定期的に家の荷物を処分する様にしている。
自分の物ならさっさと捨てられるが、子ども達の物となると勝手に捨てられない。
とは言え、あるのは子ども時代の本やおもちゃ、学用品。
アルバムと絵本は大事に保管。
少しづつではあるが、その都度捨てる物が出て来る。
今回は、カラーボックスを2個空にした。
不要になった家具などは子ども達が持っていくので助かる。
でも、せっかく空いた空間に「押し入れが狭いからこれ置いといて」と
荷物を持ってくるので、結果は同じ。
子どもの物なら幾らでも置いてもらおう。
自分の実家を片付ける時の事を思うと気が重い。
弟は全く現実的に考えない。
売ってお金に変えることばかり。
便利な場所ではあるが、地方の狭い土地だし、おそらく家具やゴミ処分費、
家の解体費でトントンか赤字だろう。
家具や荷物を捨てるにも、全部目を通さなきゃいけない。
物凄いゴミが出るだろう。
想像しただけでも具合が悪くなりそうだ。
今でさえ、ちょっと本棚を整理するだけで頭がぼーっとしてくるのに。
父は屋根裏にも色んな物を捨てずに置いていると母が言っていた。
誰がそれを処分するのか。
弟は他人事。頭が固いところがある。
自分は子ども達にそんな負担をかけたくないと思う。
(一番は夫の存在だけど)

以前、1人暮らしの高齢女性のお宅を訪問したことがあった。
2階建ての古い一軒家。
2階にあがると、全てが全く何も無い空き室になっていた。
家具も不要な物はどんどん捨てておられる様だった。
使っていない食器のセットとか、箱のまま人にどんどんあげていると話していた。
自分にいつ何があっても良いように、子どもに迷惑かけない様に整理していると。
私もいつかはそうしたい。
父に真似してほしいものだ。
整理どころか溜めこもうとする。
自分がいなくなった後の片づけは子どもたち(私と弟)にやらせればいいと思っている。
今は家の中を触らせたがらないから困る。
せめて母の物の整理と、私が寝る場所作りには行きたい。
歳をとってから丸くなり、子に従う優しい人になっていくのか、
頑固で独りよがりになっているのかによって、変わってくる。
前者は母で、後者は父。
母もわかっていて、それを一番気にしていた。
父が先だと誰もが思っていたけど、逆だった。
母が残っていたら、私も弟も生活の仕方や気分が全然違っていた事だろう。
今になって母に聞きたい事が沢山でてきて、悲しくなる。