昨夜は、下の子から電話が来て、長電話になった。
普段、電話では無駄話をしないタイプなのに
昨夜は興奮気味でとにかく話を聞いてほしかった様だった。

主に、仕事の話だったが、職場関係に伝わってはいけない内容でもあり、
関係も接触も無い私相手に安心して話せたのだろう。

子ども自身は、頑張りが報われたと喜んでいたが、
私にすれば、誇らしくもありつつ心配は尽きなくて
これからも頑張ってとエールを送るのが精一杯。
(これが夫なら、上辺は応援するふりをして、実は自分の方が優れていた、
自分はこうだった、自分を見習えとすぐに自分の話に変え、話を奪い、子にも嫉妬ししらけさせる。)
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実は上の子と下の子は年が離れており、
下の子が定年になるまで私は見届けられないだろうし、
親でいる時間が短くて申し訳ないと思っていた。
でも、意外なことに、いつしか下の子と二人暮らしになり、
落ち着いてじっくり向き合う時間が沢山あった。

なので、下の子が家を出たとき、寂しさは一切なく、
達成感があったと思う。

自分は両親に孫が自立するまでを見せることができた。
下の子も、いずれ家庭を持ち、親に孫を見せたい日がくるだろう。
自分が年を重ねていく姿も見守ってほしいだろう。
いくつになっても、実家には元気で明るい親がいてほしいものだ。

下の子にそれをしてあげられないかもしれないなあと
父親はいないも同然だし〈いない方が良い位)、
母親しかいないわが子の為に、できるだけ元気で長生きしなくちゃなと思う。
昨日みたいな時、もし私が重病で入院していたり、
この世にいなかったら?と思ってしまう。

私でなくても、他に話し相手はいたかもしれないけど。
いつまでも子の心配をする親ばかだなとわかっている。

昨夜は私も久しぶりに話せて、気分転換ができた。
もう十分、親孝行をして貰っている。