先日の動画の話の続き。

同じ、山下あきこ医師の動画で、更に興味深い話を聞いた。
「1部の人達には、健康的な食生活をすればするほどLDLが上がる
”リーンマスハイパーレスポンダー”と呼ばれる人がいる。
(LDLが200以上、HDLが80以上、中性脂肪が70未満で、コレステロ―ルが両方共高く、中性脂肪が低い人。)
この人達の血管を調べても動脈硬化は見られなかった。
コレステロールは高いのに、痩せ型で他に異常は無く、健康で肌もつやつや、美しいのだ。
●BMIが低い。●中性脂肪÷HDLの値が低い
というこの類の人ほど、糖質制限をすればするほどLDLが高くなる。」
(デイブフェルドマン氏の論文によるとのこと。)

中性脂肪÷HDLが2以下なら、心配する必要は無いとの説も安心したが、
世の中には、食生活も気を付け、運動もしっかりしているのに
数値が高いまま下がらない、持病もなく健康なのに。薬は飲みたくないと悩む人は多いと思う。
この論文の通りのタイプなら心配いらず、逆にとても健康で長生きする人達なのかも。
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色んなタイプの人がいるので、全員が心配いらないとは言えない。
が、こういう体質の人は結構存在している気がするし、
数字だけで判定され、異常、要治療と言われ悩んだり、
飲まなくて良い薬を飲んでいる人も多いのかもしれない。

この動画のコメント欄を見ればそれがわかる。
自分もこのタイプかもしれない、安心したと書いている人が多い。

日本では、まだこの説が普及していない様で
心配いらないのに、すぐ薬を出そうとする医師が多いのではないか。
飲まないと、心筋梗塞や脳疾患になると言われたら怖くなる。
人にもよるけれど、検診の基準は厳しすぎてストレスを与えすぎる気がする。
薬が売れないと困るという業界の闇もあるのだろう。

とは言え、健康維持の為には、食生活と運動を意識するのは大事。

(このお話もあくまでも個人の考えですので、全ての方に推奨している訳ではありません)