りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

カテゴリ: DV、モラハラ他体験談

前にも書いたかもしれないが、頑張って脱出したある友人の話。

友人は働かないご主人のかわりに朝から深夜まで働き、ご主人の借金支払いや税金の金策にも走り回っていた。


市役所に分納の相談に行ったところ、家庭の事情を熱心に聞いてくれたそうで(事情をきくのは当然だが)詳しい事は忘れたが、無料で相談にのってくれる弁護士さん?を紹介されたそう。

「あなたは、ご主人にDVを受けていますよ。この相談にはご主人を必ず連れていってくださいね」と言われたらしい。彼女はそこで初めてDVを受けている事を自覚した。
それまでは、自分が悪いと思い込ませられていたのだとか。

それまでお金を管理していたご主人は、多額の税金の滞納をしており、その責任を奥さんに押し付けた。

税金の分納や免除の相談だから、本人でないと話が受け付けてもらえないという事もあり、しぶしぶとご主人は相談に行ったらしい。


そこでの奥さんはうつむいて、深刻な感じで、当のご主人は、タバコをふかしながらまるで他人事で、一生懸命相談に乗ろうとする弁護士さんに対して、失礼な態度だったそうだ。

結果的には、色々対処してもらい助かったようだ。頭を下げて感謝している奥さん。ふんと知らん顔のご主人。

その様子を見た弁護士さんは、怒った。

「ご主人、あなたの責任ですよ。本当はあなたが奥さんの様な態度をとるべきではないですか?あなたは反省の態度も無い。またこういう事を繰り返す事でしょうね。何もかも奥さんに押し付けて、あなたみたいな人を人間のクズと言うんです。」

友人は、びっくりしたが、そこまで本気で考えてもらえて、ご主人に忠告してくれた事に感動したという。

ご主人は、戸惑った様子でその日は帰った。

DVはその後も続き、友人は心療内科の医師に「ご主人から離れなさい。今すぐに!」と言われ、とりあえず実家に逃げ帰ったのだ。

結果そのまま、離婚ができた。奥さんを保証人にしてご主人が借金をしていたこともあり、それを解決するまでは気が抜けなかった様だ。

本当に凄いエネルギーを使ったと思う。間に合って良かった。医師があんな風に言うまでは、幻覚が見えるほど友人は病んでいたから。

今では、実家の近くの団地に住み、自立できるようになった。


この友人は、ご主人が元々、一流企業のエリートで高給取りだったので、セレブな生活をしていた。

仕事を辞め、独立したが失敗。プライドが高いご主人は、仕事を選ぶ為なかなか転職せず、家で引きこもるようになった。
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彼女も一時、世間体を気にしてあまり人と会いたがらない時もあった。

子どもさんは、自立して一安心で、やっと今は自由で元気な生活を送っている様子。

私は、彼女が羨ましかった。全てから解放されたのだから。

彼女はタイミングも良かった。実家にも帰れた。自分から役所に相談に行き、病院にも行っていたからこそだ。

彼女は、私の事を羨ましいと言う。

確かに私も今の生活に幸せは沢山転がっていると思う。

でも、深い穴の底にいる私と、底から這いあがってすがすがしい空の下で走り回っている友人とはやはり違う気がする。







男性からのDV,モラハラは良く耳にするが、女性からのDVもある。

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私の親族、友人の周りにも妻からのDVの話を聞く。
旦那さんの人生だけでなく親族まで巻き込む様な酷い話や、事件になってもおかしくない場合もある。


身体的、経済的にも、男性の方がいざとなると強い気がするが、世の中の優しい男性の中にはただじっと耐え、我慢する人がいる。そういう人がターゲットにされる様だ。

どんな目に合っているのかと話を聞くと凄い。恐ろしい。専業主婦で、経済的には旦那さんに頼っているが、家計を握っていて、旦那さんに1円も渡さない奥さんもいる。旦那さん自身が自分がDVにあっていると自覚していない人もいる。


