りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

カテゴリ:つぶやき > 昔の出来事


今日は、高校野球の決勝戦。

暑い中、高校生の体力が心配になる。昔と気候が違うから、屋根をつけるとか、何か考えてほしいものだ。

甲子園と言えば、かなり昔の話だが、高校野球の応援に行った事があった。

地元のチームが準決勝まで進んだので、1人で応援に行った。

当時は今ほど温度が上がることは無かったが、日焼けを気にして長袖のパーカーを着て行った。

外野席で応援した。くもり空で日差しは弱くて良かったが、湿度が高かった。
パーカーのフードをかぶり、首にはスカーフ、手袋、長袖で、身体を太陽から守る為に包み込んでいた。

1時間ほど過ぎた頃か、急に気分が悪くなった。力が抜け、吐き気、耳鳴りがしてきて倒れそうになった。

どうしたんだろうと戸惑い、寝ころびたくなり(つまり倒れそうになり)隣の知らない人に助けを求めようかどうしようかと迷った。

その時、ふと、(もしかしたら熱がこもった?)と思い、薄れゆく意識で、倒れまいと必死になりながら、パーカーをぬいだ。肌を空気にさらした。

すると一瞬で、すーっと気分がよくなってきたのだ。
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そうか、熱がこもるとこうなるんだと、体感した。
あのまま、気が付かずに服を着たまま倒れていたら、大ごとになっていたかもしれない。
周りの人に迷惑をかけただろうし、恥かしい。

その後、風通りの良い場所で動ける所を選んで、自由に動けるように人の少ない所で立ったまま応援していた。
その後は気分が悪くなる事もなく、試合も勝って楽しい気分で帰る事ができた。

それ以来、日焼けを気にして全身包み込んでいる人を見ると心配してしまう。
最近は通気性の良い素材が多いので大丈夫かな。


保育園にこっそりレコーダー?を持ち込ませて、保育士の様子を録音し、保護者が園の虐待を訴えた件。
よくぞ、わからない様に子どもにレコーダーを持たせられた事にまず驚いた。


こういう事件を聞くと、我が子の保育園時代の悔しい出来事を思い出す。

4~5歳なら、どんな事があったかを話せるけれど、2歳ではなかなか難しい。

我が子が2歳の時、悔しい目にあった。当時、録画しとけばよかったと思う。

今の様に気軽に携帯で録画はできなかったし、2歳の子にレコーダーを持たせるなんて不可能だし、仮に持たせたところで、すぐに見つかり没収されたことだろう。

もしあれが今であれば、録画、録音し、ネットで拡散するか、市に証拠資料として持ち込んで訴えたことだろう。

と書くといったいどんな事があったのかと思われるだろうが。暴力ではなく、保育士による子への陰湿ないじめだ。
公立の保育園だった。たまたまおかしな保育士がいたのだろうか。

子どもの心を傷つけ、トラウマとして暫く残っていた事が悔しい。
親としてもっと戦うべきだったと悔やまれる。保育士は、まだ話ができない2歳児だから、親にばれないと思っていた事だろう。

子どもは、話ができる年齢になってから、当時の事を詳しく話した。思い出すと情緒不安定になっていた。

その時に、やっぱりそうだったか、と更に確信したのだが、我が子はもう卒園しており、当時の保育士も園長も異動し、どうしようもなかった。

苦情がきたり、問題を起こした保育士はすぐに転勤させてうやむやにするのだ。何のお咎めもなく、反省も見せず。

園の態度は、保育士に苦情がくれば転勤させ、いなくなったからもういいでしょうと言うスタンスだ。
何か問題があるのではと相談しても、証拠もないし、子どもに問題があるかのような誤魔化し方で流される。

具体的な話は後日書く事にしよう。
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一部のおかしな保育士のせいで、他のほとんどのまともな保育士さんが同じ様に思われる事が残念だ。

