最近、言葉の言い間違いを子ども達から指摘される事が増えてきた。
その度、え?私今そう言ってた?と聞き直す。自覚が無いのだ。
自分が若い頃、母や伯母達が孫の名前をいつも言い間違えて、
違う、また間違えてる!と 怒っていたのを思い出す。
あの時の母達と今の自分が重なる。
あれは、老化現象だったのか。
自分では、正しい言葉を言っているつもりなのに、
口からは違う音が出ている様な感じ。
人や物の名前が出て来なくなるのと並行して、
言い間違えが増えて来た。
家族の中での言い間違えなら、指摘してくれるからいいけれど、
他人の前で、しかも大事な話の時に間違えたらどうしようと不安になる。
自分は早口だし、頭に浮かんだ事を早く話さないと忘れそうで焦る。
ゆっくり落ち着いて、言葉を選びながら話す事が大事なのだと思う。
友人などと話が盛り上がって、夢中になり焦って話す時は要注意だ。

昨日も、郵便局で言い間違えて恥かしい思いをした。
窓口の人に「〇〇〇〇〇したいのですが」と言ったつもりで、
「〇〇〇▽▽したいのですが」と言ってしまった。
窓口の女性は、眉をしかめて困ったような表情になった。
その顔を見て、語尾を言い間違えていた事に気がつき、すぐ訂正した。
すると納得されて笑顔で対応された。
この言葉は、言い間違えても意味はほとんど同じだったので、
きっとこう言いたいのだろうなと予想ができる程度の間違いだった。
身内なら「え?〇〇〇〇〇?〇〇〇▽▽でしょ」と言い返されたと思うけど、
局員さんは黙って顔を曇らせていた。
私が自分の間違いに気が付いていなければ、変な人と思われたかも?
簡単な言葉の言い間違いを無意識にしていた自分が不安になり、落ち込んだ。