香典も出せず、友人に借りたとか、友人とちょっと飲んで帰れば、1か月ご飯を作ってもらえず、お金も無いので近くに住む姉宅で食べさせてもらったとか、ストレスで胃潰瘍になったとか、聞いててどうして反発しないのかと歯がゆくなる。

離婚しても困らないだろうに。
私みたいな経済的理由とか、子どもを抱えているとかもないなら、怖いものは無いはずなのに。

「いい加減にしろと怒って見せたり、給与口座を変えて自分が家計を握るとか抵抗すればいい。」と周りの人は言う。

だがこういう旦那さんは、そんな事をしたら逆上されて何をされるかわからないという恐怖、仕事に支障が出ない様に気を張るだけで精一杯、現実から目を背けてしまう。「あなたはダメな夫」と言い続けられ、弱らせられ、洗脳されていく。


自分に置き換えても、他人から見れば「さっさと別れたらいいのに」と思われるだろうが、その夫婦関係それぞれ色んな事情があって、簡単にはいかないのだろう。

女性には駆け込み寺みたいな場があっても、男性には逃げ込むという場もないだろうし、なかなか信じてもらえないものかもしれない。

奥さんにたまに優しくされたり、いわゆるハネムーン期があるとそれで「本当は優しいいい妻なんだ」と思ってしまう。
自分から一目ぼれだったとか、好みのタイプだったりすれば尚更、縁を切る事は考えない。別れて1人になるのも寂しいし、次の相手を見つけるのも難しいし面倒だなんて思えばずるずると共依存だ。

この話は、また書きたいと思う。



共依存になっている人、DV、モラハラにあって苦しんでいる人に、「気にしなければいい」とか、「気の持ち様」とか、「考えすぎ」とか、「あなたがそんな風に思うからよくないんじゃないか」などの励ましは無意味どころか害だと思っている。

経験した事の無い人は、よかれと思って励ますのだろうが、当事者はそれができないから苦しんでいる。


モラハラ、DVは、ただの夫婦間の問題とは種類が違うと思う。

被害者が、被害者と自覚していない場合があり、いつのまにかどっぷりと共依存になり、自分を責め、逃げたくてもにげられない状況にされている。

そうなると、どんなアドバイスをしても、相手から離れたり、立ち向かう勇気を持つ事は難しくなっている。

洗脳され、すでに病んでいる人もいる。

更にその人に、もっと努力しろというのは、加害者を調子に乗せ、被害を悪化させるだけ。

昔から「嫁にきたんだから」という古い考えの中で、女性はどんな目にあっても我慢を強いられてきた。実家の親にいくら訴えてもDVやモラハラという観念の無い時代に生きた人がほとんどなので、味方につくより、我慢する事をまず言われた。

うちの夫も同じで、女は我慢するものだ。夫のやる事に従って当然、苦労して尽くすのが当然という古い差別意識がある。


自分が被害者だと気がついていない場合は、人に話さないからなおさらわからない。

近くにいて観察するとか、詳しく話を聞いて、もしかしたら?と感じた時は、公の機関などに一緒に行ってあげて、相談をすすめる事が一番いいかもしれない。


それも、なかなか難しいと思うが。暴力なら目に見えるし、即行動できるが、モラハラや経済的DVなど、目に見えない事や、相手が演技がうまく誤魔化したりすると、なかなか証明ができない。


相手によっては、逆に被害者を加害者に仕立てる人もいる。
そうなると泥沼だ。モラハラの加害者は、悪時恵だけは良く働く気がする。


「あなたは、悪くない」「被害にあっているから、抜け出そう、逃げよう」「逃げられないのなら、相手の作戦をかわすやり方を考えよう」
位しか、私なら言ってあげることはできない。過去に1人はその方法で救い出したことはある。


