マリーさんがそんな話を私にしていた頃、御主人は時々、職場に遊びに来ていた。奥さんの様子を気にしているのと、社長とお喋りをしに来ていた様だった。驚いたのは、前妻と一緒に来て居た時もあったこと。誰がどうみても離婚した夫婦には見えなかった。笑顔で楽しそうに社長
人生色々~小説みたいな本当の話
マリーさん(3)
つづきマリーさんが結婚を申し込まれた時、ご主人はまだ既婚者だったという。「彼はすでに離婚してると言っていた。僕と結婚すればお金を自由に使えるし、楽な生活をさせるって言ってた。全部嘘だった。」前妻は、自分でカフェを経営しており、自立した生活を送っていた。「
マリーさん(2)
★これは、あくまでもある特定の人から聞いた話であり、遠い記憶を辿って書いており、話の内容は真実かどうかわかりません。その点をご理解願います。★続きマリーさんは、「私はタレントだったの。フィリピンから集団でタレントをしに出てきて、家に仕送りする人は多いのよ
不幸な結婚?~マリーさん(1)
★これは、あくまでもある特定の人から聞いた話であり、遠い記憶を辿って書いており、話の内容は真実かどうかわかりません。その点をご理解願います。★以前働いていた職場で、フィリピン出身の若いママ、マリーさんがパートで働いていた。社長とマリーさんのご主人が友人で
逃避行のいきさつ
「びっくりした?久し振り!」と明るい声の、りー。戸惑う私が何を言えばいいのか考えているうちに、彼女は卒業から今日までどう過ごしてきたのかを教えてくれた。結婚が決まり、式の日が近づくにつれ不安が強くなったという。「一番の不安は、やはり義母親からの冷たい態度
式の前日に消えた花嫁
大学時代の友人と会った時、りーの噂を聞いた。その情報は、りーの彼氏の友人からのものだった。その人から聞いたという話をそのまま書いてみる。「結婚式の招待状が届いたから出席するつもりだったんだ。そしたら、彼女の方は招待状を送っていないことが発覚したらしい。何
卒業したら結婚
りーの恋人は、先輩だったので先に卒業して、社会人になっていた。りーは、卒業と同時に結婚するらしいという話を聞いた。大丈夫なのかな、そんなに急がなくても、もう少し独身生活を謳歌してからでもいいのにねと友人の間では噂していた。卒業式の日にりーに会い、少しだけ
りーの嘘
当時の私は、趣味の合う友人と遊ぶ方が楽しくて、恋人ができると行動が制約されてしまいそうだから嫌だなと思っていた。実際、りーは、友人ができる前に、恋人と過ごす時間が増えていた。周りも気を使って誘わなくなり、りーの人間関係は狭くなっていた。そのまま4年間を過
昔の友人~りーのこと
とある老舗旅館の女将をしている古い友人、ニックネーム「りー」の話をしたい。卒業以来、長い間ご無沙汰のままだ。旅館に嫁ぎ、若女将としてしっかり長い間勤め、今では評判の良い美人女将として頑張っている様だ。大学に入学し、最初の授業で隣に座っていたのがりーだった
証人になってと言われる
続き「あの人、他人の家庭を壊したかったとしか思えないわ。奥さんは別れたくないんだから、教えちゃだめでしょ。証拠もないのに。」と友人は怒っている。話はそこで終わらなかった。離婚に応じない奥さんに対して、旦那さんは家をでて、離婚調停を起こしたのだ。ここまでさ