りんごの嘆き

人生の後半もだいぶ過ぎた主婦りんごの嘆き。これからは自分らしく生きる。最後は笑って終わりたい。

カテゴリ: DV、モラハラ他体験談

モラハラ、DVにも色んなパターンがある。


暴力、暴言を毎日浴びせられ、殺されるかもしれないと思うほどのDVに悩んでいる方や、必死の抵抗でやっと脱出できた方、どんなに沢山おられることか。


そんな方に比べれば、私の場合なぞ。軽い、甘いと思われるかもしれない。


何度も書いているが、本人は”自分は優しい、いい夫を頑張ってやっている”と思い込んでいる。
全く自覚がない。

だから、こちらの気持ちは無視で、え?というような、言葉を場違いに言ってくる。

「僕たちはいい夫婦だよね」とか、「僕はよく人から良い旦那さんだと言われている」とか、「僕ほど家族の為に頑張っている父親はいない」みたいな事を、モラハラした後に、平然と言ってくる。

急に優しい言葉をメールしてきたりもする。


おそらく、この不自然な優しい言葉に乗せられ続けると、共依存にはまりこむのではないかと思う。


うわべは激しい暴力も暴言もない、だから、「その程度で、モラハラとかDVではない」ということにはならない。

今はこんな事を言う私だが、少し前までは「自分が何とかしよう、自分が頑張ればいいんだ」と無理していた。夫の言葉を信じていた。

次第に、あれも嘘、これも嘘、家族には嘘でごまかし、自分の利益や欲望を優先していた事がわかってから、「もう騙されない」と決めた。

これは、経済的DV,モラハラなんだと自分の心の中で決定。対策を考えることにした。

私がそう思っている事も知らない夫は、何もなかった様にマイペースで楽しそうにやっている。

かつて、「あなたの今の言動は、モラハラだよ。経済的DVもしているよね」と言った事がある。

無反応だった。おそらく「何を言っているのだろう、こんな良い旦那さんに向かって。そっちがモラハラしてるじゃないか」と思ったに違いない。


私が何を訴えても「文句ばかり言っておかしいのはそっちだ。僕を評価する人が沢山いるし、僕は家族の犠牲になってきたのだから、感謝するべきだろう。人の見かたがおかしいのではないか。もっと勉強しろよ」と言うだけなのだ。

家族への責任感を持ってほしいと訴えても、つまらない我儘な文句としかとらえず、本人は聞き流してしまう。

加害者に対してのカウンセリングもあるようだが、うちの場合は自分が加害者だと自覚する事はないだろう。

むやみに相手にわかってもらおうとか、改善を望むと、とんでもない反撃がきて更に傷つくだけなのだ。話し合いで解決することは無理だと私は諦めた。

こういう自己愛の強い、モラハラをする人は、人の気持ちや、自分の行動を客観的に見る事ができないと諦め、こちらが対処する方法を考えるしか自分を守る手段はなさそうである。




パワハラ被害にあっている知り合いの若いママさんは、我慢の限界に達したようで、体調が悪くなり、精神科に通院している。


先日も、子供の運動会で仕事を休んだ事を、ネチネチ言われたようだ。

入社する前に、その男性は「学校行事を配慮します。気兼ねなく休んで良いから。子供さんがいる事を配慮するよ。残業もしなくて良いように」と言って、「ぜひうちで働いてぼしい」と誘ったのだ。


ところが、入社してみると、仕事内容も嘘、しかも、顧客の前で、彼女を馬鹿扱いする。
「こいつは、休んでばかりいて、その分残業しようともしない、無能な馬鹿なんですよ」とまで言われたそうだ。

