久し振りに、子どもの成長記録DVDを観てみた。
自分の育児記録でもある。
かなり前に、ソニーのビデオカメラ(懐かしい)で写したテープから
ビデオテープに録画して、
更にそれを編集したものをDVDにやいたものだ。
子どもそれぞれにダビングして渡してある。
かなり前の作業で、自分が編集したのに
詳しい事をあまり覚えていない。
画質も悪く、場面の切り替えも雑で、目が疲れた。
今ならパソコンで編集して綺麗にできるのに。
データがテープなので、それが精一杯の作業。
沢山のビデオテープの中から選んでまとめたので、
雑にならざるを得なかったのだろう。
子ども達はそれでも喜んでくれたので、まいいか。
生まれてから大人になるまでの自分の映像をみるのは
どんな感じなのだろう。
自分の子ども時代は、当然写真しか残っていない。
動画があるのは、20代の頃の出産、子育て中の頃からだ。
DVDを観ると。ガリガリに痩せていて今とは別人だ。
ふっくらした(デブとは言わない)今の方が健康的かも。
救われるのは、いつも私と子どもが笑っている映像ばかりなこと。
そして、自分のしてきた事なのに、
よくあんな小さな子ども達を無事に育てたなあと、ひやひや?した。
今歳をとり、体力も気力も衰えたから当然だけど、
生まれ変わっても、もう、絶対無理、できないと思う。

動画で振り返り感じるのは、
やっぱり、出産、子育ては大変ということ。
誰か協力者がいるだけで、母親の負担は全然違う。
子どもを無事に育て上げるのは、当たり前の様に思われているが、
実は奇跡なのだと思う。
色んな事故、病気で命を落とす子ども達は多いけれど、
幼い子どもの周りには危険がいっぱいだ。
自分を含めて、今まで生きて来れたのは
運が良かったのだと思う。
自分の幸運に感謝しないといけない。
余裕の無い不安な中で、子ども達の存在に救われて
親として未熟で無知だった自分を反省することばかりだ。
もっと抱っこしたら良かったとか、
もっと母乳を飲ませていたらとか、
あんなに叱らなきゃよかったとか後悔ばかり。
子ども達に心の中でいつも謝っている。
考えれば、経験の無い事をいきなりやるのだから、
失敗するし、うまくできなくて当然な話だ。
初めての出産なんて、恐怖でしかなかった。
産んだら自動的に子育ての能力が出て来る訳じゃない。
母親になったのだからちゃんとしなさい、と完璧を期待される。
父親でさえも、妻に責任を押し付ける人もいる。
母性本能も責任感も持っているのだ。
でも、それと経験値や能力、知識のあるなしは関係ない。
出産で疲労困憊したまま、追い詰められて鬱になってしまう。
私も、何故か悲しくて涙が出てきた時もあった。
ギリギリだったと思う。
だから、男性の育児休暇、家事育児分担は必要なんだ。
子どもの命、母親の心身の安全の為に。
重荷、疲労を分け合うべきだ。
こういう事も、今だからこそ言える。
若い頃は、そんな事を言える時代でも環境でも無かった。
二度と生まれかわりたくはないけど、
もしまた平和な日本に生れて来たら、
結婚しないか、しても違う生き方をしたい。
とは言っても、今の記憶が消えているから無理か、
また同じことの繰り返しになるかも?