弟が父の最近の写真を送ってきた。
弟自身も痩せてきて、横顔などは老けて見える。
親には長生きしてほしいが、我々子どもの方も元気でいなければいけない。
老けてきた弟と、高齢者独特の仙人の様な?見た目になってきた父 が並ぶと、
不安というか心配になってくる。

私が実家から離れた土地で自由に生活できるのも、
数年前まで両親共に元気だったからだ。
今は、弟がいてくれるのが大きい。
父も母より先か、ほぼ同時期に逝くかと覚悟していたが、
予想を超えて、もしかすると我々より長生きするかもしれないと
最近思うようになってきた。

父が100歳超えるほど元気だったら、さすがに施設のお世話にならないと無理だ。
その頃、もし私も弟も病気で動けなかったり、
事故や急病で先にあの世にいってしまったら
私の子が父の面倒を見ることになるのだろうか。

弟の一人娘は、いい歳の大人だが、
遠い都会で当然の様に親のすねかじりを続けており
永遠に自立する気は無さそう。

母にはさんざん世話になったはずだけど、
病気になろうが亡くなろうが全くの無関心だった。
父のことも知らん顔で頭にもないだろう。
弟がそんな風に育ててきたのだと思う。
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父がもっと早くに負の遺産を整理し、
子や孫に面倒をかけないという意識でいてくれたら
今からでもいいから私たちに任せてくれたら、心配はしなくてすむのだが。
弟も父の事を愚痴るけど、愚痴りながらも、私が協力しようとすると嫌がる傾向にある。

どこか弟も父の影響を受けて、私に関してのみ、男尊女卑がしみついている気がする。
同じ女性相手でも、妻、娘には甘く我儘放題させてあげているのに。
私に関しては、どこか家政婦扱い?差別意識を感じる瞬間がある。

子どもの時から感じていた私だけ差別されている感覚。
弟はそれが当たり前の環境で育ったからしみついているのかも。
本人には全く自覚は無いと思う。
父に似たくないと言っていたが、そういう所(私にとっては大事)が似ていて残念だ。
とは言え、弟にしかわからない負担やストレスも多いのは確かで、
長年、近くで親を見守ってくれることにはいつも感謝している。