彼女は、ずっと耐えていたが、さすがに辛さが表情にでていたらしく、その嘘つき上司から「何か言いたい事があるなら言え」と言われたそうだ。

彼女は泣きながら、全てを吐き出した。

すると、「やめたいんだろう」「今ならいいぞ」「仕事が難しすぎたのか。お前には無理だったようだな」
と、上司ははぐらかした。

彼女は、仕事の愚痴は言っていない。

上司の態度を話題にしているのに、上司は自分が悪いとは認めない。彼女が悪いという方向に持っていこうとする。

話せと言いながら、耳を傾ける気は無い。

おまけに、「お前も言いたい事を言ったんだから、自分もこれからお前の嫌なところを言うようにする」と言ったらしい。

こうやって、人が辞めていく。辞めるようにしむける。そして、自分の価値を自分だけが認める。

彼女は、いつでも辞められる。国家資格を持っているので、仕事はあるのだ。

ただ、今の仕事が好きで、早く覚えてバリバリ働きたいだけだ。

ここで辞めたら馬鹿らしい。確かに。


他にも、男性だったが、社長がごワンマンで、機嫌を損ねるとすぐに暴力をふるってくると聞いたことがある。「お前がダメだからだ。指導の為にやってるんだ」と言われるのだそう。
従業員は家族がいるし、簡単に転職できないから皆耐えていると。社長はそこにつけこむので、更にパワハラが悪化しているとの事だった。


私ならどうするだろう。パワハラの記録、録音などを集めて、然るべき公的機関に相談にいき、指導してもらうだろう。

パワハラの相談について

職場に近い労働局、労働基準監督署に行こう。総合労働相談コーナーかある。電話でも相談できる。

相談コーナーでは、説明がしやすいように、メモにまとめて行くとよいそうだ。

●パワハラを受けたと思われる日時
●受けた場所
●言われたり、強要された内容
●誰にされたのか
●その時見ていた人の名前など


私に相談してきたママさんは仕事ができる。だからこそ叩かれる。もっと酷いパワハラも世の中にはある。
公の機関に相談するだけでも違う。DVについても同じだ。泣き寝入りする時代は終わったと思いたい。

私は、彼女を応援していく。


パワハラをうけたら~☆証拠を残す。録音、録画、メモ、とれるものはとっておく。公の機関の相談コーナーに訴えてみる。

数年前だが、結婚して子供さんを出産したばかりの若いママさん、Aさんから相談を受けた。

Aさんは、結婚してから、ご主人の理不尽な言葉の暴力に苦しんでいた。


妊娠中も、ちょっとした喧嘩で、蹴られそうになったりしたという。


ご主人には、気分にサイクルがあり、典型的なDV男だった。


DVの3つのサイクル☆   

蓄積期(イライラが溜まりピリピリした態度)⇒暴力期(イライラがピークに達し、些細な事から妻に暴力をふるったり、暴言や嫌がらせをする)⇒ハネムーン期(豹変し、謝る。優しくして愛情あふれる行動をする)⇒ 繰り返し


Aさんは、DVという事をよく知らず、なぜこんなに自分が虐げられるのかが理解できなかった。ハネムーン期には、夫の言葉を信じて許し、期待するのだが、再び繰り返されるのでかなり参っていた。



最近になり、浮気の疑いもでてきて、旦那さんと喧嘩になり、暴力が怖くて実家に帰ったという。

家にいる時は、常に顔色を伺い、ビクビクしているとの事だった。


「子供も小さいので、自分さえ我慢すればよいのかとも思っている」と暗い表情だった。



「それはDVというものよ。あなたは悪くないし、我慢してはいけないよ。」と話して、今後の事を考える為に、市役所の婦人相談室に連れて行った。



 
 伝えたい事!☆それはDVではないか?被害者になっていないか?共依存になる前に誰かに相談を。

市役所の受付で、相談内容を伝えると、こちらへどうぞと奥の部屋に通された。


Aさんと子供さんと一緒に部屋に入った。


子供の遊ぶコーナーがあり、そこで私は子供さんを見ながら時々相談に加わった。


相談担当の女性は二人。40代と50代位か。



二人は優しくうなずきながら、Aさんの話に耳を傾ける。ノートに記録を取りながら。


「よく、相談にこられましたね。DVにあっている方は、なかなか被害者という意識が無くて、我慢されている人が多いんですよ。」とAさんを労った。




「いえ、私も自分がDVにあっていると知らなくて、自分が悪いのかと思い、一人で悩んでいました。離婚なんてできる訳ないと思っていましたし、考えてはいけないと思っていました。人に相談してここまで来れたのです。」

