、病気の母にやらせるつもりだっ
『呆れた~母の退院』の画像

母から、毎日多い時は3回も電話がくる。内容は、今日の食事の内容や便通のこと、医師のことなど。じっとベッドにいても、不安が消えないのだろうし、元々お喋りで発散する人だから、誰かと話すだけで気がまぎれるのだ。娘なら気兼ねなく、今までもかけていたんだし、良い相
『絶対に来てほしいと言われた』の画像

当然なことだが、母の不安は消えることなく毎日何だかの言葉で訴えて来る。再検査をする事が怖くてしかたがないようだ。腸の手術は大成功のようで、順調な回復。他に痛みも何もなく、このまま元の生活に戻れるはずだった。母の気持ちを想像すると”回復しているのに、また再
『母の不安の原因』の画像

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