私は全くお酒が飲めない体質。
若い頃は、飲み会が多くどうにか飲めるようになろうと頑張っていた。
(当時の慣れれば強くなる説を信じていた。)
幾ら頑張っても慣れるはずもなく、すぐに中毒症状が出て、全身真っ赤な蕁麻疹、
気分が悪くなってダウンの繰り返し。
たま~に体調が良い時、水分を一緒に取りながら飲むと
まあまあ、ほろ酔い気分を味わえた位。
やがてそう言う体質なのだと諦めた。
出産後、近くに誰も頼れる人がいない状況でのワンオペ生活。
子どもが夜に熱を出したりと、いつ車で病院に走る事になるかわからない。
お酒は口にしないと決めてから、かなりの年月が経った。
飲めないとわかっているのに、飲みたくなる日もあった。
お酒の好きなママ友が、夜御主人に家を任せて、
飲み仲間と定期的に飲みにいっているのが羨ましかった。
今は、ノンアルコール飲料のお陰で、気分だけは味わえるので助かる。
若い頃、世の中が景気が良くて元気だった頃、
職場の仲間と頻繁に居酒屋に寄り道して遊んでいた。
職場は港区だったので、新橋や五反田、高輪、銀座などを良くうろついていた。
今思えば信じられない。夢のよう。
旅行もあちこち行ったし、あの頃の経験があるから、
楽しい事は若い頃にやったと思えるし、やり残した感も無い。

当時一番仲良しだった先輩は、お酒好きでいつも飲みに誘ってくれた。
「あなたがお酒が強ければ良かったのに」と残念そうに言われていた。
が、いつも酔い潰れてぼろぼろになる先輩を、
タクシーに乗せてアパートに連れ帰る私が、
飲めないからこそ安心して飲める相手だったから誘っていたのだろう。
自分が飲める体質だったらなあと妄想する時がある。
いきつけのバーかスナックに、1人でちょっと飲みにいく日常に憧れた。
家でもお酒が飲めたら、どんなにか気持ちが救われたかなと思う。
人生がもう少し楽しめたのではないかと思う。
ただ、私の場合、ひょっとすれば依存症になっていた可能性がある。
お金もお酒に使ってしまったり、身体も壊していたかもしれない。
そう思うとプラスマイナス0かな。
お酒は飲めないけど、酒場の雰囲気は好きだ。
からんでくる酔っぱらいは大嫌いだけど。
以前、パート先の忘年会で、お酒は飲んでいないのに
場を盛り上げようとハイになって喋っていたら
「酔っ払っているの?」と言われた。
私はお酒無しでも酔えるタイプみたいだ(笑)