当時の私の知る範囲では、公立の保育士の個々のレベルの差があまりにも大きかった。

言葉使いもまともでない、挨拶もしない、笑顔もない。子どもが嫌い、そんな保育士が数人いた。

公務員だというプライドだけが高く、親にも偉そうに接する。

でも、お役所のお偉方の孫が登園する時だけ、保育士が全員外に出て、並んでその孫をお迎えするという滑稽な場面もあった。その間、他の登園した子どもと親は放置された。

親の職業で、明らかに態度を変える保育士もいた。

私立の園は、若い保育士さんが多いせいか、一生懸命で、子ども目線で、全く雰囲気が違った。

今は世の中も変わり、あんな公務員保育士さんはいないと信じたい。


かんぽ生命不正の問題で、思い出す事がある。

だいぶ前の話だが、母が郵便局の人に勧められて保険をかけた。

自分等にはすでにかけていたので、当時小学生の孫にかけることになった。

被保険者に面接する必要があるので、「子どもの面接をしにそっちの郵便局の人が訪問するみたい」と母から連絡がきた。

最寄りの、といっても大きな局で、車で30分ほどの距離にある郵便局から電話が来た。

「お子さんの面談の期日と時間ですが、平日のいつがよいですか?」と言われた。

「平日は学校があるので、6時頃なら大丈夫です。」と答えた。すると

「私は5時までしか働けません。5時すぎると残業になり、上司の許可がおりないと動けません。残業の許可をもらえるかわかりません。6時なんて無理です。5時までに仕事を終えたいので、4時頃にこちらまで子どもさんを連れて来て下さい」と言うのだ。

「土日はだめですか?学校を早退させてそこまで連れてこいと言うことですか?」
と聞くと
「そうですね」と言うのだ。

驚いた。
母は、保険に入ってくれと頼まれたから入ったのであり、普通の保険会社ならお客の都合に合わせて訪問するはずだ。自分の担当外の契約であり、どうでも良いと思っているのか、この郵便局の営業力の無さ、上から目線の態度には呆れた。

不通ならここで「なら結構です。契約しません。他社に変えます」と言われて終わりだ。
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一旦、保留にして母に連絡、説明して、契約キャンセルしたらと言った。

母はそういう事は面倒臭がり、付き合いのある郵便局員さんにクレームいれるのも嫌がって、うだうだしていた。

放置していたら郵便局から電話がきて
「平日、こちらにこれませんか?」と再び聞かれた。

「無理です。学校も仕事も早退してまでその保険かけたいという訳ではありませんので」と答えた。

すると「上司に残業させてもらえないかと交渉してみます。」とやっと言いだした。

結局、「残業の許可もらえました!」ということで、夕方自宅まで来てくれた。

どんな若い局員かと思ったら4~50代のオジサマだった。

この年齢で、きちんとした仕事なのに、上司にびくびくして残業できないなんてどんな仕事環境なのだろうと思った。それとも、仕事したければサービス残業だぞと言われていたのか。

定時で帰れ、残業はするな。仕事が残ったら自己責任だ。残業代はださないとでも言われていたのかと疑ってしまった。
客の事より自分達の都合優先で、それを堂々と話す事に驚いた。

これは、この局だけの問題なのかなと思い、東京の本部にメールで問い合わせてみた。

すると、「とんでもないこと。申し訳ない。当郵便局には指導します。」みたいな内容の返事がきた記憶がある。

局員には、年賀はがきやゆうゆうギフトなどのノルマもあるのは知っていた。

協力した事も何度もある。

上層部がその体質のまま、保険のノルマも課していたのだろう。きちんとした営業のノウハウも勉強せず、指導せずに、売り上げばかりにこだわり、責任は局員に押し付けるようなブラックな体質だったのか。

うちの近所の郵便局は、どこも対応が素晴らしいので、上の体質が古いのだろうなと思う。

そもそも民営化が失敗だったのではないか。予想通りだ。


女性上司から夕方メールがきた翌日のこと。

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朝礼後、ちょっとしたミニ研修があった。

仕事に役立つ色んな情報を伝えたり、教育をしてくれていた。

その日のテーマは、なんと
「メールを扱う時の注意」だった。その時は、前日に誤送信なんてしていないと思い込んでいた私。

当時、全職員にパソコンが配置されだところだったので、仕事上のメールのやり取りについてのレクチャーを受ける事は何の不思議も無かった。

携帯で慣れているし、一応建前上やっているのかな位に思い、お気楽に聞いていた。


男性の上司が、「メールでの失敗談は、結構あるんですよ。僕の知り合いの人が、上司の悪口のメールを同僚に送るつもりが、その上司に間違えて送ったなんて事もあったんですよ。」と言って、皆を笑わせた。


今思えば、これは私への遠まわしな注意だったのかと思うのだ。


何故かと言うと、メールをしてきた女性上司は、何かあるとすぐにその男性上司に泣きつく人だったからだ。

表むきは優しい良い上司なのだが、裏では自分の気に入らない人の事を色々脚色して上に話し、評価を下げ、やめるように仕向けていた。
(それにしても、前日の夕方受け取ったであろうメールの事を、翌日他の上司に研修させるとは。いつのまに打ち合わせしたのか。前日の夜?凄くないか?)


