実家へは新幹線ならあっという間に着く。
そう遠くはないのだけど、旅費とホテル代を考えると結構高くつく。
同じ費用を使うなら、あちこち旅行した方がましだと思えてくる。

私が過ごす空間も無くしている父なのだから、
歓迎する気が無いと思われても仕方がない。

弟は私だけに愚痴らず、父に直接言えばよいのにと思う。
歳のせいで気が付かないのかもしれないし、
息子が言うなら耳を貸す可能性もある。
いい年なのにいつまで父を怖がっているのだろうか。

次帰省した時に、自分で父に話し、寝る場所を作るつもりだったが
弟が嫌がって止めると思う。何も言うな、するな、ほっといてと。

今は、弟が泊めてくれると言っても、
そういつも泊まれる訳ではない。
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例えば他の親族が同時に泊まる時がある。
法事がある時などだ。
そんな時、私は実家にも弟宅にも泊まれない。
弟宅は大きい家だが、弟も片付けが苦手で、
来客を泊まらせる部屋は1つしかない。
他の人と同じ部屋に寝たくないし、気も使う。

結局、私だけがホテルに泊まる事になるか、帰省するのをやめる。
誰も引き止めないし、その方が良いと思っているのが伝わる。
実家にどうにかして強引に泊まったとしても、
結局、掃除しないと台所もお風呂も使えないし、
以前の状態の様に綺麗にするのはもう不可能に近い。
クタクタに疲れてうんざりすると思う。
弟に父の食事の様子を聞いてもさあ、と気にもしない。

父は自分の楽なやり方で生活しており、それを崩すと怒り出し、パニックになるだろう。
年齢t的にそうなるのは当然だ。
施設に入るか、介護サービスを受けた方がいい。
父の安全と生活の質を上げる為には。
本人も弟も拒否しているから、どうしようもないしお手上げ。
気にはなるけど、これでは実家に行く気がしなくなる。

何かあったら弟に任せるしかない。
私はしばらく遠慮しておこう。
父も娘の存在(私)を忘れているかもしれないし。
ちょっと前までの、話の通じる温厚な父の姿だけを、秘かに記憶に残しておこう。