とある(日本の)ミュージシャンのライヴのチケット、一緒にとろうか?
と子どもから聞かれた。
子ども達が良くカラオケで歌い、CDも聴いていたので
私まで好きになったアーティスト。
年齢は私の方が近いし、ビートルズの影響を受けていて
作品に親しみを感じるし、アーテストの人柄も好きになった。

ポールはツアーを再開したが、来日はわからない。
高齢だし、もしかしてもうドームで会う事はできないのかと思うと
青春が終わってしまう気がして悲しくなってきた時だった。

ちょっと前までは、日本人アーティストのライヴには出かけて行ってた。
コロナ禍になってから、全くそういう楽しみも消え、
行きたいという気力まで失せてきていた。
チューリップのラストライヴはチケットが取れなかったし。

そこへ、お誘い。
チケット取れそうなら行きたい、と思ったのだが、
何と運悪く11月。
また用事と重なりそう。

先日も書いた通り、色々予定が重なっている。
避けられないのは父の世話。
今回は目の手術後の世話だけど、それが無くても高齢者なので油断はできない。
頑固に一人で暮らしているが、まともに食べていないだろうし、
目がよく見えていない様で、家は掃除もできていない。
私が実家に泊まりたくても、寝る場所も無いほど荒れている。

介護サービスを利用すれば安心と思い、
以前、説得して認定をうけるところまでいったのに
弟が勝手に断ってしまった。

父の事を常に意識しながら、旅行にも行く事になる。
いつ何があってもすぐ帰省できるように。
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以前、職場の同僚が、社員旅行中に急にバスから降りて
帰宅したことがあった。
何があったかは内緒にされていたが、
ご主人が危篤になったという連絡が入り、亡くなっていた事を後から知らされた。

この時、もう意識も無くいつどうなるかわからないと医師から言われていたのに、
彼女は何故旅行に参加したのだろうと、
こうなる事は予測された事で、迷惑をかけるかもとは
思わなかったのだろうか、と心の中で思う人もいたと思う。

もう危ない、と言われてもピンとこないし、
そんな馬鹿な、まだ大丈夫よと思ってしまうのかもしれない。
私も母の時、そうだった。
だから、いつもの通りに何も無いつもりで明るくふるまう。
彼女もそうだったのかも。

父の事も気にせず、旅行すれば良いのかもしれないが、
先日も書いたように、コロナ、インフルが蔓延し、
マスクをしない人が増えているので今はやめておきたい。
父よりも自分が先に寝込んでしまったらとんでもないこと。

今も夫はSNSで、コロナもワクチンも陰謀だ、
マスクは不要とわめいている。
だから旅行も宴会も遊び回っていた。
(今は細かい様子がわからないが同じだろう)
なのに、何故ピンピンしているのか。
真面目に気をつけている自分が馬鹿みたいじゃないか。

でも、自分を信じて、自分の考えに従っていく。