今年のお正月に頂いた年賀状を見ていたら、
遠方の友人からの賀状に「姪っ子が宝塚歌劇団でデビューしました」
と書いてあった。 

宝塚の今の状況は誰も想像していなかった。
宝塚に入ったというだけでも凄い事だし、
厳しいだろうことは誰でも想像できたが、
ここまで酷いとは思ってもいなかった。
問題が明らかになって、友人も親族の方も心配された事だろう。

年賀状に子どもさんの結婚式の写真を載せている人もいる。
夫婦仲良く並んでいる写真や旅行先で１人映った写真もある。

夫がまともな人だったら、今頃夫婦で旅行に行ったりしていたのかなと思う。
そういう関係になれる相手をきちんと見極めれば良かったのだ。
とは言え、あの演技力では若い頃の自分には見抜くのは無理だ。
毒親育ちは無意識にそういう人を選んでしまう気がする。

夫はもう家族とは言えない。他人と同じ、いや他人より遠い関係だ。
誰もそんな事情を知らないし、言う必要も無いと思っている。


年賀状のやりとりをやめる人が増えてきている。
自分もだんだん面倒になってきて、
もうやめようかなと思ったりする。

でも、遠方でなかなか会えない人とは、
お互いの生存確認ができるという点でも、
やめる訳にはいかないと思い留まる。

昨年あたりから、自分は何をしても考え方が年寄りじみて来たと思う。
１人暮らしになったせいかもしれない。
子育ての卒業、老後の始まりみたいなものだから。

せっかく自由になったんだし、もっと気楽に楽しまなくては。
老け込むのはまだ早いぞと自分に言い聞かす。