昨日、昼食後の片付けをしていたら、友人からラインが来た。
「急だけど、今から会える?」と。

この友人は、以前からちょっと時間が空いた時などに、 
お茶しない?と気軽に誘ってくれる貴重な存在。
忙しい人なので、たまにだけど。

先月も誘われたのに用事があり、断ってしまった。
近いうちにこちらから誘うつもりだった。
なので、今回こそは会わなきゃと思い、
即OKの返事をして会いに行った。

いつも笑顔で明るい友人だけど、会うなり「落ち込むことがあった」と言う。
その前に、私の近況をきかれたので、
遠慮なく?実家の事やたわいもない話をした。
いつもお互い家の話を愚痴ったり、ふざけてよく笑うノリなので
昨日もいつも通りに話していた。

すると「何だかこっちの事を話しにくくなってきたわ。気を悪くさせるかも」と言う。
「私、何かまずい事言った?気にしないで何でも話して」と言うと
友人は、バッグから1枚の紙を出して、目の前に置いた。

そこには、検査日、入院日、手術日の日付が赤いペンでかいてある。
えっ?入院?手術?と頭が混乱していると
「私、癌になったの。膀胱癌に」と言う。
いつもとかわらない健康的で笑顔の友人が目の前にいて、
そんな事を言われても~すんなり頭に入らない。
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聞いてほしい愚痴とはてっきり仕事の事だろうと思い込んでいた。
過去に何度か手術歴のある人だけど
その都度完治して、身体を使う仕事もバリバリこなし、
ふっくらしてきて健康にしか見えない。

毎日私よりも良く歩いているし、動いているのに。
人生を豊かに過ごしている人なのに。
何かの間違いな気がした。
(実際、ステージは手術してみないとわからないそうだ。)

友人は、昨日午前中に、同じ癌で親を亡くした同僚から、
膀胱癌の生存率は良くないと聞かされたのだ。
ショックで早退し、一人暮らしなのでそのまま帰宅する気にもなれず、
私に連絡してきたのだった。

そんな辛い状態とは知らず、ルンルンとはしゃいでる私。
ピンと来ない私は、戸惑いすぎて、ただいつも通りにするしかなかった。

話の内容は深刻だけど、気が付くと、冗談を言い合って爆笑しているし、
話題がずれて、身内の愚痴や心配事の話でなぜか盛り上がる。
一緒に笑ったり怒ったり~気が付けば3時間が過ぎていた。

全然深刻になっていなかった私。
これで良かったのだろうか、無神経だったのではと、何度も気になった。
私はこんな時いつもこうなのだ。(流石に我が子の事なら違うと思うが)
身内ではなくて他人である。それもあまりベタベタしていない関係。
いつも通りに振舞う事しかできない。

その人にしかわからない想像を超える辛さである事には間違いない。
だからこそ、あえて入り込まずいつも通りに自然体でいたのだが。
私に会って少しは気が紛れただろうか、
大丈夫だろうかと後から気になってきた。