ずっと後悔している事がある。
お互いまだ結婚の予定が無かった頃、彼女から言われたのだ。
「ねえ、いつか結婚しても絶対東京に住んでいようね。歳をとってもずっと会えるし、
楽しいと思うよ。約束しよう。」
その時は、自分も自然にそうなると思っていたので、軽い気持ちで約束したのだった。
彼女はその通りにずっと東京にいる。
私は夫と結婚する為に仕事をやめて、別の土地に引っ越した。
その後も夫の身勝手と失敗で逃亡に近い様な引っ越しを繰り返し、
東京からどんどん離れて行った。
知らない土地に引っ越す度に仕事も友人も変わるし、子ども達にも負担だった。
彼女との約束を守って、夫と結婚しなければ良かったと後悔した。
聞くと、彼女はその約束を覚えていなかった。
同じ様に、私が言った言葉を彼女が覚えていて、私は忘れているパターンもあった。
そんな事言ったっけ?とお互いまた笑った。
若気の至りを恥ずかしく思いながら、
お互いどうにかここまで頑張ってきたねと労い合った。

彼女は、私よりもご主人のことで大変な苦労をしたようだが、
数年前にご主人は事故で亡くなり、今は落ち着いている。
実家の整理も済ませ、今は終活中とのこと。
私の様に夫の問題を抱えたり、子の結婚問題も無く、
自分の老後だけを考えられる落ち着いた状況。
自分も早くそうなりたいものだ。
最後には、友人からずばっとしたアドバイスをもらい、迷いが消えた気がした。
話は尽きず、あっという間に帰る時間になり
「続きはまた今度ね、また会おうね」と手を振って別れた。
久しぶりに優しさに包まれた感覚で、心が温かくなり幸せな気持ちでいっぱいになった。
お互いまだ結婚の予定が無かった頃、彼女から言われたのだ。
「ねえ、いつか結婚しても絶対東京に住んでいようね。歳をとってもずっと会えるし、
楽しいと思うよ。約束しよう。」
その時は、自分も自然にそうなると思っていたので、軽い気持ちで約束したのだった。
彼女はその通りにずっと東京にいる。
私は夫と結婚する為に仕事をやめて、別の土地に引っ越した。
その後も夫の身勝手と失敗で逃亡に近い様な引っ越しを繰り返し、
東京からどんどん離れて行った。
知らない土地に引っ越す度に仕事も友人も変わるし、子ども達にも負担だった。
彼女との約束を守って、夫と結婚しなければ良かったと後悔した。
聞くと、彼女はその約束を覚えていなかった。
同じ様に、私が言った言葉を彼女が覚えていて、私は忘れているパターンもあった。
そんな事言ったっけ?とお互いまた笑った。
若気の至りを恥ずかしく思いながら、
お互いどうにかここまで頑張ってきたねと労い合った。

彼女は、私よりもご主人のことで大変な苦労をしたようだが、
数年前にご主人は事故で亡くなり、今は落ち着いている。
実家の整理も済ませ、今は終活中とのこと。
私の様に夫の問題を抱えたり、子の結婚問題も無く、
自分の老後だけを考えられる落ち着いた状況。
自分も早くそうなりたいものだ。
最後には、友人からずばっとしたアドバイスをもらい、迷いが消えた気がした。
話は尽きず、あっという間に帰る時間になり
「続きはまた今度ね、また会おうね」と手を振って別れた。
久しぶりに優しさに包まれた感覚で、心が温かくなり幸せな気持ちでいっぱいになった。