今日は、父が近所の病院に転院した。
移動後、弟から連絡がきた。
転院先の病院では受付した後、弟は病室に入れずそのまま帰宅。 
あっけなかったそうだ。
ほっとしたのかと思いきや、愚痴を聞いてほしかった様だ。

救急車で運ばれ入院した時は、危険な状態で覚悟もしていたけど、
胆管炎を処置した後、みるみる回復し、自分で歩けるまでになったらしい。
父は、転院ではなくて帰宅できると思っていたらしく、
「家に帰る!転院とは聞いていない!」と不機嫌だったらしい。

「自分はまだ若い、自転車で買い物にも行けるし、何でもできる!」と言い放ったそう。
これこそ認知症。高齢者あるあるだ。

会話はまともにできないし、娘の顔もわからない。
名前を言っても「言葉が聞き取れない」と言ってきょとんとする。
それだけでもう介護なしで生活するのは無理だとわかる。

電話もかけられないし、エアコンも使えない。
救急車で運ばれたのに自分の衰えの自覚がない。

病気がなくても、認知症の方が問題。
介護度も高くなる。弟はそれを知らない。
以前から何度も私が弟に説明しているが、
頭に入っていない。
また同じ話を繰り返すことになった。
介護認定の調査はこれからだ。

要するに、弟は父の抵抗を周囲がそのまま受け入れて、
退院させたり、帰宅させたりして施設に入れるのを邪魔するのではという心配をしている。
そんな訳がない。介護認定もされないのではと。

こういう高齢者が多いというか、ほとんどではないかと思うし、
プロで慣れている病院や福祉関係者が、認知症の高齢者の言う事をそのまま聞いて、
家族の意見を無視するはずがない。
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以前、自分は介護保険の勉強をしたことがあるし、
色んなお宅の苦労話も聞いていて、弟よりは知っているつもり。

何度も弟に訴えても、弟は尻込みする。
救急車を呼ぶ時もそうだった。
父が嫌がったらどうしようといつもそこにいく。
(いや、本人が呼んでほしいと言っても呼ばなかった過去もある。)

いい年した年齢のおじさんが、高齢の認知症の父親にまだおびえている。
他のお宅なら息子の方が強くなって、老いた親を怒鳴りつける人もいるし、
はいはい、と聞き流し、親の為になるならと、さっさと実行するだろう。
弟はただおろおろするだけ。

すっかり小さく骨だけの弱々しい老人になった父でも、
反抗されると、叱られるのが怖くて隠れる幼児になってしまう弟。
弟も毒親の犠牲者だったのか。

何度も~すれば大丈夫だからと説得したので、多分、大丈夫だろう。
子供じゃあるまいし、大丈夫でなければ困る。

父は、いくら頑固な事を言っていても、
食事をまともに食べられないらしいので、いつまでも元気でいるとは思えない。
入院中に段々弱っていくか、肺炎や脳梗塞など、何があってもおかしくない。

弟は父の存在に縛り付けられている訳で、早く解放されたいと思う気持ちもわかる。
父が素直でおとなしい人なら同居もできるだろうが、
勝手にどこに行くかわからないし、頑固で我儘なので絶対無理だ。
ストレスで弟の方が先に介護状態になりかねないし、
実際なってもおかしくなかった。

男尊女卑で育てた結果は、私と弟にとって何の意味もなかったと思う。