高校生を育てているママさんから聞いた話。
子どもさんの友人が酷い虐めを受けているらしい。
子どもさんを含め、何人かのクラスメイトが見て見ぬふりはせずに、
被害にあっている子を守ってあげて、担任にも相談しているそうだ。

クラスメイト、担任からも加害の子にも注意したそうだが、
何を言われても平然とし、悪いのは被害を受けてる子だと
虐め行為をやめないそうだ。

教師は、加害者と被害者の二人で話し合いで解決させようとしたり、
注意したからもういいだろうと、最近では取り合わないとか。

そうやって守ろうとしてくれる友人がいるから、
被害者の子は、まだどうにか登校できているそうだ。
表情は元気そうにしているけど、そんな風にしていても不幸な結果になった事例がある。
まさか、そうはならない様にと心配している。
それほど執拗に暴言を吐かれたり陰湿な嫌がらせを受けているそう。

虐めと言うが、これは人格の歪みによるハラスメント依存症だろう。
加害者と被害者との誤解から来ただけだろうと、
話合いでお互いの誤解を解いて、仲直りだなんて、教師の軽率なやり方にはぞっとする。
どんな理由で虐めているのか聞くと「支配しようとしたが抵抗された」のがきっかけの様だ。

加害者側を医療、福祉の力を借りて、親も含めて根本からカウンセリングした方が良いと思う。
怪我をさせるなどの暴力があれば、傷害事件にすればよい。
この加害者の子は、教師の前でも「フン、何が悪いのよ」と開き直ったそうだ。
ここまで来ると、プロに任せるしかないのでは。

虐めは、学校だけで解決できるような浅い問題ではないと思う。
握手させて、はい仲直りだなんてそんなレベルで終わらせて
きちんと対処しましたと報告する学校も、結果的に加害に加担することになってしまう。

生きたい。頑張ろうと思う心の芯を、虐めは、ぽきっと折ってしまう。
折れてしまったら、生きるのが辛い、この世から消えたいとしか思えなくなる。
そこまでいったら、どんなに周囲が励ましても、寄り添っても耳に入らない。
自分の気持ちは誰にもわからない、と孤独しか感じないのではないか。
ai20246130000036image_TP_V

教師という職業は、社会的体験も人徳も無いうちに、
生徒に対して権力を持ったつもりになり、自分は偉くて強いと勘違いしがちな職業。
虐めに関しては、プロでは無いのに、自己流で解決しようとする危険がある。
学校は閉鎖的な世界であり、内輪でどうにか済ませようとしてしまう。

もっと国は子ども達に、学校を設備も雰囲気も快適にする事に頭もお金も使ってほしい。
設備も良くすれば、避難所として使える。
女子どもを甘やかすなと言う時代錯誤な頭の人がいる。

保護者の中にも、虐めに対して肯定的な人もいると聞いて驚いた。
「昔は皆耐えていた、そうやって皆強くなっていくんだ。メンタルの弱い子が悪い」
と言う人がいるそうだ。
こういう親は我が子が命を奪われないとわからないのかも。

戦争をしたがる国は、貴重な国の宝である若者の命を無くそうとしている。
何故もっと子ども、若者の命を大事にしないのか。
何故子育て、教育に関して力を入れないのだろう。

永遠に戦争や虐めや犯罪が世の中から無くならないのは、
人格の歪んだ人間が一定数必ず生まれて来て、権力を持つ傾向にあるという事か。
人類は永遠ではなく、いつか自分達で破滅するようにできているのかもしれない。