ある日突然、瞼が開かなくなったり、
食べ物が喉にひっかかり飲み込めなくなったそうだ。
まるで食道がくっ付いてしまったかのようだったと。

瞼は脳梗塞を疑ったし、喉は食道がんだと思ったと。
両方とも、しっかり検査をしたけど異常なし。
ストレスが原因でしょうと言われた途端、
すぐに症状がおさまったそう。

もしかしてカフェでも少し喉が詰まった感じだったのだろうか。だから残した?
病気ではないと安心しても、同居のストレスはまだ続いている訳だから。

解決法はわかっていても実行できない、動く気力がないというのは、
他に話せない理由があるかもしれないし、それだけ深刻なのだろう。

そう言いながらも彼女は、
「まだまだ元気いっぱいに好きな事をやってる人はいる。
今のうちにやりたい事をじゃんじゃんやった方がいいよ」
と逆に私を元気付けてくれた。

「暇になるとろくなことを考えない、問題を自分で作りだす癖がでちゃう。
何かしなくちゃ、体力つけたいし色々これから頑張る」とも。

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手を洗うにも、トイレを使うのも何をするにも気を使うと言っていた。
一番は娘さんにあれこれ注意されるらしく、それもこたえるとのこと。

他人のお宅のことだし、黙って聞いていた。
友人が楽しく生活できる日がくるのを祈るしかない。

彼女が言っていたが、やっぱり私は何の悩みもない幸せな奥様に見えるらしい。
あの頃、何故黙っていたの。いつも笑顔で幸せそうにしか見えなかったよと。
当時は、まだ半分夫に洗脳されていたし、
人に話す意味も感じず、ただ子どもを守る事しか頭に無かった。
どうせなら明るく過ごそうと意識はしていた。

本当に辛い時、どうする手立ても無い時は、人に話したくないものだ。
迷いが無いからだ。答えは自分で決めており、
夫の本質をよく知らない他人の親切なアドバイスなんていらなかったし、
逆にうっとおしいだけだった。

やっと今、親しい友人だけに全部話せるようになった。
今日までの長い間の夫の行動が全ての証拠になるし、
友人達も苦労を乗り越えてきたので、通じるものがある。

皆それぞれ違う事情を抱えながら、一生懸命今後の人生どう生きるかを考えている。