とAさんは答え、相談員の方は、私の方を向いて「よくぞ、ここへ連れてきてくださった」と頭をさげた。


この時すでに、Aさんは実家に帰っており、これからどうすれば良いのか、スムーズに離婚できるのか、今後の生活の不安などを相談していた。


実家は、同居する余裕が無く、反対を押し切って結婚した事もあり、これ以上甘えられないと言っていた。

親の見る目が正しかったという事か。確かになあ。親の反対を押し切っても結婚したいと言われると、益々燃え上がるものだからね。


私も、もし反対する人がいたとしても、素直に聞かなかったかもしれない。



自分だけは大丈夫って、こんなに愛されているのだからって、誤解してしまうんだよね。



 伝えたい事!一人で悩まず、身近な人に相談しよう。市役所でも相談窓口がある。

Aさんは、相談員さんから

「DVからは逃げた方が良いです。実家に帰られて正解でしたね。」

と言われていた。


問題は相手がすんなり離婚に応じるかどうかだった。


子供もいるので、経済的な事も決めなくてはいけない。


調停にする話になり、相談員さんが心配していた事は

「調停委員にも色々いますからね。弁護士、公務員、銀行員など立派な肩書を持っていた人が多くて、頭が堅かったり、昔の考えを押し付けてきたり、DVを理解していない人がいますから。」

という事だった。



最近ではかなり世間に浸透してきたDVやモラハラという言葉。



亭主関白だった昔のお父さんたちは、一歩間違えるとDV男になっていたわけだ。



「以前、相談を受けた例ですが、調停委員が、DVに関して全く理解が無く、被害者に対して、あなたが悪いとか、あなたに原因があると言われ、DV夫の言い分ばかりを優先された人がいたんです。調停委員からも精神的DV受けた様なものです。こちらに泣きついてこられました。」

と相談員さんが教えてくれた。


「そうなったら、自分で弁護士をつけるしかないのでしょうか。」と私が聞いてみた。


「う~ん、それも弁護士さん次第ですね。我々もDVに詳しい被害者の立場にたつ弁護士を紹介したいのですが、今のところ、紹介できるような人はいないのです。DVで戦う為に依頼された弁護士が、依頼者が悪いと、逆に説得する様な人もいますからね。弁護士だからといって、必ずしもDV被害者に理解を示すとは限らない様です。本当に、世間はまだまだDVに理解がないんです。これはもうジェンダーの根深い問題と言えます。」

と言われ、驚いた。


「もし、調停で、辛い思いをしたり、調停委員に問題あると思ったら、こちらに相談にきてくださいね」との事だった。



☆これは、数年前の事であり、現在は改善されているかもしれないが、夫婦の言い分が違う場合、加害者の嘘が上手いと、被害者側の言い分を信じてもらう事が難しいのだろう。だから証拠や記録は大切なのだ。



 

相談後、Aさんは、すぐに調停を申請し、約半年かかって離婚にこぎつけた。

調停委員は二人、男性と女性。50~60代だったそうだ。

聞いていた通り、男性の調停委員は、DVを知らないのか理解を示さず、

「あなたに原因があるんじゃないの?」とか、旦那さんの嘘や言い訳を信じ、

「そういう事を言うから旦那さんがそうなるんじゃないの?」という言葉をAさんに投げかけ、旦那さんの言い分を聞く様に説教される時もあったようだ。
なかなか話が進まず、Aさんの旦那さんは自己弁護に走り、DVも相手に原因があると相手のせいにしていた。