私の同僚も、彼女から陰湿な目にあって悩んでいた。その相談に私がのっていた。前日のメールもその一つだった。

私は男性の上司にその事を相談したこともあった。だが、ただの女性同士の妬みからくるトラブルにしか受け取ってもらえなかった。

優秀な女性上司を優先するのは当然かと諦め、自分はまだ新人だったし実力が無い事が悔しかった。企業ってそんなものだ。

で、その女性上司にべったりな男性上司は、おそらく私から誤送信されたメールを見せられて、うまく対処したつもりだったのだろう。確かに、研修の内容は正解だし、必要なものだ。

おそらく、私が気が付くことを期待して、上司たちは私の表情や行動をじーっと観察していただろう。
残念ながら、鈍い私は、全く気がつかず、普段通り普通に堂々としていた。


それ以降、結局意地悪を受けた同僚は辞め、私も女性上司から何かと目を付けられるようになり、結果的には辞める様にしむけられた。
私が誤送信した事が原因で、気が付かなかった事も原因だから仕方がない。

夫の事でストレスが多い上に、子育て、その上仕事での嫌がらせがあるなら、とりあえず手っ取り早いのは仕事のストレスを排除することだった。

上司は、いかにも残念そうに引き留めてきたが、内心ほっとした事だろう。

男性上司から、辞める前に聞いた。
「彼女は何でも嫌な事を僕に押し付けてくる。自分はいい子で、僕が悪者だよ。あなたの嫌がる事をさせて辞める様に仕向けろと僕に言ってきて困ったよ。僕を恨まないでくださいね。」だった。

わかっていたので、どうでも良かった。

もう遠い昔の事。ふと思い出すと、そうか、あの意地悪はあのメールを根にもっていたからか、あれは誤送信したからか、と納得がいく。

当時、誤送信に気が付いていたら、直接謝って、内容について素直に話していただろう。へたな言い訳をしても気まずさが残るだけだと思うから。どっちみち結果は同じだ。


それ以来、送信先はしっかり確認して、慌てずにメールやラインをする様にしている。悪口は書かない。

当たり前か。結構私は、雑だったり鈍かったりする。知らないところで、色んな人に迷惑をかけてきた事だろう。でも、鈍くて救われたのも確かだが。





携帯電話が普及し始めた頃、機能が今ほど良くなく、メールなどは、まだ編集中でも決定ボタンを押しただけで即送信されていたと思う。
クレームが多かったのか、次々と改善されてきた。
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慎重にやれば間違いも無いのだが、私は当時良く誤送信していた気がする。と今になって反省している。なんて鈍感だったのだろうと。機能のせいにはできない。

AさんにBさんの用事でメールを送ろうとして、間違えてBさんに送る様なミスは起こりがちだ。

それが悪口だったら悲惨だ。

今はラインでは、すぐなら送信取り消しできるが、メールはできない。


安倍さんのお友達のあの山口氏が事件を起こして「何とかしてほしい」みたいなメールをマスコミに誤送信したのも話題になった。本当に権力の力で何とかしてもらったのは、許せないが。

