翌朝、また連絡がきた。
予想通り、病院にも連れて行かず、家にも連れて行っていない。
父は、あれからちゃんと食べていたらしくて、少し元気になってたと言う。
弟が言うには、病院に連れ出そうとしたけど父が大丈夫と断ったとか。
やっぱり。弟は最初からその気は無かったと思う。

電話の内容しだいで、仮に私が救急車をよんで!と言っても
弟は呼ばないかもしれない。
母が腸閉塞で苦しみ、救急車を呼んでほしいと訴えても
仮病扱いし無視した弟だから。それも2回。

父が高熱を出して倒れた時も、母が救急車を呼ぶと
弟夫婦は「大げさ。たいしたことないはず」と馬鹿にした。
医師でもないのに仮病扱いしていた。

その心理は~
親の世話をしたくないので、病気であることを否定する=思いたいように思い込む、
やりたくない事は、嘘、無い物として扱い、逃避する思考癖。

その分誰かを傷つけたり、他の人に負担させている事に気が付かない。
気が付いても目をそらす。それも無かった事にする。
夫婦でその点はよく似ていた。
もう奥さんはいない。
同調していた奥さんと正反対の私の言葉は厳しく感じるだろう。
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自分が弱った時、歳を取って動けなくなった時、
気が付けば孤独な末路になっていて、子どもがいても冷たい場合。
それは、自分が子どもに対してしてきたことが返ってきてるだけ。

自分の両親は、毒親で男女差別の強い育て方をしたけど
親としての責任感は強かった。
家庭を守ろうとする意識は強かったので、
子である我々には感謝する気持ちもあった。

その分、表向きは親子関係は悪くもならず、
経済面でも心配がない両親は、母が生きている間は幸せな老後生活だったと思う。

今の父は哀れに思えてくるけど…。
放置されても、孤独で荒れた生活でも、大事な息子さえ近くにいればいいと
これが父が選んだ最期なのだ。
覚悟はしているし、これでいいのだと思う事にする。