早朝の散歩が気持ち良すぎる。
今日は昼が忙しいから休もうと思っても、結局行ってしまう。
人や車が動き始める前に終わらせたいので、まだ暗いうちから家を出る。
30分歩くのがちょうど良い。
こんな程度の事は誰でもやっているし、
今更何言ってるのと言われるレベルの話でお恥ずかしい。
ジムに行ったり、スポーツに励んでいる人からすれば、
全然たいした事していないじゃんと思われる事だろう。
早朝歩くのがいいのだ。
まず、毎日空の色や風景が変化する。
東側の、陽が昇る前後の空色が刻々と変わっていく。
住宅の屋根だったり、公園の木々、学校の校舎の上に広がる色。
何て美しいのだろうと感動し、空の写真を撮りながら歩く。
ある日は雲の中に朝焼けが真っ赤に反射して不気味だったり、
薄いオレンジ色が上に行くにしたがって薄くグラデーションになっていくのも綺麗。
自然の作る作品に敵う者はないなあと感動する。
今まで、朝早い通学や通勤の時も同じ空を見ていたはずなのに
何故、気が付かなかったのだろう。
余裕が無かったり、急いでいたり気が重くかったりで
同じ映像が目に入ったとしても、自分の心のフィルターが邪魔をしていたのだろう。
それだけ、今やっと心に余裕が出来て来たということか。
ちょっぴり秘密めいた感じがする薄暗さもいい。
陽が昇りきりすっかり明るくなってしまうと、色が消えてただの日常が戻る。
魔法から目が覚めたみたいに。
シンデレラじゃないけど、魔法が覚める前に家に駆け込みたくなる。
これが誰かと一緒に毎日約束しての散歩ならそうはいかない。
1人で好きな所を自分のペースで歩くのがいい。

最近、読書も復活した。
頭痛がしたり、目が疲れて読めない時期があったけど、今は大丈夫。
海外ドラマや映画ばかり観ていたけど、これからはその合間に読書もしよう。
何だかんだと結局1人で時間を楽しんでばかり。
いつも誰かと一緒にいないと落ち着かないタイプではない。
(そういう友人関係は依存しがちになるので避ける)
子ども達が入れ替わり来たり、連絡してくるので満たされているのかも。
お酒が飲めたら、引っ越しが多く無かったら、気候が良かったら、
コロナが無かったら、趣味のサークルを長く続けて居たら、
などなど、引きこもりの言い訳を自分の中で考える。
ちょっと前に考えていた自分像と現実の自分の行動が違うので
何故だろうと戸惑う部分もある。
もっと活動的だったのに、今の1人好き、人嫌い状態は何なのだろう。
これが気楽でいいのだから気にしなくて良いのかな。
それとも、今までの反動?
大勢の人に接し、神経を使う仕事が多かったのと、
家の事で精一杯で、早く楽になって1人暮らしをしたいと思っていた。
やっと希望が叶ったから、こうなっているのだろうか。それとも脳の老化?
自分の事なのによくわからない。