子ども達は、時々、ふらっと我が家に立ち寄るので孤独を感じる暇はなく有難い。

偶然全員が揃うと、普段静かでがらんとした部屋は急に賑やかで窮屈になる。

普段は、たわいもない話をして笑って終わるけれど、
たまに子等と意見が合わない時もあり、お互いの声が大きくなったりする。
最近の自分は、老いては子に従え~を意識して、相手の意見を尊重し、一旦引く様にしている。
意見と言うより、知識というか、何かの決まりとか、
あれはどうだったっけ?みたいな話だ。

まだ子育て中の若い頃の自分は、親としての立場を意識し、頑固に主張していた。
子等もまだ世の中をよく知らない分、今よりは素直に聞いていた。

が、自立して社会人になった今では(当然だろうけど)自信満々の口調で反論してくる。

私がそれは違うのではと訂正しようとすると
自分の方が若くて最新の情報通だからと思っているからか、不機嫌になり受け入れない。
年寄りは頭が古いから間違えたまま頑固に信じ込んでいるみたいな思い込み?なのかわからない。
経験値から言えば、私の方が全然長くて詳しく知っている事であっても、
子にすれば、親の過去の記憶も薄く、どう生きてきたか想像ができる訳もない。
今の私だけを見て「何もわかってない」と思い込んでいる風だ。
yudai_21BN017_TP_V

無責任な父親(夫)に振り回されてきたであろう可哀想な母親の印象だけはあるかもしれない。
私が社会的に強者であり続けたり、何か名声でも残していれば
今でも尊敬されたかもしれないけれど、残念ながら自分は何の実績も残せていない。
結局自分の生き方の問題だ。私に説得力が無いということ。

それでいい、それが正解と思える。
子はどんどん親を超え、親より強くなってほしい。
ただ、間違えた知識や情報は訂正しないと、困るのは子ども達なので、
後から調べて、ラインで正しい情報の根拠を示している。
素直に受け入れてくれるので、それで終わり。
自分が間違えていた場合も同じ。
子ども達から教わる事の方が多くなっている。

一人暮らしをしていると、気楽で居心地よいけれど、
こういう会話も無ければ、後から知識の確認をしたり、調べる事もない。
昔みたいに強気で頑固に言い張るのをこらえて、
自分の嫌な面を意識する機会になるし、老害にならない様に気を付けたい。

私の父が、頑固で子の意見をきかず、負の遺産を増やし、
どんどん子孫に負担を残しているのがしんどい。
いくら身体は丈夫で長生きでも、脳の老化があんな風に進むと、
本人も子ども達も不幸だと思う。
自分はそんな思いを子にさせない様に気を付けたい。
問題は夫と父~思い出したら気が重くなってきた。