りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

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母の事~悪性リンパ腫

15日の夕方6時過ぎだった。声は枯れて、力が無く、ろれつも回らず、よく聞き取れないのだが母は何とか頑張って話そうとする。「足はまだ痛い?あれからどうだった?」と聞くのが精一杯の私。「足も痛いけど、もう靴はいらないわ。もう私はダメだと思う」と言う。「昨夜、
『私はもうだめだと言う』の画像

一昨日の夜10時に母から電話がきて「足がむくんで痛い。」と言ってきた。大きめの靴を持っていくことになったがすぐに「あ、10時だわ。叱られるから切らなきゃ。また明日かけるね」と言って、きれた。朝と夜の区別がつかないと言っていたが夜の10時だとしっかりわかっ
『母の心残り』の画像

父の希望通りのサービス付き高齢者住宅?が一軒見つかった。実家からも近く、マンションの1室を借りる感覚。病院と併設なので急病にも対応。料金も安く、父の年金でやっていける。自由に過ごせるので、昼間はいつでも自宅に帰れる。食事は部屋に運んでくれる。ここいいねと
『父の希望』の画像

面会に行ってきた。母は横になって泣いていた。「だるくてだるくて…」と言い、起き上がりベッドに腰かけた。腰や背中をもんであげると「気持ちいい。ここでは、痛いと言っても誰もさすってもくれない。そうやって手をあててくれるだけでいいのに。」と言いながら、嬉しそう
『泣いていた母』の画像

今日は、私にとって2度目の面会日。実家にいる限り、約5日置きに母に会える可能性がある。いつまでいようか。一度帰宅したいが、帰ってしまうと再び帰省した時、面会する為にはまた2週間の待機期間がある。どうしても、会うとしたら病院でPCR検査を自費で(2万近く)受け
『簡単に行き来できない』の画像

続き母は、今までの健康な時なら私には言わず、弟をかばうだけだったと思う。でも、今はそうではない。心から失望し、全ての本音を私に吐き出す。父が管理する様になって、結果的には良かったと思う。更に、弟に対して腹がたつことがあった。弟が、使い込んだお金を私に渡し
『母の本音』の画像

先日、父が自分がお金の管理をすると言い出し、通帳全てを書斎に持って行った。両親の物だから当然と言えば当然。ただ、父に任せて大丈夫かなと不安があった。詐欺に騙されたり、不用心なので泥棒に盗まれる心配があった。必要な経費は言えばだしてくれると思うから私は何も
『弟に不信感』の画像

結果から言うと母はまだ大丈夫だった。母の顔は子どもの様に幼くなり、話はいつもの母に戻った様にしっかりお喋りができた。鎮痛剤を強くしたお陰だろうが、母がとにかく苦しまなければいい。副作用なのか、弱って来たせいなのか「ほんの短時間のうたた寝で夢ばかり見るのは
『面会できた』の画像

昨日から、母からの着信がなくなった。かけてみようかと何度も思ったが夜、また苦しんで、疲れて、そして強い薬で眠っているのかもしれないし電話が負担になってはいけないと思い、かけられない。弟にもかけていない様子。日に日に悪化している。神様どうか、母を苦しませな
『電話が来ない』の画像

母は、夜になると痛みが増し体力を消耗し、睡眠もとれず電話をかけてくる気力も減ってきた様子。緩和ケアは、痛みに即対応して患者が安楽に過ごせる様、処置が早いのかと思っていた。そうでもない様だ。薬の効目が弱い時は、更に痛みを訴えさせてから強い薬に変えるので痛み
『想像を絶する辛さ』の画像

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