プリンターが壊れたので、アマゾンで購入した。
届いた時、「○○便でーす」と声がして、
玄関ドアを開けたら、高齢の男性が立っていた。
プリンターを受け取ろうとしたら
「重いですよ。玄関の中に置きましょうか」
と言われ「いいですか?ならお願いします」と答えお願いした。
玄関口に置いてもらえたのだが、その様子に驚いた。
宅配のオジサマは、足がよろよろとしているのだ。
荷物を下ろす時も、ふらつきながらゆっくりと。
もしかして腰が痛いのかなと心配になった。
腰をかがめて下に置く動きはかなりきついと思う。
立ったまま両手で私が受け取り、そのまま部屋まで運ぶ方が良かったかもと
申し訳ない気持ちになった。
でも、自分でこんな仕事を選んでいる訳だし、
本当に無理ならやってないよねと思ったり。
動きはゆっくりだけど、どこも痛く無くて、
案外本人は平気なのかもしれないなとも思ったりした。
だったら良いけれど。
重いと言っても、プリンターだからそこまでは無いけど。

オジサマは、よろよろとゆっくり歩きながら車へ戻って行った。
歩き方だけを見れば、介助が必要なのではと思えるほど。
何度もお礼を言ったけれど、あの方は75歳以上には見えた。
高齢者の割合がこれからもっと増えてくる。
年金も少なく、物価は上がり、取られる税金が増え、
働かないと生きていけない世の中になった。
こういう肉体労働は、年配の人にはきついし、
身体を壊すのではないか。
でも、きつい仕事しか無いのも現実だろう。
私もこれからどうなるのだろう。
ずっと昔から予測されていた事。
ゴールドプランとか言って騙して、
何もやってきてこなかった政府のダメさ。
ちょっと悲しくなった。