今朝は少し寝坊してしまい、
いつもより30分遅く朝の散歩に出た。
いつもの公園に行くと、ウォーキングしている人は少なくて歩きやすかったが、
グランドゴルフの練習をするお年寄りが沢山いた。
まだお昼は暑いから朝早くからやるんだなあ。
練習前に、7~80代?女性のグループが合唱をしていた。
仲間で運動をして一緒に歌ったり、楽しそうに見えた。
きっとこれが生活の張りになっているのだろうなと思った。
そしてそこまで健康でいる事が素晴らしい。
自分もあの年まで元気でいられるのだろうか。
高齢の女性を見るとどうしても母を思い出してしまう。
母は、ああいうグループ活動は苦手なタイプだった。
人間関係がわずらわしいと言っていた。
近所にデイサービスに通う人がいると、
自分はそんな所には行かない、年寄り扱いされたくないと言っていたし、
ずっと病気知らずだったので、健康に自信があった様だった。
が、重い病気になり気が弱くなってきた時、
デイサービスに通えるという事は、それだけまだ元気に生活できている事なのだと感じたのだろう。
「退院したら、デイサービスに行くのを楽しみにしている」と言い出した。
治る見込みが無く、このままもう帰れないかもと薄々感じ始めた頃だ。
その不安を振り切る為に、退院できる、まだ生きていけると信じたかったのだろう。
私は「そうだね、楽しいよきっと。」と明るく返事をしていた。
本当にそうなる事を祈っていた。
そんな事を思い出しながら、今日はいつもより少し長く歩いた。
今日の空は、白い雲が羽根を広げた鳥の様な形をしていた。