慌てるのは失敗のもとだ。

ラインも、グループだったというのを忘れて、個人対個人のやり取りをしてしまい、他のメンバーにばれたりとかはある。

上に書いた話だが、私は職場の上司にメールを誤送信したかもしれないと思う。

もうかなり前の話で、その会社も辞めて長いから今は全く会う事も無く、関係ないから良いけれど。

今になって気が付くというドジな自分に呆れる。何か変だな、とは思っていたがそのまま気にしないで忘れていた。

今になって、待てよ、どうみてもそうだろうと気が付くという鈍くささ。
その状況を説明すると…

当時、同期の友人からメールがきて、上司についての愚痴が書いてあった。返事をすぐに返信した。
私は仕事から帰ったところで、夕飯の準備などでバタバタしていた。

メールには、上司の名前は書かなかったが、私も同意するみたいな事を書いて、送ったと思う。

そのまま家事をしていたら、またメールがきた。

また同期の子かと思ったら、私の上司からだった。女性で歳も近かった。
普段からメールのやり取りはしていたので、そのタイミングで来た事に何も違和感を持たなかった。

メールの内容は「明日も頑張ってね。いつも偉そうな事ばかり言ってごめんね。」だった。

今思えば、そこで気がつきそうなものだ。

私はそれを読んでも全く何も思わなかった。鈍感すぎた。

おそらく、私はこの女性上司に間違えて送信してしまい、それに対しての彼女からの反応だったのだと思う。

私に「間違えて私に届いたよ」と遠まわしに教えているのと、半分は嫌味だったかもしれない。

私のメールには、具体的には名前も何も書いていなかったが、上司の愚痴だとはわかったと思う。

私はその時「今頃何を言っているんだろう」と読み流していた。

「そんな事全く思っていませんから、気にしないでください」みたいな返事を、面倒臭いなと思いながら返信した記憶がある。

そこでなぜ気が付かなかったのか、自分に聞きたい。

よっぽど余裕が無い時間帯だった気もするし、仮に誤送信していても、別にいいやと思っていたのかもしれない。

絶対誤送信をしていたという確証はない。その上司に確認していない。
携帯の送信履歴もすぐに消していたし、同期の子とは他にも色々やり取りしており、いちいち確認する事もなかった。

真実はわからない。

でも、色々後から辻褄の合う事が出てきて、今頃気が付いているのだ。

鈍い自分に呆れるが、逆にそれで良かったのかもしれないとも思う。

あの時からずっと、誤送信に全く気が付かず、堂々としている私を見て、上司が「あれ?間違えではなくて自分にメールくれたのかな、自分の事じゃなかったのかな」と思ってくれた可能性もある。

だとしたらラッキーな話で、感謝しよう。
                           
でも、この件はまだ続きがある…




続き

その後も、T君はコンビニで万引きをし、学校に通報されたり、友達の家の犬を虐待したり、空き家に侵入して、窓や家の中を壊し、警察にきつく注意を受けた事もあったという。


まだ小学校の低学年だったことから、悪戯扱いですんだのだろう。
さほど接触の無い我が家ににこれだけ情報が入ってくるという事は、他にも色々トラブルを起こしていると思われた。


