久し振りに、市内にいる友人にラインした。

この友人は、県外に住む二人の娘さんの家庭それぞれに、
旅行がてらよく遊びに行っている。
若いのに、お孫さんが6人もいてびっくりだ。
写真を見せて貰ったが、友人が若いのでお婆ちゃんに見えない。
一緒に旅行したり楽しそう。

娘さんだから、行き来がしやすいのだろう。
息子だとお嫁さんに遠慮するだろうし。

我が家は皆近くにいるから、旅行がてら会いに行く楽しみは無いけど、
その代わり、普段が寂しくないし心強い。

来週、会う約束をした。
もう1人の友人も誘ったが、また断られた。(一応体調が悪いとの事で気を使ってくれた)
病気をしてから、対人恐怖症?みたいになっていると聞いた。
身体は元気になった様だが、まだ後遺症が残っているのだろうか。

ごく親しい人以外、会わないようになったそうだ。
彼女が言うには「人がとても元気で若々しく、幸せに見えて辛いから」だそう。

私は全然そうじゃないけど、そっとしておくしかない。
彼女が少しでも心も元気になる様、祈るだけ。
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私は、自分と同じ体験をしたり、信じてくれる人には私的な話をするが、
なかなか話せる人はいないし、自分から話そうとも思わない。
暗い顔をするのも嫌なので、人に会う時は、あまり愚痴も言わず明るく振る舞う。
なるべくいつも笑顔でいるのは、子どもの為でもある。
それを見て「何の苦労もしていない、夫に甘えて楽に生きている人」と誤解される事が多い。

以前、病気をした友人に夫の事を聞かれたので、
正直に実態を話そうとしたら、途中で「でも、結局は旦那さんに甘えているんでしょう」
「本当にそうなら、こんな楽しそうしていないはず」と話を遮られた。
そうじゃないと言おうとしたが、ただの甘えだと決めつけられて耳をかさないので
話すのをやめた。聞かれたから答えただけで、無理に理解してもらおうとは思わない。

昨日連絡をとった友人は、私よりも壮絶な体験をしているので、
黙っていても察してくれる人。
むしろ病気になった友人の方が優しいご主人もおられ、息子さん家族も近くにいて
恵まれた環境で羨ましい位だけど。彼女なりの苦しさがあるのだろう。

「自分だけが病気のせいで老けてしまった。
他の人は元気で旦那さんに甘えて贅沢して幸せそう。
ますます自分が惨めになるから幸せそうな人には会いたくない」
と言う心理が強くなった様だ。私に関しては全然違うのに。
他の人にも同じ思いこみで避けているそうだ。

教えてくれた友人とは家が近いそうで、身内同然の付き合いなので
彼女だけにはべったりなのだそう。

今思えば、夫と同居していた頃、別居を押しつけられたばかりの頃の自分は
彼女と似た様な心の状態だった気がする。

人を拒否する事は無かったが、自分以外の人は皆幸せに見えた。
夫の洗脳下にあり、世の中を僻む様な嫌な人間になっていたと思う、
考えれば恐ろしい。夫のどす黒い部分が私に伝染していた。
だから精神衛生上、嫌な人間とは接触しない方が良いとつくづく思う。

心を平和に人を妬まず、自分らしく生きていければいい。
来週、友人と会うのが楽しみだ。
積る話がありすぎて、何から話せばよいかわからない。