家で映画、特に洋画を観ることが日課みたいになっている。
昨日、どれを観ようかなとあれこれ候補を探していると
「マディソン郡の橋」を発見。
かなりの昔にかなりヒットして話題になったような?
多分、観たことあるかな?メリル好きだから
久し振りに観ようかなと思った。
観たことがなかったのか、忘れたのか、
初めて観る感じだった。
それにしても、内容はうーんという感じ。
メリルの演技力は抜群で凄いなと思ったが
相手役のイーストウッドがなあ。
おじいさんぽい風貌だし、あんな深い恋に落ちる相手にはなあ。
私の好みの問題?ファンの方に叱られそう。
イーストウッドがもっと若ければ違ったなあ。
たった4日間であんな激しい恋に落ちるものかなあ。
などなど、醒めている私。
多分、話題になった映画だし
当時の自分は観ていたと思う。
でも記憶にないから当時もつまらなく感じたのかもしれない。
個人の好みの問題だから
素晴らしい作品だと評価された事を否定する気は一切ない。
映画の結論には納得した。
恋愛とは、幸せとは何かということ。

メリルの、彼と別れる時の言葉に答えがある。
その通り!それで正解!と頷いた私。
日常のつまらなさからの逃避、
理想の男性との恋に全てを捨てて賭けてみても
結局、それもいつかは覚めてしまう。
その時には何も残らない。この恋の思い出も消え、全てを後悔するだろう。
それより、日常の生活を大事にして
美しい思い出として残す方がいい。
この恋を壊したくない。
ふむふむ。そうだよね。
密かな恋を心に残すからこそ
日常を大事にできるのだ。
日常への不満から恋に落ちたはずが
日常の幸せに気が付き、守るべきものに
気が付いたということだ。
それにしても、「生涯に一度の確かな愛だ」と言ってくれて、
亡くなるまで自分を想ってくれ、
財産まで譲るとか、そんな男性がいるものだろうか。
そこは、やはり小説、映画の世界で、うっとりする。
現実には、口ではいくらでもそんな言葉を軽く言い、
嘘つきだったという人は知っているけど。(笑)
年を取り、こんな風にしか感じない自分にがっかり。
もっと良い結婚をすれば感じ方も違っただろうな。
似た様な映画なら、メリルストリープとロバートデニーロの
「恋に落ちて」の方が好きだなあ。
こちらのメリルはとても美しいし、デニーロも若くて
感じがいい。こちらの方が現実的な感じで
過去に観た記憶がしっかり残っている。