親御さんは、ここまで我が子が問題行動を起こしている事をどう思っていたのだろう。

自分なら悩み、苦しみ、自分を責めたかもしれない。

T君は見た目は全くそんな事をするようには見えない。行動も大人しく、素直な感じに見える。


しかし、私がT君を見た時に感じた説明のつかない不安感、恐怖感みたいなもの、それはT君の本質か、生まれ持った何かを本能的に感じ取ったのだろうか。


こんなに小さいのに、どうしてこんな事ができるのだろう、とショックだった。


私は、子どもの友達を親が選ぶ事は抵抗があったのだが、T君に関しては、なるべく関わらないでほしいと内心はらはらしていた。


我が子自身も私と同じ感覚を持っていた様で、T君とは距離を持っていた様だ。


5年生の時、T君は引っ越して行った。お母さんの実家に住む事になったと聞いた。


見た目と行動があんなに違う子がいるという事を思い知った記憶。


今どうしているのだろう。元気にしているだろうか。落ち着いただろうか。幸せかな。

長く、何も噂が入ってこないと言う事は、良い事なのだと思っている。




  続き


小学1年生のT君が、日曜日の朝早くにわざわざ離れた我が家に遊びに来るのは、違和感があった。


学校の決まりでは、遊びに行く時は10時過ぎてからとなっていた。


普通に考えても、親がそんな時間に外に出さないだろうし、相手の家に迷惑だし、7時なんて休日は寝ている時間だったり、朝ご飯は食べてきたの?と聞きたくなる時間だろう。


「まだ遊ぶ時間までには早いから、おうちに帰って10時過ぎてから遊ぼうね」と言って帰した。


素直にうなずいて帰ったが、そのままどこかに行ったのかもしれない。誰かの家にいければどこでも良かったのだろう。結局それっきり来なかった。

両親が仕事か何かで忙しいのかな、朝早くから留守番で寂しいのかなとその時は思った。



後で他の友達に聞くと、いつもそんな風で、近所の家には迷惑がられて、断られているらしかった。



うちの子とは家が離れていた事もあって、普段遊ぶ仲間ではなかったので、それ以降、T君との関わりはあまり無かった。

2年生になった頃、子どもから驚く話を聞いた。

T君が公園の木に火をつけたという話だ。


ゴミにライターで火をつけ、木に投げつけたという。

近くで数人の子ども達が遊んでいたのだが、「やめろよ」と言っても、勝手にどんどんやってしまい、あっと言う間に火は燃え上がったという。


驚いた周りの子がパニックになり、近所の家に助けを求め、大人たちがバケツで消化して大事にならずにすんだ。


小学校の2年生が、そんな事をするという事が驚きだった。


当然、その場で大人たちから叱られ、学校や家庭に連絡がいき、問題になった。


一緒にいた子たちもきつく叱られたよう。親も一緒に。


一緒にいてなぜとめなかったのかと叱られたり、一緒にやったと決めつけられ、怖くて抵抗もせずただ泣いて謝っていたそうだ。



でも、子ども達の間では、「他の子たちは、たまたま近くにいただけで、T君が勝手に火をつけており、何やってんの!やめろよ!と言った時にはもう燃えていた」そうだ。


共犯にされた子どもさんは気の毒だが、この事を知った親たちは、益々T君と遊ばせたがらなくなった。


T君は、悪戯とは言えない事件をその後も起こしていた。
(他のお宅の子どもさんの話を、しかも良くない事を書くのは気が重い。もうかなり昔の話だが、ためらう気持ちも持ちながら書いている。)


T君のご両親の事は知らない。

1度だけお母さんの姿を見た事はあるが、綺麗で若くて大人しそうで、子どもさんを大事にしている様に見えた。ホッとしたのを覚えている。




慶応大学生の事件。またかと言う気持ち。


腹が立って仕方がない。


どうしてこんな風に育ったのだろう。裕福な家庭だったようだが、甘やかされていたのだろうか。


持って生まれた性質もあるのだろう。サイコパスということか。


残虐な事をする事件は昔からある。親に手をかけて逮捕された時、「気持ち良かった」と言ってニヤニヤしていた16歳の男の子もいた。

そこまでいくと環境は関係ない、間違ってこの世に人間として生まれてしまったAkumaだ。

そんな危険な人には、遭遇しない事を祈るしかない。

そう言えば、だいぶ前の話だが、子どものクラスメートに少し危険なにおいのする子供さんがいた。小学校1年生の時だ。

直感的に、説明のつかない、何とも言えない不安な気になる子どもさんだった。


おとなしくて、小柄で、可愛くて全くそんな風には見えないのに、どうして胸騒ぎがするのか自分でも不思議だった。


その子が、家も離れているし普段遊ばないのに、突然うちに遊びにきたことがあった。それも日曜の朝7時に。


                  




続き




その役員の方の電話の内容はこうだった。



「昨日、係の事でAさん(トラブルメーカーの1人)から電話があって、用事はすぐ終わったのだけどAさんが色々話し始めて参ったわ。それで、あなたに聞きたい事があるのだけど、Bさん(トラブルメーカーのもう1人)に、斜め横の家のご主人が無職だと話した事ある?それと、留守だと言いながらじつは家にいて、居留守使ってるとかも言った?」


突然、突拍子も無い事を聞かれて戸惑った。


私「え?そうなの?私がそんな事人に話す訳がないですよ。特に付き合いも無いし、個人情報を話す事はしたくないし、人の家の事に関心もありません。」と私は答えた。


役員「やっぱりね。Bさんは、あのお宅の奥さんを妬んでいるみたいなのよ。それで、彼女が何かトラブルに巻き込まれる事を期待している感じがするのよ。裏で人と人をもめさせて楽しむところのある人みたい。昨日、そこのご主人が無職だのあれこれあなたが噂しているとBさんから聞いたとAさんが言ったのよ。
あの2人、あなたとあちらをもめさすつもりじゃないかしら。」


私「うちと向こうは全くもめた事もないし、干渉しないし、良い関係だから、気にいらないわけね。」


役員「この前、Aさんがそこの奥さんに深刻な顔して話し込んでいるのを見たの。もしかしたら何か企んで、奥さんを悩ませようとしているんじゃないかと心配になったのよ。」


私「なるほど。それで、奥さんが急にうちに来たわけね。私がデマを言い触らしているとあの2人が奥さんに伝えて、うちとの関係をひっかきまわして、面白がろうとしているのね。おそらく、親切ぶって、(私に)気をつけなさいとか(私が)お宅を覗いているわよとか、言ったのでしょうね。」


