朝早く届いた上の子からのラインを見て驚いた。
上の子の幼馴染の弟さんが亡くなっていた。
小学校の時に我が家は引っ越してしまい、長く会えなくなっていたが、
昨年上の子は、旅行先でその友人に久し振りに会っていた。
昨夜、その友人から昨年弟さんが急逝されていた事を聞いたそうだ。
それも、上の子と会った翌日に亡くなっていた。
若い人が親より早くに天国にいくのは、悲しくて辛い。
若い人達の命を守るべき大人が、守るどころか苦しめている気がしてならない。
この幼馴染のご家庭は、父親の激しい暴力、DVに苦しんでいたと最近知ったばかり。
当時は、お母さんは快活で明るい人だったので、そんな事誰も知らなかった。
今の状況なんて、全く想像もできないほど。
3人兄弟の上2人は、高校を卒業したらすぐに家を出て、父親から逃亡した。
逃げられなかった末っ子の弟さんが一番の犠牲になったらしい。
お母さんは、長年のストレスのせいか、重い病気になったそうだ。
当時は、DVという言葉も無く、結婚とはそんなものだとか、
我慢が大事と言われ、家庭内の問題ですまされた時代。
別れてお母さんが子ども3人を育てるのは無理だったろうし、
完全な共依存だったのかもしれないし、どうしようもなかったのだろう。
弟さんが亡くなった理由は知らないが、
長年父親から受けたDVによる心の傷は深く残っていたはずだ。
幼馴染の子は、家を出てからしばらくの間は自分探しの旅をしたそうだ。
それで乗り越えたのだろうか、
今では立派な社会人で結婚もして充実した生活を送っているそうだ。
我が家は、このお宅の様に、わかりやすいDVではなく、
陰湿なモラハラ、経済的DV,ネグレクトに近いが、
やり方が巧妙なので、理解してもらいにくい。
今になって、夫が出て行ったのは、本当に良かったとつくづく思う。
(行動自体は身勝手で無責任であり、別の話)
最近、まさかのお別れが多すぎる。
弟さん、どうか天国で安らかに。ご冥福をお祈りします。