昨日子どもと話していて、心が熱くなる事があった。

上の子が小学4年まで住んでいた土地の同級生とSNSで繋がり、
先日、旅行先で久し振りに会えたそうだ。
小学生以来だったのに、お互いによく覚えていて
当時の友達の近況やら、お互いの仕事の話やらで盛り上がったそう。

転校してそれっきりだったのに、有り難い事だ。

最初の挨拶が「本当にあの頃の自分は救われた。感謝しています。」
とお友達からいきなりお礼を言われたらしい。
「おばさんにもお礼を言いたい。お元気ですか?」
と私の事もよく覚えてくれていた。

子は何の事やら、ただ、放課後一緒に家で遊んだ記憶しかなくて、
助けたという行動が思い当たらず、きょとん。
「お母さんから聞いてなかった?何度も守って貰ったこと。」
「何も知らなかった。子どもだったし、母は何も言わずにいたのかも」
みたいなやり取りをしたという。
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「お母さん、そうだったの?黙ってかくまってあげたの?」
と聞かれたが、老化現象か、あちこち引っ越しを繰り返したからか、記憶が無い。
思い出そうとしても、そう言えばそうだったかな?位しか思い出せない。

「実は、当時父親に虐待されていて、殴られそうになると
あなたの家に逃げてた。いつもおばさんが快く中に入れてくれて
落ち着くまでかくまってくれてた。
家に帰っても、宿題をしていないとまた殴られて、夜中にあなたの家に
相談に何度も言ってた。いつも守ってもらった。
本当に、引越して行った時、悲しかった。
あの頃の事は絶対忘れない。おばさんにお礼を言いたい。」
と言われたそうだ。

え?人間違いでは?そんな事したっけ?
と私もキョトンだが、当時の記憶を必死で呼び起こしてみた。