続き娘さんは、しばらくは引越さず、ご主人のマンションに住み続ける事になった。その土地で仕事を探す事にしたらしい。それだけでも、ご主人と副社長の行動にブレーキがかかるのではとMさんは期待していた。会社の中の情報は入らず、ホームページやご主人のブログしか様子が
社長妻のMさん
社長妻のMさん(14) 誰もいなくなった
続き会社が忙しい時期には、Mさんも手伝いに行った。娘さんの様子も見がてらだったが、驚くことに例の件以来、副社長の母親も我物顔で手伝いに来ていた。副社長とその母親が、大きな態度で振る舞い、社長と娘と奥さんは、遠慮がちにしていた。まるで副社長が社長であるかの様
社長妻のMさん(13) 子どもに知られる覚悟
Mさんの話の続きMさんの娘さんは、張り切ってお父さんの会社で仕事を始めた。住むところもお父さんのマンション。まだ若い娘さんは、社内では可愛がられる存在になった。お父さんである社長に気を使ってではなく、娘さんの素直な性格が好かれた様だ。面白くないのが副社長。
社長妻のMさん(12) 娘を会社に
続きMさんは、自分が夫の会社で働くのが一番効果的だと考えた。しかし、それは無理な話だ。自宅を空ける訳にはいかないし、両親の世話もある。まずは夫が許可しないだろう。社員だって気を使うことになり嫌だろう。自分はこれまで通り、繁忙期だけ手伝うという形でたまに顔を
社長妻のMさん(11) 母親までもが
前回からの続き社員の電話は続いた。「副社長のお母さんが来られた翌日、社長と副社長が一緒に休みをとったのです。別々の理由で。でも、社員は皆わかっていました。2人に何かあったのだろうと。あ、皆気がついているんですよ。口にはださないですが。あんなあからさまで、関
社長妻のMさん(10)深刻な話し合い
続き”副社長のお母さんがいきなり深刻な雰囲気で会社に来た”という話を聞いた時、Mさんは(もしかしたら娘と社長の関係を知り、別れさせようと話をしに来たのか?)と一瞬期待した。社員の電話は続く。「社長室の中で、社長と副社長とお母さんの3人で深刻なムードで話をし
社長妻のMさん(9)社員からの電話
続きそれからしばらくは、その社員からの連絡は無く、まだ辞めずに頑張っている様だった。Mさんは、遠く離れた自宅にいる間は、常に会社の事が気になり、いつ彼女が嫌がらせをしてくるかわからないという不安な気持ちだったという。ご主人は、きちんと定期的に帰宅し、夫婦で
社長妻のMさん(8)言いなり
続き「奥さんは何もかもご存じなのでしょう?聞きましたよ。前に辞めた社員がお宅まで話に行った事を。その事は私しか知りません。副社長は、次は私が邪魔になったのです。自分が入社する前からいた人間は辞めさせて、自分の気に入った人だけ揃えようとしているのです。ここ
社長妻のMさん(7)彼女の能力
続きMさんは、自分も会社の役員になろうとした。愛人の好きにさせない様に、自分も権利を持つことにした。ご主人にはうまく話した。あなたの仕事を少しでも助けたい。会社の為に力になりたいと。そういう言葉に弱い人だと知っていた。了解をしてくれたのだが、聞くとすでに半
社長妻のMさん(6)2人で出張に
続きMさんは、ご主人の会社が忙しい時期になると、仕事の手伝いもする様になった。子どもさん達も手が離れ、両親もまだお元気だったので、年に数回は仕事を手伝う為に出向いた。面白くないのは愛人の彼女だったはずだが、Mさんの前では愛想よくしていた様だ。休日に夫婦で出