ちょっと離れたスーパーに久しぶりに行き、レジに並んでいた時のこと。
数台のセルフレジの横に2台の有人レジがある。
高齢の方は有人レジの方に並ぶ人が多い気がする。
セルフでは現金は使えなかったので、有人レジに並んだ。

お店は空いていて、レジには一人の高齢女性が精算中。
レジ打ちも終わり、支払いの段階になっていたので
自分の番はすぐだなと台に買い物かごを置いて待った。
すぐ終わると思いきや、そのお婆ちゃんはなかなかお金を出さない。

よく見ると、ふにゃっとした大きな布製の袋というかバッグの中をあせっている。
どうやら財布を探している様子。
ふにゃっとしているから、余計に探しにくそう。

レジの人は黙って待っているし、次の客は私しかいないので慌てる必要は無いのだけど、
焦っている様子。
こんな時、焦れば焦るほど見つからないもので、
空いているとは言え、せかされている気がするのだろう。

あまりに見つけられないので、もしかしたら財布を忘れてきた?
大丈夫ですかと声をかけたくなるくらい、気の毒になってきた。

隣のレジが空いていたので、自分はそちらに移動した。
私がいない方が焦らないだろうと思ったのも理由。

レジが終わり、振り返ると、お婆ちゃんは無事財布を見つけて支払いをするところだった。

手には折り畳み財布と小銭入れのガマ口を二つ持っていた。
財布からお札を出して、次にガマ口から小銭を出して、と面倒そう。
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切符を買う時や、ATMとかでも、混んでいると高齢の方は
形見の狭い思いをすることが多いだろう。誰でも明日は我が身だ。
私はすでに何度もそんな気持ちを味わっている。
被害妄想で、誰も何も思っていないのかもしれないけど、
「ちっ、とろいな」「これだから年寄りは」
と言われている気がして落ち込む。

いつのまにか、お店の設備が変わっていて、
気が付かずにもたついた時など特に思う。

お店の人が親切なら良いけれど、むすっとして対応されると特に萎縮してしまう。
慣れるまでの話なのだけど、レジにしてもお店によって機械が違うし
たまにしか行かない店だと、戸惑うのは仕方がない。
セルフレジで、お釣りを取り忘れそうになって、慌てることもある。
ぼーっとしていると、ミスをしてしまいそう。

これから高齢者社会になっていくのに(特に地方は)
人件費削減で何でも機械化されてしまうのも寂しい。
人の手をかけるサービスがいかに有難いことなのかを感じる。
心が温かくなる人の手を、どうにか維持していけないものだろうか。