何となく思う事。
ここ数年の自分の生活がこうだったら良かったのになと。
それは…
”母が元気なうちに、夫を看取るか縁を切る。
その後、定期的に実家に帰り親の世話をする。
母と一緒に父を介護し看取る。
定期的に、母を呼び寄せるか、帰省して世話をする。
住みやすい実家に変えていく。”
現実は、何一つ違っていて、夫じゃなくて弟妻が先に逝ってしまうし、
父が残り、実家を住みやすくどころか、
泊まる事も出来そうにない状況に変えてしまった。
何もできないまま、どんどん歳をとっていく私。
もし、夫から今の家を追い出されたら、
何も無い私には逃げ場は実家しかない。
母は、亡くなる数年前には「離婚して実家に帰ればいい」と言っていた。
若い時は、正反対の冷たい言葉を言っていたのに。
「世間体が悪いから、離婚しないで。
できれば遠くに住んで。離婚しても帰らないで。
あなたを助ける気はないからあてにしないで」
と言われた。そこにも夫は付け込んでいたと思う。
年を取り、自分の健康状態が気になってきて、
あてにしていた長男夫婦が冷たいと感じたら、
急に私をあてにするような事を言い始めたのだ。
やっぱり、娘の方がいいと口にしていた。
気を遣わず好きに利用できると言うだけの、
差別意識にも感じて私は反発していた。
近くに住んでいたら、何でわたしだけこき使われるの、
と不満に感じた事だろう。
母は(何もしない)弟夫婦がよく世話をしてくれると嘘をつき、
私の話題はしなかったと思う。
そんな事を思い出すと、離れていたからこそ、
もっと世話をしたかったと思えるのだろう。
思い通りにならなかった事がむしろ良かったのかもしれない。
親とも夫とも離れた方が、自分の心を守るには良かったということ。
ただし、親の考え方は、時代が原因だと思うし、
夫とは違い、きちんと責任をもって子どもを育ててくれて感謝している。
ただ私を支配しようとする点が似ていた。
親が弱った時、お世話をしたいと自分の意志で思う。
夫の世話なんか絶対したくない。