家にいるのが怖いと言い、旦那さんにどなられ、なじられ、泣いていた奥さんだったが、今では笑顔の毎日だ。

子どもさんは一人でまだ小さく、奥さんも若かったのと、周りの協力も得られて、エネルギーもあってラッキーだった。

今では、自分らしさを取り戻し、気持ちは晴れやかに過ごされている。


ああ自分にもそんな日がくるのだろうか。他人の心配している場合じゃないのに…


眼鏡氏は外回りの営業担当でほとんど社内にいない為、しつこく個人を攻撃する様な行動はなく、特に大きなトラブルもなかった。

だが、忘年会で酔ってしまい、隣に座った女性に絡んでしまった。

堂々とセクハラ行為をしており
「やめてくださいよっ!もう!怒りますよ!」と普段おっとりした感じの経理担当の女性、B子先輩が抵抗していた。

が、眼鏡氏はヘラヘラとして「いいじゃん~。B子ちゃ~ん」とくっついていた。

周りの人も「おい、いい加減にしなよ。嫌がってるじゃん」と注意した。

「だいじよーぶだよねー。女は男に尽くすものだろ。本当は嬉しいんだろ」と聞く耳もたない。

「さっきからやめろって言ってるでしょ!馬鹿にしないでください!やめなかったらビールを頭からかけますよ!」とB子先輩が怒った。

「へえー、そんな事できるの?やれるならやってみなよ。女のくせに生意気なんだよ。」
と眼鏡氏はヘラヘラと言い返し、セクハラをやめなかった。

すると、B子先輩は目の前にあったビールのジョッキを取り上げ、眼鏡氏の頭上から中身をぶっかけた。

ジャバーっと頭からビールをかぶった眼鏡氏。皆が唖然としている中、B子先輩は帰ってしまった。

ドラマのワンシーンみたいだった。

眼鏡氏は「何だ、あいつは。ダメな女だ。けしからん、女は黙って男の言いなりになればいいんだよ」
とぶつぶつ言いながら、酔いが醒めた様だった。

それを聞いた他の女性達、私も含めて怒りが爆発した。

「女性を馬鹿にしないでください!何言ってるんですか!あなたはどれだけの人間なんですか?明日、B子先輩に謝ってくださいよ。謝るのはあなたの方ですよ!」
と抗議した。
そこへ、他の男性社員が「そうですよ。眼鏡さん、やりすぎですよ。女性を馬鹿にしすぎです。」と応援に入った。

眼鏡氏は、おとなしくなり、濡れたからもう帰るとすねて先に帰って行った。

その後、残ったメンバーで宴会をやり直したのだった。

翌日B先輩に後のいきさつを話したら喜んでいた。そして眼鏡氏から御詫びがあったと聞いて、こちらもホッとしたのだった。


今日の教訓!☆注意してもからんでくる人には我慢しないではっきり抵抗しよう。差別的言動を受けたら抗議しよう。

ずーっと昔の話。男性社員=仮名~”眼鏡氏”について書いてみよう。
中年の独身。ちょっと変わっていて、普段から女性を馬鹿にする言動があり、女子社員には良く思われていなかった。

ある日、眼鏡氏が

「女性諸君、誰かさあ、手鏡もってない?貸してくれない?」と社内をうろうろしていた。

お化粧のコンパクトとか手鏡は皆持っていたが、貸したくなかった。

だから女性社員は聞こえないふりをしたり、持っていないと断った。

抵抗された眼鏡氏は
「はあっ!なんだよ!ここには女はいないのかよ!鏡を持たないなんて女じゃないだろ!お前ら、女じゃないぞ。恥を知れ!」
と怒り出した。

(貸したくないってことくらい、ピンとこないのかね)って、心の中で皆思っていた。それに人に物を貸してほしいと頼む側が何でこう偉そうに言うのか。と。

ある日、眼鏡氏がお昼休みに大声で誰かと話しているのが聞こえた。

「この前さあ、お見合いしたんだよ~。そしたらさあ、病気歴がある女でさ、傷物だったんだよ。おいおいって話だよね。危ない危ない、とんでもない不良品を貰うところだった。」

