弟がうちに泊まった時、
部屋にかけていた時計のコチコチ音が気になったらしい。
安物の小さいものだから、ひょいとはずして
隣の部屋に置いてくれても良かったのだが、我慢させてしまった。
最初は気になったけど、よく眠れたよと気を使っていた。 

気になってなかなか寝付けなかったのかな、
疲れていたはずなのに、言ってくれればはずしたのになと
申し訳ない気持ち。

朝ご飯を食べた後、弟は1時間位うたた寝をしていたから、
眠れていなかったのかもしれない。

あのうたた寝ですっきりしてくれたなら良いのだが。
帰る時に話題にしたので、今更もう遅いけど、
今後の事も考えて時計は外した。
人を泊める部屋には音のしないものを置くことにしよう。

私は逆で、音がしている方が眠れる。
テレビをつけて、オフタイマー30分で賑やかな音を聴きながら横になると
あっという間に眠っている。
時計のコチコチ音も、あった方が安心する。
無音は聴力を失ったようで怖いし、寂しい。

子ども達も音は気にならないと言うので、
何も考えずにコチコチ時計を寝る部屋に使っていた。

若い人でも音が気になって眠れない人がいるし、
両親も我が家に泊まるたびに、うるさいから外してと言っていた。

そういう人がいることをすっかり忘れていた。
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自分が音があった方が安心して眠れる理由を分析してみた。
子ども達が小さい時、夫もおらず、家も狭くて、母子で川の字に寝ていた。
寝かしつけた後、自分も隣ですぐに眠りについていたが、
子ども達の寝息がとても耳に心地よく、子守歌のような効果があった。

成長し、別の部屋で寝る様になり、
寝息の代わりに時計の音が子守歌になった。
今ではテレビという、もっと大きな音を
子守歌にしている訳だ。

なかなか寝付けない日もたまにはある。
そんな時は、スマホで好きなジャーナリストのYouTubeをつけたままにする。
その人の声がとても癒される声で、聴きながら眠ってしまう。
癒しの音楽をかける時もある。
いつしか眠っているから効果はあるみたいだ。
好きな音楽は聴き入ってしまうから効果は薄い気がする。

不眠症になった時期もあった。
辛かったけど、今なら眠れない時は起きて動いている。
布団の中で悶々とするのは、良くないらしい。
条件反射で、布団=眠れない場所 と学習してしまうからだと。

眠れなければ、起きて眠くなるまで待つ。
昼は、外で太陽を浴びて、動いて身体を疲れさせると眠れるようになる。
寝ていない日の翌日は絶対眠れるから大丈夫と自分に言い聞かしている。

昨夜はすぐ近くで猫が喧嘩して、ギャーツと叫んでいた。
びっくりして目が覚めた。
深夜だったと思うが、いつのまにかすぐに眠っていた。
早朝目が覚め、睡眠時間は短かったけど、
頭はすっきりしていたから気にしない。
まずは睡眠が一番なので、7時間は眠りたいものだ。