片側3車線の交通量の多い道路を運転中、
赤信号で停まっていた時、
横断歩道を渡る30代位の女性に目が行った。
よろよろしている。泥酔?まだ午後の3時。
耳にイヤホンをしていた。
横断歩道をまっすぐ歩かずに、途中から車道を歩きだした。
え?どうしたのかな。具合が悪いのかなとじっと見ると、
よろよろしているのは、どうやら踊っている様にも見える。
音に集中し過ぎてる?
手足を動かし、身体を揺らしながら、目は足元を見ている。
全く周囲を見ずに。本当に酔っ払いみたい。
幸い、車が来てなくて良かったが、ハラハラした。
すぐ横には広い歩道があるのに、
危険な車道を歩くなんて、何故気が付かないのだろう。
外見で人を見てはいけないけど、
女性は家が近いのだろうか、髪は長くぼさぼさ、
部屋着というか、パジャマみたいな服を
だらしなく着ていた。

泥酔していて訳が分からず外を歩いているとか、
何か薬で意識が朦朧としているとしか思えない行動に
危ないし、大丈夫かなあと運転席から見ていた。
すると、タイミングよくパトロール中のパトカーが来た。
あまりにすぐ登場したので、
この人を尾行していたのかと思うほど。
パトカーが横に来ても女性は気が付いていない様子。
そこまで音に集中できるもの?
「歩道を歩いてください」とマイクで注意された。
女性はすぐ歩道に移動した。
まだ信号待ちをしていた自分は、その後の彼女の様子を見ていた。
まだ音に没頭しながら歩いており、更に踊りの動きが激しくなった。
パトカーに注意されても、はっと我に返る様な様子は見られなかった。
あのまま、無事に帰宅したであろうことを祈るが、
歩道であっても、後ろから自転車が突っ込んで来たり、
スマホを見ている人とぶつかったり、
電柱にぶつかったり、転倒したりと危険はいっぱいだ。
自分も、散歩する時イヤホンで音楽を聴きながら歩こうかなと思ったりする。
この歳で転倒するのは危険だし、
骨折してそのまま後遺症が残ったら嫌なのでやめている。
周囲をよく見て、車などの音も聞いて、
気を付けながら歩く様にしなくてはね。