弟から電話で話したい事があると再びラインがきた。
何だろうと少し不安になりながら電話すると
なんてことは無い、気晴らしにまたうちに1泊させてほしいとの事だった。
私も実家に泊まれなくなってから、弟宅にお世話になっているし、
夫がいない事もあり、いつでも歓迎している。

ただ、今回は、弟が来る時期と夫が帰宅するかもしれない時が重なっているのが気になった。
弟は夫の事は要注意人物だとはわかっている。
が、夫婦間の事をいちいち弟には話していない。
夫には今回色々抵抗しているが、無視して帰宅する可能性はある。
それを言うと弟は遠慮するだろう。
夫の事は言わずに、日をずらせないか聞いたが、仕事の都合でこの日しか行けないと言う。

夫がもし来なかったら?
いちいち夫の事を気にしていたら何もできない。
行くぞ行くぞと言いながら来ない、
行けない、行かないと言いながら抜き打ちチェック的に来る、
夫のいつものハラスメントに振り回されるなだ。
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仮に、弟と夫が鉢合わせしたとしよう。
夫は何も無かった様に、善人面した笑顔で
「やあ!久しぶりですね!ようこそ我が家へ。
おい、ちゃんと接待してやれよ」
と偉そうに私に指示し、自分を良く見せようとするだろう。
(内心はまともに稼いでいる弟への嫉妬があり、裏ではけなしている)

弟の手前、私が何も言えないと甘くみて調子に乗るはずだ。
自分がうわべばかり気にするから人も同じだと思うのだろう。

弟がいても関係なく、私は夫が来ても家に入れないつもりだ。
前もって、意思は伝えてあるのだから。
これ以上、私の意思と存在を無視するなと言うつもりだ。
ただ、弟に不快な場面を見せる事はしたくない。

今までの夫は、仕事と子育てで余裕のない私の抵抗に限界がある事に付け込んでいた。
先の事、人の気持ちを予想する能力の無い夫は、
離れているのを良い事に責任から逃げては、都合の良い時だけ利用しようとしていた。

今更そんな姑息な生き方が通用するわけがない。
今の妻には何も通用しない事に戸惑ったのか、
結局また現実逃避するしかなくなるのだろう。
いっそこのまま、逃げて貰った方がいい。
家族から完全に退場してほしい。

が、自分が損をすることは絶対にしない夫。
ほとぼりが冷めた頃に、また嘘でごまかせばどうにかなると思っている。
今がその{ほとぼりが冷めた頃}になっていたのだろうが、失敗したわけだ。
被害者にとって、ほとぼりが冷める時なんて絶対来ないのに。
                           続く