Aさんの旦那さんは、出産で里帰りしていた間の不貞もあった。
それについてはAさんが証拠を持っていたので、DVより、不貞を理由にした方が話が早く進んだようだ。

しかし、AさんはDVを理由に離婚したかったようだ。

役所に配置してあるDVについてのチラシを調停に持参し、男性の調停委員に見せたところ、そこから少し態度が変わったらしい。

女性の委員の方が何かとかばってくれ、話をよく聞いてくれ、優しかったのが救われたとの事だった。

結果的に、慰謝料がもらえ、希望より少なかったが、養育費ももらえる結果となった。

最後の日には、公正証書できちんと書類を作成してもらえた為、旦那さんは、今のところきちんと払っているそうだ。


心の準備はできていたものの、やはりDV被害者を責めるような男性調停委員の無神経な言葉はAさんの不安を煽り、心を傷つけた。

すべてが終わってから、家裁の苦情受付に、素直な感想を話したそうだ。
男性調停員から言われた無神経な言葉、DVの事を知らなかった事、などを伝えたと言う。

すると「それは申し訳ない事をしました。途中からでも申し出てくださったら、調停委員を代える事もできたのですが。」と家裁の職員から謝られたという。

これは情報として知っておいた方が良い。
調停員にも色んな方がおられるから。

結果がまあまあ納得いけたから良かったのだが、こういう事もある事を覚悟しなきゃいけないんだなと勉強になった。


調停をする様な相手と出会わないのが一番ベストなのだけど。


 知っておきたい!調停で、調停員に納得のいかない対応をされたら、裁判所に相談してみよう。

セクハラ問題が問題になっているが、今頃遅い!と思う。

遅すぎる。それでもまだ国のトップにいる男どもは素直に問題に向かおうとしない。

私が若かった〇十年前でも、似たような問題はあった。

セクハラ☆

社長がすれ違いざまに触れて来るのは日常的。

研修旅行で、夜のパーティでのことだった。

ダンス音楽が流れ、踊れる人は踊りだした。

社交ダンスができる人は楽しそうだったが、私はできないし、良く知らない中年のお偉方と踊るのは抵抗があり、端っこで座っていた。


するとあるおじさん(お偉方)が、若い女子社員を指名し始めた。

誰も内心、嫌だと思っているのはあきらか。
最初に指名された子は作り笑いをしており、しかたなく手をひっぱられていった。

次に私の順番がきた。

これは仕事ではないし、作り笑いなんかするものかと、「踊れませんから」と断った。

しかし、頑固に「お前の番だ!皆わしの言う通りにしているんだぞ。」と言う。

それでも「嫌です」と私は抵抗した。
すると他のおじさん上司が、私を背中から押して「行け」と無理やり押し出した。

他の女性も「私だって我慢したんだから」みたいなオーラをだしていて誰も助けない。

チークタイムとか絶対嫌だった。時代がわかる~笑(・∀・)