と平然と言っていた。

危なかったのは相手の女性の方だろう。こんな人と結婚しなくて良かったねと言ってあげたかった。
眼鏡氏は、残業になるといつも自宅に電話をかけていた。

「もしもし、ママ?僕、まあくんだよ。今夜残業だからご飯いらないからね、じゃあね」
と大きな声で堂々と。皆聞こえないふりをしていた。(笑)

眼鏡氏は、こんな事もしていた。

お昼休みに、こちらに向かって「こっちに来て!」と手招きをしたので、仕方なく同僚の子と眼鏡氏の席へ向かった。

眼鏡氏は、片足を椅子の上に置き、ズボンの裾をめくりあげた。そしてふくらはぎのあたりを指さして「見て。すね毛が靴下からはみだしているんだよ!」と足を見せた。

彼はストッキングと似たような薄い化繊のビジネス靴下をはいていた。
「ほら、すけすけでしょ」
と言う。真面目な顔でというか無邪気な顔で。何がしたいのか、よくわからなかった。

何の反応もできず、気分が悪くなるのをこらえてその場から逃げた。

私たちの戸惑う姿を見て、ニヤニヤしている眼鏡氏。嫌がらせだったのか?

それ以来、私は男性のスーツの下の靴下が苦手になってしまった(笑)。

こういう男性は、もし結婚したらどんな旦那さんになるのだろう。見た目で判断してはいけないのかもしれない。意外に家庭を大事にしてくれるかもしれない。

いかにも良い旦那になりますオーラを振る舞いていた人が、DVしたりするのだから、人はわからない。
  

研修の次の日、女性だけのミーティングがあった。


前日のお偉方も含め、男性ばかりの上司が前に並んで座っていた。

「仕事上での悩みや相談ごとを皆で解決しよう」みたいなテーマだったと思う。


いろんな仕事上のトラブルなど、ぽつぽつとでてきていたが、あまり盛り上がらないので、順番に全員が意見を言う流れになった。


パワハラ気味の上役相手に、会社への苦情とか、仕事の悩みなど言える雰囲気でもなかった。
皆、遠慮がちにぼそぼそと無難な意見を言っていた。

私は当時、女性というだけで差別的な目にあうことが多く、待遇面でも不満を持っていた。

私は、勇気をだして?職場で受けるセクハラやパワハラ、差別的な体験について意見を訴えた。

半ば、やけになっていたと思う。

こういう課題をだしたのは私だけだった。ヒンシュクをかうかなと思ったが、意外に盛り上がった。


昨夜のお偉方のおじさんもいたが、苦笑いをしながら、「わかりました。会社でも気を付けていきます。」という返事だけはもらった。


それ以来、上司からのセクハラやパワハラは少しは改善された様に思う。

それ以降、お偉方の間で、私の事を「気の強い扱いにくい社員」みたいに言われていたとかいないとか?( ・Д・)噂はあったようだ。

私にとって、それは勲章だと思った。

これはたまたまうまくいった例かもしれない。他の会社では、報復される恐れから泣き寝入りしている人は大勢いる事だろう。
被害にあう人は男性だっているはずだ。まだまだ遅れている日本。

性犯罪にしても、まだまだ被害者に原因を押し付けたり、弱い立場の人が更に傷を深くする事が多い。


 

 

セクハラ問題が問題になっているが、今頃遅い!と思う。

遅すぎる。それでもまだ国のトップにいる男どもは素直に問題に向かおうとしない。

私が若かった〇十年前でも、似たような問題はあった。

セクハラ☆

社長がすれ違いざまに触れて来るのは日常的。

研修旅行で、夜のパーティでのことだった。

ダンス音楽が流れ、踊れる人は踊りだした。

社交ダンスができる人は楽しそうだったが、私はできないし、良く知らない中年のお偉方と踊るのは抵抗があり、端っこで座っていた。


するとあるおじさん(お偉方)が、若い女子社員を指名し始めた。

誰も内心、嫌だと思っているのはあきらか。
最初に指名された子は作り笑いをしており、しかたなく手をひっぱられていった。

次に私の順番がきた。

これは仕事ではないし、作り笑いなんかするものかと、「踊れませんから」と断った。

しかし、頑固に「お前の番だ!皆わしの言う通りにしているんだぞ。」と言う。

それでも「嫌です」と私は抵抗した。
すると他のおじさん上司が、私を背中から押して「行け」と無理やり押し出した。

他の女性も「私だって我慢したんだから」みたいなオーラをだしていて誰も助けない。

チークタイムとか絶対嫌だった。時代がわかる~笑(・∀・)

