NHKの見逃し配信で、
「総合診療医 ドクターG NEXT~めまいが治らない」編を見た。
こういう番組は、観ているだけで症状の気持ち悪さを思い出してしまうので
あまり見ない様にしてきた。
最近は調子が良いし、「治らない」と言う言葉にひかれて見る事にした。
再現ドラマの内容は~子育ても終わった50歳の主婦は夫と二人暮らし。
夫からのモラハラ的な態度にストレスを抱えている。
ある日突然、酷いめまいを起こす。
その後もちょっとしたきっかけでめまいを起こす様になり、
病院にはかかっていたが、3か月後にはまともに歩けない状態にまで悪化していた。
色んな検査をしても異常はない。~
スタジオでは若い医師達が、あれこれと病名を推測するが
どれもあてはまらない。
結果、PPPD((持続性知覚性姿勢誘発めまい)という病名がついた。
※最初のめまいが治った後も、脳が視覚や体性感覚からの情報に過剰に反応し、
バランス感覚の乱れが持続する状態。
※機能性神経障害の一つ。器質的異常(臓器の異常)が見つからない事が多い。
治療法
※患者が自分の病態を理解し、リハビリで(目や身体を動かす)情報伝達の乱れを改善する。
※抗うつ剤などの薬も使いながら、めまい日記をつけたり、病気への向き合い方を変える。
※ストレス管理、十分な睡眠。
自分の過去に悩んだ不調はこれだ!と思った。
これは2017年に定義されたもので、私が不調だった頃には認知されていなかった。
だから自分の場合、内科、耳鼻科、産婦人科、精神科などに行っても異常なしと言われ、
完全に回復するのに数年かかった。
かかりつけ医が話をよく聞いてくれたのは救いだったが。
番組の中の患者の訴えが私の時に似ていた。
夫へのストレスを抱えた生活の連続。
最初のめまいが治った後も、外を歩いている時に、歩道の模様が浮き上がって見えて歩きにくく、
足元がふわふわした感覚が続くこと。
”ちょとした目からの刺激で、脳がまためまいになるぞと過剰に反応する”という表現がぴったりだ。
そうそう、これだ!私はこれだったんだ!とやっとすっきりした。
番組のケースでは、最初に漢方薬「加味逍遙散」を処方されていたが、
私も同じ薬を医師から勧められ、長く飲んでいた。
この薬も有効であると番組内では話されていた。
自分も精神安定剤的に長期間服用していた。
強い予期不安が原因なのはわかっていた。
現実に目の奥の神経が傷ついている様な感じで、
頭の中が普通じゃない、常に頭が重く、ぼーっとしていて辛かった。

一番最初が、長時間続く動けなくなる酷いめまいだったので、
どこにいても、また数時間動けなくなったらどうしよう、
強い吐き気で嘔吐したら…と不安になっていた。
目や頭を動かすとふわふわして怖いし、足に力が入らず踏ん張りがきかない。
それが数か月以上続いた。予期不安が薄れるまでに数年はかかったかも。
夫から一番酷い扱いを受けていた時期、
どうしても困った時は、母に来てもらった。
近くに頼れる人がいない土地に夫が連れてきた後に責任の放棄。
私は不眠になり、仕事場にもNPDがいて、ストレスはマックスだった。
最後には、診療内科で軽い抗うつ剤を貰い、これが効果があった。
仕事は半年休職したが、子ども達がいたのでふんばれた。
首こりも酷く、耳鳴りや閉塞感もでてきて、
耳鼻科で鼓膜のマッサージをしたのも効果があった。
今より痩せていて、鉄欠乏性貧血もあった。
もし外で何かあった場合を想定して、心の準備をしたり、
不安になったら、抗うつ剤か、頭痛薬(頭痛も常にあった)、眩暈をとめる薬を飲んだ。
お守りがあるから大丈夫、と言い聞かせ仕事をしていた。
月日と共に回復し、自信がついてきて、
夫との接し方も変えて、強くなろうと決めた。
(義実家から嫌味を言われたら、即夫に原因があると言い返した。)
今でもたまにふらついたりすることはあるけど、
年に1度、一瞬だけになった。
動けなくなるほどのめまいは無いし、今はでるはずがないと自信を持てる。
それは、毎日の散歩と睡眠が規則正しくできているから。
一番は夫のストレスがかなり減った事が良いと思える。
ずっと同居していたらと思うとぞっとする。
結局自分がやってきたことは、治療法とぴったり合っていて、
あれで良かったのだなと救われた思い。
耳石、老化現象や肩こり、眼精疲労、血行不良など色んな事が原因でめまいは起こる。
どのめまいであっても、あの辛さ、恐怖感はなった人でないとわからない。
「嫌だ嫌だ、歳はとりたくないねえ」と母がいつも愚痴っていた。
今こそ「そうだね、辛いよね」って一緒に嘆きたいのに、母はもういない。