役員「あの2人は、トラブルメーカーで有名だから、奥さんも鵜呑みにはしないと思うわ。あなたの方が信用されてると思う。」


私「実は昨日、あの奥さんが、こんなことを言いにきて、ご主人の名刺まで渡されたの。それが原因だったのね。私がデマを流していると信じても信じなくても、さりげなく真実を話せば、私が訂正してくれると期待したんでしょうね。」


その手にのるものか。奥さんだってそう思ったはずだ。
ご主人が無職だの、居留守だの、家を覗いて勝手に妄想しているのはあの2人の方だ。



私は、その後、Aさん、Bさんが、色々私を自分の側に引き込み、利用しようとするのを感じた。
その度、きっぱりと断り、ご近所さんの話題になっても相手にせず、守る事に徹した。


それでもしつこい2人。

執着が強くて、どうにか誰かともめさせようと策を練る。そして私のせいにしようと私に同意を求めてくる。


ついに私はBさんに言った。

「ああ、くっだらない。誰か知らないけど、あの家のデマを私が言いふらしているとか、言いつけたりしてる。私そんな事言ってないし、ほんと、迷惑だわ。ご近所さんも可哀想だわ。こんな幼稚な事して、何が楽しいのかな。」

Bさんは、最初はおどおどしていたが、最後には開き直った。
「それ私の事かな?へへっ。Aさんが言ってた通りね。りんごさんは、こっちの言いなりにはならない人だったわって。」


私は「人の噂とか、個人情報流したり、迷惑だからやめてほしい。くだらないよ。」と念を押した。


役員の仕事が終わった後、Bさんには一度ばったり道で会った事はあったが、それ以来、この2人とはいっさい付き合いは無い。


斜め横の奥さんがうちを訪ねるのは、子どもが小さかった時だけだ。学校の用事位しか付き合いはなかった。

近所付き合いというか、人付き合いが得意ではなさそうだった。
一度だけ、夜、家の前でたまたま会った時に話しかけられた事があった。

奥さんは家の外に立っていて、呼び止められた。そして私に話しかけてきた。
「夫が、遊んでばかりで困ってます。朝帰りばかりして。」といきなり言われた。


「ああ、そうなのですね。」としか返事のしようがなく、他人様の事に口を出したくないし、外で話す事でも無いと思い、それ以上深入りはしなかった。



仲が良ければ、後日ゆっくり、話を聞けたのだが、何となくこのお隣さんはそんな気になれない人だった。

人んちの話を聞いてしまうと、自分ちの事も聞きだされたり、話さないといけなくなる気がして、そんな事は絶対嫌だったから。


奥さんは、いつも仕事が忙しいとかで、朝早くから夜遅くまで家におられないので、めったに会う事は無かった。


奥さんは、穏やかににこやかにこう言った。
「明日から旅行に行って暫く留守をしますのでよろしくお願いします。」


これまで、そんな事を頼まれた事は無かった。良く旅行に行かれて留守しているのは知っていたが、なぜうちに、そんな事を頼みにきたのか不思議だった。



「居間のライトを防犯の為につけたままで行きますので。」と言う。

つまり、「ライトがついていても留守だから。居留守ではない。」と言いたげだった。

それまで、ご近所の事など気にも留めた事が無かったので、そこまで教えなくてもいいのにと感じた。

この斜め横のお宅とは、玄関は反対側で、うちとの間は、塀で何も見えず、あまり気にならない位置関係で、頼むなら反対側のお隣さんにした方が良いのではと思った。


そして、ご主人の名刺を渡された。「何かありましたら、こちらへ連絡ください。」


今更名刺を貰うのも何から何まで不自然だった。


それに、何で急にうちが留守中の管理を突然頼まれるのだろう?うちだって旅行にいくかもしれないし、最初からうちに頼むと決めてきた。


ばったり会って、雑談で、そういう話題になるならわかるけど、突然家まで来て、よろしくと言われても。もし泥棒とか火事になったら。責任感じないといけなくなるし。正直いって迷惑だなあと思った。



全くお付き合いが無いのに、それに、奥さんの実家や親せきが近所におられて、いつもその人達に助けてもらっているはず。


と、思ったが、一応無難な対応をした。


すると、翌日、町内の役員のある人から電話がかかってきた。それで謎がとけた。

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