高校の同窓会名簿が届いた。すっかりご無沙汰で、実家に帰ってもなかなか友人に会えない。今回も落ち着いたら会って帰ろうと思っていた、なのに父に追い出された。名簿で、知っている友人を探す。卒業して長年たつので半分は住所欄は空白だ。そうだ、彼女はどこにいるのか
K美のこと
誰もが呆れた
その後、私が就職し、アパートを引っ越しした後もK美は「またそっちに泊めて」と言ってきた。二度と泊めたくないと思っていた私は、仕事が忙しいから無理だと断った。が、翌日も「構わないから泊めて」と電話がかかってきた。「あなたに会いに行くんじゃないから、あなたはい
両親への侮辱
その前からちょっとムッときていた私は、その言葉を聞いて許せなくなった。せっかく旅行に来ているんだし、ここで喧嘩しても一緒に来た友人も気を悪くするだろうし、我慢した。「だからうちでいいの?って聞いたのよ。そう言うならホテルに泊まれば良かったのに。」とだけ私
ただ利用しただけ?
続き高校を卒業し、私は県外の大学、K美は地元の銀行に就職した。成績優秀だったK美は進学したかったのだが、家庭の事情で就職になった。私の父は、どんなに貧しくても学問だけは必要だと考えて居て、借金してでも大学まではいかせたいという人だった。その点は男女平等で感
お金持ちなのよ!
続きです。K美とは高校1年の時、同じクラスだった。いつも一緒で、家も近かったので、好きな音楽や色んな話をしながら一緒に帰ったりした。あまり細かい事を気にしないタイプのK美だったので、助かった。だからK美とは一生仲良くしていけると信じていた。喧嘩もしたことはな
個人情報を根ほり葉ほり
K美と何故私が縁をきろうと思ったのか。私だって、これまで生きて来た中で、何て無神経だったのだろうとか、あの時失礼な事をしてしまったなあとか、恥かしい事ばかりしてきた。若さゆえの未熟さもあって、反省しかない。私も気が付かないうちに友人から縁をきられているかも
自分の失敗と成功
私は、自分の人生は失敗だったと思っている。何を失敗と思うのかは人それぞれの価値観で変わるだろう。「自分の意志が全く入っていない、納得がいかない生き方を他人によって決められた」と言う点で失敗と思う。配偶者は他人とは言えないが、元々は他人なのであえてそう書い