実は、こういう事を母は予測していた。亡くなる前に「(弟が)勝手に持ち出す前にあなたが全部持って行って。いずれ娘に渡すつもりで買ったのだから」と母に言われ、以前から少しづつ、形見分けとして母が私宛に送ってきていた。亡くなる前にも、「今のうちに○○にあるアク
いろいろ
母の形見 (1)
父が、母の形見分けもせず、母の物を全て勝手に捨てようとしていると弟が心配していた。母の物だけでなく、皆の物も。自分が必要としない物は全て邪魔だと。母は、自分の大事な思い出の品、着物や貴重品は全て私に残すつもりだと言っていた。だから、片付けは私にやってほし
二次被害を受ける
世の中には、DV被害者や虐めの被害者に対して「気にし過ぎでは」「加害者にも事情があるから許してあげて」、「あなたが我慢すればうまくいく」「仲良くしないといけない」「いつまでも、怒らないで」「もう忘れなさい」「黙っておきなさい」などなど、被害者の心に二次被害
いつになったら帰れるか
母自身、元日に入院した時、3か月後に亡くなるなんて思ってもいなかった。直ぐに帰れると思っていた。服も着替えしたまま、ぽんと置いてあり「退院したら自分で片付けるからそのままにしといて」と言っていた。だるさは、コロナ禍で運動不足になったせいと思っていた様だ。
気持ちが通じない
四九日も終わり、やっと涙もでなくなったところに親族二人から、手紙が届いた。香典返しのお礼も兼ねての内容だったが、コロナで面会もできず、葬儀にも来れなかったので、遠くから心配してくれていた。私が母を1人で看取ったことや、父との確執も、もしかすると噂が流れて
太陽みたいな存在
母親は家庭の中では太陽みたいな存在と良く言われる。母になると、自然にそうなってしまうのかなと感じる。その逆もあるだろうし、夫婦共、太陽みたいならさぞ楽しい家庭だろう。家庭内で、一番声が良く聞こえる、家族間のつなぎ役になる。もめ事の仲裁役になる。家族の為に
夜の耳鳴り
最近、運動不足のせいか、夜中に何度か目が覚める。朝かと思ったら、まだ2時間しか寝ていなかったりする。え~まだ寝ないといけないの?とがっかりする。で、その時に耳鳴りがする。耳鳴りは、肩こりや睡眠不足になるといつもするのだが最近のは、ひゅーっと言う気味の悪い
何故私だけが?
弟から久し振りにラインが来た。父と49日について話したり、香典のチェック、お返しを決めたりしたらしい。何を言われても、私にはどうしようもない。こうしたよと言われても、信用できないし例え何か私の意見を伝えても父が聞くとは思えない。本来、その仕事は私が中心に
理不尽な世の中
今こそ母に居てほしい時は無い。生きていれば、今こそ母だけが私の味方だった。母と私の立場が一致し、弟の本性もわかってしまった。弟は、何かにつけて私さえ我慢すればいいみたいな事を言ってくる。口では、父が嫌いだの、どうのと言ってくる。実際、食事の世話や家事もい
家に帰らない方がいい
母は「もしかしたら、2度と食べられなくなるんじゃないか、そうなったらそうな私はもう終わりよね」と言い出した。これまでは、入院生活は楽しいものだと思っていた母。家事からも解放されるし治療を受ければ、気分も良くなりまた元の生活に戻れた。今回もそうなるだろうと思









