先日、家の庭先を通り過ぎる人影に気が付いた。
家の裏側から表の道路に抜けて行ったと思われる。

姿を追うと、ランドセルを背負った小学生だった。
高学年に見え、時計を見ると下校の時間帯だった。

すぐ横に道があるのにわざわざ裏側の家の庭に入り込み、
ブロックを乗り越えて我が家を通り抜けるのに違和感を感じた。

どう見ても近道にもならないおかしなルート。
簡単に抜けられる様な場所じゃないので、おかしい。
遊び感覚で、わざと人の家に入り込んで、抜け出すスリルを味わっているのか。

裏の家にも子どもさんがいるので、もしかして寄り道して
その家から出てきたのかとも思った。
でも、それなら普通に玄関から道路に出る方が早いし、
その子が帰った方向にも近い。

気持ち悪いなと思っていたら、二日後、また通り抜けていった。
家の中からカーテン越しに人影が見えて気が付く。
すぐに追っかけないと見失う。
裏の家の人は気が付いていないのかも。

近道になるような抜け道ならまだわかるけど、そうじゃない。
どう考えても、かなりの勇気と言うかふてぶてしさが無いとできない場所。

とりあえず裏から抜けられない様に簡易の柵を作った。
子どもなので心理的にやばいと思って、やめてくれたらよいのだけど。
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今回たまたま気が付いたのかもしれず、
もっと前から敷地内に入っていたのかもしれない。

もし、また見かけたら追いかけて声をかけてみようと思う。
子どもって何も考えす、そういう事をしがちだけど、
冒険は危険と隣り合わせでもある。

通学路以外の道で何か事故や事件に巻き込まれたら?
我が子が小学生の時も、通学路について注意していた。
学校に届けている通学路をきちんと歩いて登下校するようにと。
(何かあった時に探す場合や保険の問題もある)

友達と道草を食いながら帰る楽しみは仕方ないけれど。
怪我をして帰ってきたことも多かったし、心配は尽きなかった。
よそ様の子どもでも町内皆で見守ると言う意識があり、
我が子もご近所さんにお世話になった。

この小学生が、変なルートで帰っているのが引っかかる。
もうその場面に出くわしたくはないけれど。
自分なら、これが我が子だったら遠慮せず注意して貰えたら助かると思う。

子どもであっても、自分ちの敷地に黙って入られるのは気持ちの良いものではないから。