終活の一つとして、保険類などの書類を定期的に整理している。
自分に何かあった時に、子ども達がすぐわかるようにメモもつけている。
子ども達には、置いてある場所は教えている。
あまりそういう縁起でもない話は聞きたがらないのだが、ちゃんとわかっているだろうか。

夫さえいなければ、何も心配はいらないのだ。
もし私に何かあったら、夫は普段無視しているくせに、
そういう時だけは張り切って帰宅し、真っ先に私の財布や通帳、保険証券を探すはずだ。
子等にはそれも注意するように伝えている。
が、現実はどうなるかわからない。
夫が私よりも先であれば解決することだけど。

例えわずかな貯金が残ったとして、それは全て子ども達のもの。
一応、遺言めいた紙は置いているし、自分の気持ちも手紙に書いてはいる。
それも夫が先に見つけて捨ててしまうかもしれない。
そこまで予測して夫は絶対に縁を切らないのだと思う。
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先日、作業をしながら、アマゾンミュージックで何か音楽を聴きたくなった。
自分が幼かった頃、親がよく聞いていた流行歌を聴きたくなり、アレクサにリクエストした。

昭和の歌謡曲が流れてきた途端、若い頃の両親の姿がはっきりと浮かんできた。
特に母が大変そうに家事をする姿が。

家族で見ていた紅白歌合戦など、典型的な昭和の家族団らんの風景が浮かんできた。
今よりも貧しい不便な時代だったかもしれないが、
日本は成長期にあり、活気があって夢を持てた時代。
音楽って凄いなあ。一瞬で当時の事が蘇るのだから。

若い頃の両親に、今になってみると、二人力を合わせて良く頑張ったねと声をかけたい。
子ども二人を一人前に育てなきゃと必死だったのだろう。
母も小さい身体で良く動いていた。
苦労も多かっただろうが、今の私よりも妻として幸せな人生だったと私には思える。

今の私の年齢の頃は、頻繁に父と日本中を旅行していた。
旅行に関しては文句をよく言っていたけどそれは母の我儘。
全部父が準備し母はついていくだけだったのだから。
親族との付き合いも多く、専業主婦でも忙しく充実した生活を過ごしていた。
暇があれば、電話をかけてストレスをぶつける娘(私)もいた訳だし。

私はそういった事が一切ない。
母と違い、頼りになる夫の存在は無し、一緒に旅行なんてありえないし、
(行くとしても夫は一切お金は出さない)
親族のつきあいは弟だけだし、子ども達全員に対しても遠慮をする。

だから普段は一人でのんびり、マイペース。
自分で望んでそうした訳ではなく、結果的にそうなっていた。
母が生きていたら、羨ましいと言いそうだけど。
(父がもっと優しかったらよかったのにね。)

私の様に、一人で過ごす方が好きな人間から見れば、
いつも誰かと一緒とか、友人がいないと寂しくて
賑やかに生活するのも楽しそうだけど、
それはそれで問題になることもあるからどっちが良いとも言えないのかな。