肉好きな下の子が、コストコで肉を買い込んでいる。
私はあまり肉は得意ではないけど、
いつもおすそ分けしてくれるので、美味しく頂いている。
やはり肉を食べると元気になる気がする。

こうやって私に気を使ってくれるのも独身のうちだなと思うと
いつまでも、子の存在に甘えていてはいけない。

お返しも兼ねて?下の子の誕生日に何をあげようかと迷った結果、香水にした。
以前、香水が欲しいけどよくわからないと言って
私の持っている香水を欲しがっていた。
普段使わず、長年放置していた物だったので
なら似た様な香りの香水を探しておくから待っててと言っていた。

プレゼント用に香水を買うなんて独身時代以来?
急に若かりし頃を思い出した。
バブル前後の今の日本とはかけ離れた昭和時代。
お金を使うことが楽しみで、良質な物、お洒落な物を贈りあった時代。
その感覚がふと風が吹いたように蘇った。
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ああ、こうやってプレゼントを色々吟味してデパートによく行っていたなと。
今の貧しさでは何も買えなくなり、節約三昧、質がどうのなんて選ぶ余裕は無い。
心まで貧しくなっているのだなあと悲しくなる。
そういう心が豊かで余裕のあった日本と私を知らない子ども達。

自分の給料で好きにお金を使えるようになったとはいえ、
今の世の中では、若い人達に夢は持てず可哀想でならない。

香水はとても喜んでくれた。まずはお試しにという事で。
本当は恋人からプレゼントされた方が良いのだろうが、
自分からさよならしたところらしい。
焦らず、じっくり相手を選ぶことにしたそうだ。
夫と私を見ているから、慎重になっているのかもしれない。
反面教師にしてくれたら、それが一番だ。
幸せになってほしい。