昨日は早朝から用事があったので、散歩は休み、
一日中外で過ごしていた。
普段室内で過ごす時間が多いので、久しぶりに長く外にいた。
それだけでも運動にはなったかと思いきや、
帰宅すると腰が痛くなった。

一晩寝たら治ってホッとしたところ。
本当にちょっとさぼるとすぐ身体が固まる感じがする。

マスク生活が長かったので、お化粧をしない日が多かった。
最近は、場所によってはマスクをしない事が増えて、
お化粧をする機会が増えた。
鏡をまじまじと見ると、皮膚の老化がはっきりとわかる。

これは当たり前の事でどうしようもない。
女優さんみたいに顔が売り物なら、エステに通い美容に常に気を使い、
美と若さを維持できるのかもしれないけど、
ただのおばさんの私は、そこまでする必要もお金も無い。

顔の骨量も減ってきて、輪郭が変ったり目もくぼんでくる。
ぽっちゃり唇も薄くなり、口角も下がる。
久しぶりにお化粧をすると、以前と違ってうまくいかない。
この何年かでぐっと顔が老けた。
歳をとると骨格が変り筋肉が衰え、姿勢も動きも変わり、
どう頑張っても歳は誤魔化せない。

がくんと老ける(老化を感じる)タイミングがあるらしい。
母はよく「誕生日になる度に、ああ年を取った、弱ってきたと感じる。」と愚痴っていた。

いつまでも若く見えて元気でいられるならそれが一番。
でも無理して「イタイ人」にだけはならない様にしたい。

家族の前や家の中なら、思い切りイタイ格好をしたり、自由にしてもいい。
外で、場違いな事に気が付かず、人に不快な思いをさせない様に気をつけたい。

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70歳前の女性で「若い頃は美人でモテモテ、お金もあって派手な生活をしていた自分」
を忘れられない人がいた。
その時の自分に戻りたいあまりに、当時と同じ聖子ちゃんカットをし、
自慢だった足をブログにアップし、人に過去の自慢話ばかりを聞かせる人もいる。
それが自然体で似合っていれば素敵だけど。逆にその人の魅力を半減させている気がする。
誰かが忠告しても、他の人は褒めてくれたと言い返す。
周囲の人は、我慢して何度も過去自慢を聞かされ続ける。

夫も同じタイプ。
若い頃はもてて優秀で成功していたかのように記憶を改竄して話す。
今の自分を誤魔化す為に。それを無理やり若い人に聞かせる。
何でも上から目線で、イタイを超えて馬鹿にされている。

自分も気を付けよう。
自分の過去に執着してそれを人に押し付ける迷惑な老人にならないように。

歳を意識し過ぎてもいけない。
わざわざ地味にする必要もないけれど
昔は似合っていたけど今は似合わなくなっている物もあると、
自分の変化に気が付く事が大事なのかも。
変化=老化ととらえずに、年輪を重ねた今の自分に似合うものを探す。

と、偉そうに言う自分はそれができるのか。
変化に気が付いた時のショックは大きい。
今、何か自慢できる実績や生きがいがあり、今も組織の重要な立場にいるとかなら
老化なんてどうでもよくなりそうだが、自分には家族以外は何も無い。

結婚を失敗した後悔とくすぶる長年の怒りで、
自分の老化が全てそのせいだったような気がしてならないのだ。
そうではないのに。
今の自分の姿は、これまでの生き方の結果、自己責任だとわかっているけれど、
どこかで、別の人生を歩んでいたらどうなったかなと思う時がある。