しかたなく、あからさまに嫌な顔で私は相手をした。

相手のおじさんは、踊りながら耳元でささやいた。

「おじさんだから嫌だろうけど、そんなでは社会でやっていけないよ。女っていうのはこういう時に相手をするものなんだよ。もっと社会勉強しないとだめだな。」

それでも、泣きそうな顔で抵抗する私に、教育をしてやるという顔で
「よし、もう許してやろう。はい次!」と解放したのだ。

たいした事ではないかもしれない、ちょこっと我慢して愛想笑いするのが大人でマナーだろうと言う人もいるかもしれない。

しかし、このおじさん連中の発した言葉と強引さは、納得がいかなかった。


他にも、一男性から嫌がらせを受けた事があった。

パワハラ?(ただの嫌がらせかも?)☆☆☆

朝出社したら、なんと私の机が無くなっていたのだ。

驚いて総務課長に言うと「私が片付けました。あなたはもうすぐ結婚して辞めると聞いたもので。」と言われた。

それはデマであり、仮にそうだとしても噂だけでいきなりそんな事はしないだろう。

これには周りも唖然とした。私の上司が怒鳴りつけて、総務課長はしぶしぶ机を戻した。

後から理由がわかった。
私はまだ入社2年目だったのだが、たまたま目立つ花形の部署に配属された。それが気にいらなかったという事だった。

理解に苦しむ話だが、そういう変わった事をする人もいるのだと驚いた。

その課長は以前仕事中にお酒を飲んで顔が赤くなっているところを私に見られていた。口止めされていたので、誰にも言わなかったが、それも理由だったかもしれない。と勝手に思っている。


  

研修の次の日、女性だけのミーティングがあった。


前日のお偉方も含め、男性ばかりの上司が前に並んで座っていた。

「仕事上での悩みや相談ごとを皆で解決しよう」みたいなテーマだったと思う。


いろんな仕事上のトラブルなど、ぽつぽつとでてきていたが、あまり盛り上がらないので、順番に全員が意見を言う流れになった。


パワハラ気味の上役相手に、会社への苦情とか、仕事の悩みなど言える雰囲気でもなかった。
皆、遠慮がちにぼそぼそと無難な意見を言っていた。

私は当時、女性というだけで差別的な目にあうことが多く、待遇面でも不満を持っていた。

私は、勇気をだして?職場で受けるセクハラやパワハラ、差別的な体験について意見を訴えた。

半ば、やけになっていたと思う。

こういう課題をだしたのは私だけだった。ヒンシュクをかうかなと思ったが、意外に盛り上がった。


昨夜のお偉方のおじさんもいたが、苦笑いをしながら、「わかりました。会社でも気を付けていきます。」という返事だけはもらった。


それ以来、上司からのセクハラやパワハラは少しは改善された様に思う。

それ以降、お偉方の間で、私の事を「気の強い扱いにくい社員」みたいに言われていたとかいないとか?( ・Д・)噂はあったようだ。

私にとって、それは勲章だと思った。

これはたまたまうまくいった例かもしれない。他の会社では、報復される恐れから泣き寝入りしている人は大勢いる事だろう。
被害にあう人は男性だっているはずだ。まだまだ遅れている日本。

性犯罪にしても、まだまだ被害者に原因を押し付けたり、弱い立場の人が更に傷を深くする事が多い。


 

 

ずーっと昔の話。男性社員=仮名~”眼鏡氏”について書いてみよう。
中年の独身。ちょっと変わっていて、普段から女性を馬鹿にする言動があり、女子社員には良く思われていなかった。

ある日、眼鏡氏が

「女性諸君、誰かさあ、手鏡もってない?貸してくれない?」と社内をうろうろしていた。

お化粧のコンパクトとか手鏡は皆持っていたが、貸したくなかった。

だから女性社員は聞こえないふりをしたり、持っていないと断った。

抵抗された眼鏡氏は
「はあっ!なんだよ!ここには女はいないのかよ!鏡を持たないなんて女じゃないだろ!お前ら、女じゃないぞ。恥を知れ!」
と怒り出した。

(貸したくないってことくらい、ピンとこないのかね)って、心の中で皆思っていた。それに人に物を貸してほしいと頼む側が何でこう偉そうに言うのか。と。

ある日、眼鏡氏がお昼休みに大声で誰かと話しているのが聞こえた。

「この前さあ、お見合いしたんだよ~。そしたらさあ、病気歴がある女でさ、傷物だったんだよ。おいおいって話だよね。危ない危ない、とんでもない不良品を貰うところだった。」

