以前、体調を長く崩した時(夫が原因)
1カ月位、自然に囲まれた静かな別荘で1人ゆっくり過ごせたら
すぐに元気になりそうと思った。
現実から遠ざかり、山川、海など自然の中に身を置くことで心が癒され、
その結果身体も回復する気がした。
父が定期的に掃除に通う僻地の空き家を思い出していた。
自然に囲まれており、そこで過ごす事も考えた。
が、子ども達が一番大事な時期で、親は私しかいない、
頼れる人は近くに誰もいない。子ども達に心配させたくないし、
休職はしたけど、子どもの世話だけはどうにか頑張っていた。
最近また、別荘があればなあと思う時がある。
僻地の古い空き家に今も父は1カ月に数日掃除に通っている。
その空き家で生活はできそうではあるが、
かなりの古さ、井戸水、お風呂も壊れがち、トイレは水洗では無い。
不衛生な朽ちた家になっており、父は気にしていないが、
私達はあの家で過ごすのはもう無理だ。
道も暗く狭くなり、手入れされていない大木が倒れてきそうで危険。
癒される以前に物騒で怖い。
昼間、周囲を歩くと川のせせらぎ、鳥
田畑の緑、木々の臭い、蝶が人を怖がらずについてくる。
環境的には人間性を取り戻せそうな、命の洗濯ができそうな場所。
でも、夜は星が綺麗で蛍が飛んでいても、怖い。
なので、あの家は別荘にはできない。
お金があればなあと思う。
コロナ禍の時、海が目の前にあるホテルの高層階が激安になっていて
(コロナのせいでガラガラだった)
1泊した事があったが、部屋のベランダから見た海の眺めが最高で
こんな眺めの見えるマンションに住みたいと思った。
朝夕、海を眺めるだけで癒される。
旅行に行く必要は無い。そこにいれば。風景の色が様子が時間毎に変化する。
買わずに借りてもいい。
宝くじが当たったらそうしよう。なんて今でも夢見ている。
子ども達も利用するだろうし
お正月皆でそこで集まるのも楽しそうと、どんどん妄想が広がる。
母が元気で、実家を綺麗にしていた時なら、
いずれ、実家を別荘みたいに使えるかもと思っていた。
まさか、父が寝る場所も無くすほど家を荒らすとは想像していなかった。
それ以前に、人を家に入れたがらなくなるなんて。
夢を叶えるには、お金だけじゃなく健康も必要。
健康な今のうちにと思うけど、どうしようもない。
結婚したばかりの頃は、夫の方が夢物語を話していた。
まるですぐにでも実現するかのように。
自分の言いなりにしていればすぐに叶うよと大ホラふいていた。
私は簡単に騙せる相手と舐められていた訳だ。
本音はお前がお金を出して実現しろと言いたかったのだろう。
忖度して妻が自分の夢を叶える為に動くべきと。
それをしないでいたら、脱価値化して簡単に捨てる。
なので、当然私の夢には当然私と子供達だけしか存在しない。