連休でもあり、最高のお出かけ日和。
私は散歩するだけで終わりそう。
車はまた子どもに貸したので、家で過ごす。
それでいい。若い人が優先よ。いっぱい楽しんでほしい。

今なら旅行にいけたのに、と思いながら、
会いに行きたい友人も、お孫さんが生まれて、
お手伝いに忙しそうで、今は迷惑かもしれない。

もう1人の友人も偶然にもお孫さんが生まれて
手伝いに追われていると聞いた。
2人共、一人っ子の娘さんの初めての出産。

出産した後が女性は大変。自分は後回し、疲労と悩み事の連続。
お母さんが近くにいて支えてくれるなら
娘さんもどんなにか心強い事だろう。

自分の産後は孤独で心の中でいつも泣いていた気がする。
そこに夫は付けこんだ。
母は私の産後の肥立ちが悪いのに、
世間体が悪いからと、具合の悪い私を無理やり夫の元へ返した。

それが原因で、次の子の出産まで不調が続き、
お腹の痛みで気を失う事もあった。
近くの産婦人科に行くと、産後にまだ回復しないまま
無理をしたのが原因と言われた。
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次の子の出産前後も、母は私の身体を大事にしてはくれなかった。
産後の母親を労わらないと、産後鬱になったり、
一生持病を抱えて生きる事にもなる。
その被害を一番被るのは生まれて来た子どもなのだ。

これが弟嫁の世話だったら、まるで別人の母だったろう。
お客様、お姫様扱いで、奴隷の様に尽くしたはずだ。
実際、ずっとそうだった。
良い義母と思われたいだけの世間体。

とは言え、他の事では色々と助けてくれたので感謝はしている。
親の責任は果たそうと努力してくれた。
実家が無かったら、もっと大変だったはず。
今私達が無事に生きているのも、実家で出産できたおかげと思っている。

母は、かなり後になってから、あの時は何故あんな無理をさせたのだろうと
笑いながら呟いていた。

出産は病気では無いとか、産後休むのはただの甘えとか、
母親なのだからしっかりしろとか、言う人はいる。
夫と姑は「風邪をひいたわけじゃないんでしょ」
と、産後の不調は病気じゃないと言っていた。
男尊女卑を無くすには、女性が息子に女性差別を植え付けない事が大事と思う。

あの頃、よくぞ産後鬱にならなかったなと思う。
一歩手前までいっていたかもしれない。
鬱になったら、それこそ誰も助けない、私の甘えで済まされ、
無知な身内に追い込まれた私はどうなっていたかわからない。

子どもを守るのは自分しかいないと我が子が支えになっていたと思う。

産後の(他にもあるけど)女性の不安定さ、しんどさは、
もっと世の中に理解されるべきだ。
勿論、男性に対しての無意識な差別意識にも気が付く事も大事だと思う。