昨日は、ぐったり疲れて爆睡した。
爆睡した後は気分が良い。
同じ1日でもただ普通に過ごすのと、環境を変えるのとでは
時間の早さが違うといつも思う。
実家に着いた時は、父が眼科からまだ帰宅しておらず、
合鍵で家に入って待っていた。
付き添いの弟に連絡し、父にも伝えて貰った。
帰宅した父は、笑顔でご機嫌。
弟は「留守中に勝手に入ったのか」と父が怒るのではとビクビクしていたらしい。
これまでも自由に入っていたし、父と何度か二人で生活した事もあったし、
娘が家に入って怒るわけもなく、それより父にも娘の顔を見れる喜びという親心が
少しはあると私は信じて居た。
老化で思いがけなく怒り出すことがあったので、
弟が心配するのは当然のことだとは思う。

父の好きなお菓子をいつもの様に持って行った。
「これはこれは、有難う」と頭を下げた父。
早速に口にして、これは美味しいね!と笑顔になった。
帰省した時はいつもこういう感じ。
私のお土産をいつも目の前で、美味しそうに、まるで子どものように
パクパクと食べる。
そして気を使って「うちにはお菓子が無くて」と
私を接待できずに申し訳ないと言う。
娘なのにお客様扱い。
私も1人暮らしになって何となくわかった。
父は何も接待してやれないと気を使って疲れるのだ。
母のいない1人暮らしになり、
自分のペースが出来て、誰かが家にいると疲れるのだろう。
長く居座ると、疲れがたまってイライラしてきて爆発するのだ。
前頭葉の萎縮で、感情をコントロールできない。
毎年のお正月に1泊するのは大丈夫みたいだけど、2泊以上は無理だと思う。
それ以上は、弟宅か、ホテルに泊まることにしている。
父が病気で寝込んでしまえば、何日いても大丈夫だろうが、
1人で頑張って生活したいと父が希望する間は、
短時間で帰る方が良いと思う。
母と一番仲良くして下さっていたご近所の方が、施設に入られていた。
父も聞いておらず、いつのまにかいなくなられ心配していた。
「あの人はもう家に帰って来ない。話し相手がいなくなり寂しいよ」
と父が言う。
ご近所は高齢化が進み、空き家が並ぶ。
母のことは、いなくなってどうだと、一切何も父は言わない。
強がっているのかも。
近くに住む弟の存在は大きい。