しかたなく、あからさまに嫌な顔で私は相手をした。

相手のおじさんは、踊りながら耳元でささやいた。

「おじさんだから嫌だろうけど、そんなでは社会でやっていけないよ。女っていうのはこういう時に相手をするものなんだよ。もっと社会勉強しないとだめだな。」

それでも、泣きそうな顔で抵抗する私に、教育をしてやるという顔で
「よし、もう許してやろう。はい次!」と解放したのだ。

たいした事ではないかもしれない、ちょこっと我慢して愛想笑いするのが大人でマナーだろうと言う人もいるかもしれない。

しかし、このおじさん連中の発した言葉と強引さは、納得がいかなかった。


他にも、一男性から嫌がらせを受けた事があった。

パワハラ?(ただの嫌がらせかも?)☆☆☆

朝出社したら、なんと私の机が無くなっていたのだ。

驚いて総務課長に言うと「私が片付けました。あなたはもうすぐ結婚して辞めると聞いたもので。」と言われた。

それはデマであり、仮にそうだとしても噂だけでいきなりそんな事はしないだろう。

これには周りも唖然とした。私の上司が怒鳴りつけて、総務課長はしぶしぶ机を戻した。

後から理由がわかった。
私はまだ入社2年目だったのだが、たまたま目立つ花形の部署に配属された。それが気にいらなかったという事だった。

理解に苦しむ話だが、そういう変わった事をする人もいるのだと驚いた。

その課長は以前仕事中にお酒を飲んで顔が赤くなっているところを私に見られていた。口止めされていたので、誰にも言わなかったが、それも理由だったかもしれない。と勝手に思っている。


  

相談後、Aさんは、すぐに調停を申請し、約半年かかって離婚にこぎつけた。

調停委員は二人、男性と女性。50~60代だったそうだ。

聞いていた通り、男性の調停委員は、DVを知らないのか理解を示さず、

「あなたに原因があるんじゃないの?」とか、旦那さんの嘘や言い訳を信じ、

「そういう事を言うから旦那さんがそうなるんじゃないの?」という言葉をAさんに投げかけ、旦那さんの言い分を聞く様に説教される時もあったようだ。
なかなか話が進まず、Aさんの旦那さんは自己弁護に走り、DVも相手に原因があると相手のせいにしていた。

