たまに、朝早くに目が覚めた時、玄関周りの掃除をする。
箒が小さいので、腰をかがめてゴミを拾いながら移動する。

たったそれだけで、腰が痛くなる。
朝起きてまだ身体がほぐれないうちに動いたから?
情けない。

1週間前に、ちょっとしたDIYをした。
少し重い物を持ったり、右手を動かしたり、
腰をかがめて作業したりで、20分ほどの作業だった。

その時のコリが今頃出て来る。
肩、首。腰、目の奥まで嫌な疲れ。

たいした事していないのに、
これでは何もできない。

今のところは、湿布を貼って、一晩寝ればかなり軽くはなるから
良いけれど、ちょっと前までさっと動いて、
ぱぱっとやって、良いストレッチになったなと
思える体力はどこへいったのか。

これまでの運動不足がたたったのだな。
今は、毎日室内運動をやっているけど、
子どもと部活の練習を兼ねて、一緒にスポーツをしていたのが嘘みたいだ。

子ども会のスポーツ行事に参加した時、
身体が軽くて、楽しくて、まだいけるな、と思った。
あのまま、何かスポーツを続けていれば
今なんて、軽快に走り回っていただろう。
スポーツをやっている同年代や年上の方からみれば、
何弱音吐いてるのと笑われそうだ。
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父は、職場のスポーツサークルにずっと参加し、
個人的にもバレーボール、テニス、バドミントンなどやり続けていた。
定年退職したら、マラソンを始めた。

今は、もう高齢で辞めているが、
おそらく長く身体を鍛えて来たから身体が強いのだろう。
煙草、お酒もやらず、外食を嫌うところも良かったのだろう。
一時期、体力が弱った時期はあったが、
母がいなくなったら、急に元気になった。
でも、性格が頑固になってしまった。

父よりも私の方が先に寝込むような気がして来る。
父は自分と子供を同じに考えている。
子どもも元気で長生きして、病気もせず
墓や実家の管理をし続けてくれると思っている。
どんどん荷物やゴミを増やしていき、
後に残った人間の負担、迷惑は頭にない。

母がいつも言っていた。
「私の方が残ったら、すぐに負の遺産を処分して、子や孫に迷惑をかけないように
する、お父さんにそれを言っても、怒りだして全く後のことを考えていない。」

父は弟が後を引き継ぐと信じて居る。
弟が、それは現実的に無理だと説得すれば良いのだが、
父の前では良い息子を演じている。
父が残す物はあまりにも膨大な量で、
このままでは、弟も私も処分する体力も気力も無くなってしまう。

結局、我が子達に負の遺産を残す羽目になってしまう。
経済的な負担まで考えると腹がたってくる。

最近、自分の痛みの感じ方が変わっている。
ちょっとした痛みにも敏感になってきた。
痛みがあると不安感が出て、悔しくて悲しくなる。
すっかり弱虫になってしまった。