と平然と言っていた。

危なかったのは相手の女性の方だろう。こんな人と結婚しなくて良かったねと言ってあげたかった。
眼鏡氏は、残業になるといつも自宅に電話をかけていた。

「もしもし、ママ?僕、まあくんだよ。今夜残業だからご飯いらないからね、じゃあね」
と大きな声で堂々と。皆聞こえないふりをしていた。(笑)

眼鏡氏は、こんな事もしていた。

お昼休みに、こちらに向かって「こっちに来て!」と手招きをしたので、仕方なく同僚の子と眼鏡氏の席へ向かった。

眼鏡氏は、片足を椅子の上に置き、ズボンの裾をめくりあげた。そしてふくらはぎのあたりを指さして「見て。すね毛が靴下からはみだしているんだよ!」と足を見せた。

彼はストッキングと似たような薄い化繊のビジネス靴下をはいていた。
「ほら、すけすけでしょ」
と言う。真面目な顔でというか無邪気な顔で。何がしたいのか、よくわからなかった。

何の反応もできず、気分が悪くなるのをこらえてその場から逃げた。

私たちの戸惑う姿を見て、ニヤニヤしている眼鏡氏。嫌がらせだったのか?

それ以来、私は男性のスーツの下の靴下が苦手になってしまった(笑)。

こういう男性は、もし結婚したらどんな旦那さんになるのだろう。見た目で判断してはいけないのかもしれない。意外に家庭を大事にしてくれるかもしれない。

いかにも良い旦那になりますオーラを振る舞いていた人が、DVしたりするのだから、人はわからない。
  

眼鏡氏は外回りの営業担当でほとんど社内にいない為、しつこく個人を攻撃する様な行動はなく、特に大きなトラブルもなかった。

だが、忘年会で酔ってしまい、隣に座った女性に絡んでしまった。

堂々とセクハラ行為をしており
「やめてくださいよっ!もう!怒りますよ!」と普段おっとりした感じの経理担当の女性、B子先輩が抵抗していた。

が、眼鏡氏はヘラヘラとして「いいじゃん~。B子ちゃ~ん」とくっついていた。

周りの人も「おい、いい加減にしなよ。嫌がってるじゃん」と注意した。

「だいじよーぶだよねー。女は男に尽くすものだろ。本当は嬉しいんだろ」と聞く耳もたない。

「さっきからやめろって言ってるでしょ!馬鹿にしないでください!やめなかったらビールを頭からかけますよ!」とB子先輩が怒った。

「へえー、そんな事できるの?やれるならやってみなよ。女のくせに生意気なんだよ。」
と眼鏡氏はヘラヘラと言い返し、セクハラをやめなかった。

すると、B子先輩は目の前にあったビールのジョッキを取り上げ、眼鏡氏の頭上から中身をぶっかけた。

ジャバーっと頭からビールをかぶった眼鏡氏。皆が唖然としている中、B子先輩は帰ってしまった。

ドラマのワンシーンみたいだった。

眼鏡氏は「何だ、あいつは。ダメな女だ。けしからん、女は黙って男の言いなりになればいいんだよ」
とぶつぶつ言いながら、酔いが醒めた様だった。

それを聞いた他の女性達、私も含めて怒りが爆発した。

「女性を馬鹿にしないでください!何言ってるんですか!あなたはどれだけの人間なんですか?明日、B子先輩に謝ってくださいよ。謝るのはあなたの方ですよ!」
と抗議した。
そこへ、他の男性社員が「そうですよ。眼鏡さん、やりすぎですよ。女性を馬鹿にしすぎです。」と応援に入った。

眼鏡氏は、おとなしくなり、濡れたからもう帰るとすねて先に帰って行った。

その後、残ったメンバーで宴会をやり直したのだった。

翌日B先輩に後のいきさつを話したら喜んでいた。そして眼鏡氏から御詫びがあったと聞いて、こちらもホッとしたのだった。


今日の教訓!☆注意してもからんでくる人には我慢しないではっきり抵抗しよう。差別的言動を受けたら抗議しよう。

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