Aさんの旦那さんは、出産で里帰りしていた間の不貞もあった。
それについてはAさんが証拠を持っていたので、DVより、不貞を理由にした方が話が早く進んだようだ。

しかし、AさんはDVを理由に離婚したかったようだ。

役所に配置してあるDVについてのチラシを調停に持参し、男性の調停委員に見せたところ、そこから少し態度が変わったらしい。

女性の委員の方が何かとかばってくれ、話をよく聞いてくれ、優しかったのが救われたとの事だった。

結果的に、慰謝料がもらえ、希望より少なかったが、養育費ももらえる結果となった。

最後の日には、公正証書できちんと書類を作成してもらえた為、旦那さんは、今のところきちんと払っているそうだ。


心の準備はできていたものの、やはりDV被害者を責めるような男性調停委員の無神経な言葉はAさんの不安を煽り、心を傷つけた。

すべてが終わってから、家裁の苦情受付に、素直な感想を話したそうだ。
男性調停員から言われた無神経な言葉、DVの事を知らなかった事、などを伝えたと言う。

すると「それは申し訳ない事をしました。途中からでも申し出てくださったら、調停委員を代える事もできたのですが。」と家裁の職員から謝られたという。

これは情報として知っておいた方が良い。
調停員にも色んな方がおられるから。

結果がまあまあ納得いけたから良かったのだが、こういう事もある事を覚悟しなきゃいけないんだなと勉強になった。


調停をする様な相手と出会わないのが一番ベストなのだけど。


 知っておきたい!調停で、調停員に納得のいかない対応をされたら、裁判所に相談してみよう。

Aさんは、相談員さんから

「DVからは逃げた方が良いです。実家に帰られて正解でしたね。」

と言われていた。


問題は相手がすんなり離婚に応じるかどうかだった。


子供もいるので、経済的な事も決めなくてはいけない。


調停にする話になり、相談員さんが心配していた事は

「調停委員にも色々いますからね。弁護士、公務員、銀行員など立派な肩書を持っていた人が多くて、頭が堅かったり、昔の考えを押し付けてきたり、DVを理解していない人がいますから。」

という事だった。



最近ではかなり世間に浸透してきたDVやモラハラという言葉。



亭主関白だった昔のお父さんたちは、一歩間違えるとDV男になっていたわけだ。



「以前、相談を受けた例ですが、調停委員が、DVに関して全く理解が無く、被害者に対して、あなたが悪いとか、あなたに原因があると言われ、DV夫の言い分ばかりを優先された人がいたんです。調停委員からも精神的DV受けた様なものです。こちらに泣きついてこられました。」

と相談員さんが教えてくれた。


「そうなったら、自分で弁護士をつけるしかないのでしょうか。」と私が聞いてみた。


「う~ん、それも弁護士さん次第ですね。我々もDVに詳しい被害者の立場にたつ弁護士を紹介したいのですが、今のところ、紹介できるような人はいないのです。DVで戦う為に依頼された弁護士が、依頼者が悪いと、逆に説得する様な人もいますからね。弁護士だからといって、必ずしもDV被害者に理解を示すとは限らない様です。本当に、世間はまだまだDVに理解がないんです。これはもうジェンダーの根深い問題と言えます。」

と言われ、驚いた。


「もし、調停で、辛い思いをしたり、調停委員に問題あると思ったら、こちらに相談にきてくださいね」との事だった。



☆これは、数年前の事であり、現在は改善されているかもしれないが、夫婦の言い分が違う場合、加害者の嘘が上手いと、被害者側の言い分を信じてもらう事が難しいのだろう。だから証拠や記録は大切なのだ。



 

市役所の受付で、相談内容を伝えると、こちらへどうぞと奥の部屋に通された。


Aさんと子供さんと一緒に部屋に入った。


子供の遊ぶコーナーがあり、そこで私は子供さんを見ながら時々相談に加わった。


相談担当の女性は二人。40代と50代位か。



二人は優しくうなずきながら、Aさんの話に耳を傾ける。ノートに記録を取りながら。


「よく、相談にこられましたね。DVにあっている方は、なかなか被害者という意識が無くて、我慢されている人が多いんですよ。」とAさんを労った。




「いえ、私も自分がDVにあっていると知らなくて、自分が悪いのかと思い、一人で悩んでいました。離婚なんてできる訳ないと思っていましたし、考えてはいけないと思っていました。人に相談してここまで来れたのです。」

とAさんは答え、相談員の方は、私の方を向いて「よくぞ、ここへ連れてきてくださった」と頭をさげた。


この時すでに、Aさんは実家に帰っており、これからどうすれば良いのか、スムーズに離婚できるのか、今後の生活の不安などを相談していた。


実家は、同居する余裕が無く、反対を押し切って結婚した事もあり、これ以上甘えられないと言っていた。

親の見る目が正しかったという事か。確かになあ。親の反対を押し切っても結婚したいと言われると、益々燃え上がるものだからね。


私も、もし反対する人がいたとしても、素直に聞かなかったかもしれない。



自分だけは大丈夫って、こんなに愛されているのだからって、誤解してしまうんだよね。



 伝えたい事!一人で悩まず、身近な人に相談しよう。市役所でも相談窓口がある。

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