友人Aからラインがあり、もう1人の友人Bの様子を連絡してきた。
以前から何か変だと聞いていた友人だ。
甲状腺の手術後、薬の副作用なのか、様子が変になった気がするという。
最近は、トラブルも減りだいぶ落ち着いたらしいが、
人と会うのを避ける様になったのは変らない。
病気をしてから、思いこみが激しくなり、友人が訂正しても聞き入れなくなったそうだ。
友人Aの事も名前を間違えたり、誤解したまま接しているそう。
病気をしてやつれた姿を見られたくない気持ちはわかるし、
無理に人付き合いをする必要も無いと思う。
と友人ともBの心情を理解していたつもりだ。
友人Aが言うには、
「具合が悪いから会えないと私の誘いを断ったその日に、
他の人と遊んだと、わざわざ連絡してくるのよ。
気分が変りやすいのか、嘘をついたことを忘れて居るのか、
それも、自分より年上の人とは快く会うけど、年下の人には会いたがらない。
あなたの事を10歳年下と思い込んでいて、訂正しても聞いてくれない。
自分より若い人に会うと、惨めになるから会うのは嫌だと言うのよ。
私だって年下なのに、私は便利に使える人間と思われているみたい」
と愚痴っていた。

私を10歳年下と思い込んだのは、若く見えるという意味ではなく
何か妄想的な勘違いをしているみたいなのだ。
少し前に、子どもたちは就職したと伝えたのに
私の事を「まだお子さんに手がかかって大変でしょうね」と言っていたらしい。
彼女の脳の中で、私の記憶は10年前に戻って止まってしまったようなのだ。
もし、今彼女に会ったら、あなた誰?随分老けたわねと言われるかもしれない。
若年性認知症とは思いたくないけど、仕事も家事もこなしているし、
所々で記憶が抜けてしまうのだろうか。
友人Aは、Bとは近所で私よりも付き合いが長く親しいので、
何かと彼女のトラブルのフォローをする機会が多く、少し疲れている様子。
そんな頼れる友人Aが近所にいるなんて、友人Bは幸せだと思う。
なのに友人Bは、当たり前の様な態度で接しているのだろう。
「私はいつも便利に使われるだけ」と苦笑いするAを見るとそう感じてしまう。
以前はそんな人では無かったのに。
薬の副作用がきっかけだったにしても、頑固な思いこみや人格的な変化は
目に見えてわかりにくし、日常生活が過ごせていれば、本当の原因はわからない。
以前の友人Bでは無くなったみたいで寂しい。そして心配。
明日は我が身。自分もいつそうなるかわからない。
また3人で会って、前みたいに笑ってお喋りがしたい。