診察を受けてから2日後の一昨日、
熱は下がったし、ノロの時よりも重湯など美味しそうに口に入れていて
点滴の効果は凄いなと思っていたが、
腸は全く機能しておらず、痛みも出てきた様子。
それよりも、頭の違和感の方が気になると言い出した。
最初はお腹は何ともなく、脳に何か異常があるのではないかと思う位、
激しい頭痛が続き、今は脳の違和感が残り目も力が入らずふらつくと言う。
3日位、食べていないのだし、高熱の後だから仕方がないとは思うが、
そう言われると心配になってくる。
どっちみち、入院を勧められるほどの重度な感染症なのだから
薬もきれるし、もう一度受診しようと言い、車で連れて行った。
本人も、不安な事は全て医師に質問すると言っていた。
この日は、私は車で待つには暑すぎて、院内の待合室で時間を潰すことにした。
前回は休日だけの臨時の医師で、今回は通常の担当医師の診察。
「前回のカルテを見てCRPの数値に驚かれ、入院した方がいいとまた言われた」
と子からラインが来た。
結局、入院するのか?そんなに状態は悪いのかと、
待合室で再び不安になる私。
まあ、でもその方が安心だし早く元気になるし、
私は即入院の準備も手伝えるなどと良い風に思うようにした。
「まだ決まった訳じゃないよ。今から血液検査をして、結果が出るまでの間、点滴をするって。
数値次第で、どうするか決まるみたい」
と次のラインが来た。
もし、数値が悪いままなら他の怖い病気が考えられ、
精密検査になり、場合によっては他の大きな専門病院にということもありえる。
どうか、数値が良くなっていますようにと祈る。

家で見ている感じからいくと、きっとよくなっているはず。
と思いつつも、でも、菌の特定もできていないし、
頭の違和感がと言っていたのも気になっていた。
前回よりも点滴の時間は短く、1時間ほどで終わった。
子が部屋から出てきてすぐに会計係からよばれ支払いをしていたので、
ああ入院しなくて済んだんだなとわかった。
検査結果の紙をみせてもらうと、
CRPはまだ5(正常値は0.3以下)で高いけれど、
前回に比べれば順調に下がっている。
白血球や他の細かい検査数値も正常値になっていた。
数字にはっきりと回復の度合いが表れており、不安が消えた。
医学の発達は凄いと改めて感動した。
頭痛、頭の違和感は、細菌感染症によくある症状と言われたらしい。
この病院に、こんなに的確かつ迅速に検査、処置してもらえたのは初めてだ。
あの日処置してくれた医師、スタッフの方々がとても良かったと子は言う。
以前の休日担当医の中には、不信感を持たされる人もいた。
それでも、24時間体制で、いつでもかけこめる病院が近所にあるのは有難い。
2度目の点滴も効果があり、食欲が出てきて青白かった顔色も赤みが出てきた。
翌朝には、頭の気持ち悪さやふらつきも無くなったと笑顔が出ていた。
子は、仕事にも復帰しなきゃ、これ以上休めないと言い、
昨夜自分のマンションに帰っていった。
すぐ近くだし、疲れたらいつでもうちに甘えてきていいんだよと言ったが、
どこかで、親に迷惑かけたくないと思っているのかも。
お世話になりました、と、申し訳なさそうに頭をさげていた。
何言ってんの、と笑った私だったが、親に対して自分もそうだったから子の気持ちもわかる。
色々お腹に優しい食材を渡したので、とりあえずの食事は大丈夫だろう。
いつもは自分の事ばかり考えてだらだらしているけれど、
こんな風に突然心配事が起きたり、頼まれ事があったりすると背筋がぴしっと伸びる感じがする。
まだ自分の事を必要とされるのは嬉しいものだ。
解決すればこその話だが、永遠に続く心配事だったら嬉しくはないし、
そんな事は起きてほしくないけれど。