余計なお節介もご迷惑だろうと思い、しばらくご主人とは疎遠になっていた。でも、なぜかこの夢が気になり、久し振りにご主人に手紙を書いた。 貸したままのT美の手紙も気になっていて、その話題のついでに、こんな夢を見ましたよと書き足した。貸したままだったT美の手紙と一
親友T美
T美が夢にでてくる
T美とのお別れから1年以上の月日が過ぎた頃、日常の忙しさに紛れて少しずつ悲しみは薄れていった。残されたご家族も、少しは落ち着かれただろうか。子どもさん達は、そうはいかないだろうな。と遠い土地から祈るしかできない私だった。その頃、T美の夢を見る日が何度かあっ
後悔するご主人~T美の手紙
それからしばらくは、私は泣いてばかりいた。朝通勤する途中、買い物に行く途中、運転する車の中でふと思い出しては涙がこぼれてきて、止まらなかった。子どもを3人抱えて大変だろうなと思いながら、そんな時にお邪魔したら迷惑をかけると感じ、しばらくは手紙などをやり取り
号泣するほどの悲しみ
T美が亡くなったという文章を見た時のショックは今でも忘れない。どうして?なんで?そう言えば筆まめなT美から、最近は連絡が来てなかったなあ、具合が悪かったのだろうか。でも、急過ぎるよ…と納得いかない気持ちが込み上げた。すぐにご主人に電話をした。話した事もない
乳癌になった親友~喪中はがき
学生時代に知り合ったT美は、裏表のないしっかりした人だった。お互いのアパートを行き来したり、徹夜で話し込んだり、何か通じるものがある親友だった。卒業後、T美は、私とは離れた土地で暮らしていたので、当時は手紙のやりとりでお互いの近況を報告しあっていた。と言っ